A:事実関係「吉田はビジネス、伊調はエコノミー 栄氏の「パワハラ」はあったのか?」
AERA03/06
レスリング女子で五輪4連覇中の伊調馨(33)が日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワハラ行為を受けていたとの「告発状」が内閣府の公益認定等委員会に提出され、大騒動になっている。両者の言い分が真っ向から食い違うのだ。
「告発状」によれば、パワハラは2008年の北京五輪の後、高校時代から拠点としていた中京女子大(現至学館大、愛知県)を離れ、東京に転居したころから始まった。
伊調は全日本男子コーチ(当時)の田南部力(たなべ・ちから)氏の元で男子選手と練習するようになるが、これを至学館大の監督でもある栄氏が快く思わず、田南部氏に伊調への指導をやめるよう迫る、伊調の男子合宿への参加を禁止する、など圧力をかけてきたという。
12年のロンドン五輪前に、栄氏は選手強化
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孫崎さんご自身も現役官僚時代、パワハラとは呼称されずとも同様の仕打ちに何度か遭っておられたでしょう。イラク開戦に反対し天木直人氏が外務省を追われたのもパワハラ以外の何物でもない。
今日日は大手企業etc.でパワハラ、セクハラ防止教育を度々行うなど、一見コンプライアンス強化に熱心に取組んでいるかの如くだ。しかし、それらは体裁を整えているだけで実態は昔から殆ど変わっていないと思う。だから今回の記事のようなニュースが出てくる。要するに公平、公正な社会から程遠いまま。日本がフェアな世の中だったらアベが首相で居られるワケがない。もちろん、根っ子は戦後70年余り経っても今だ日本が米国のパワハラに甘んじていることにある。
本件、話が話しだけに新聞記事を横目でちらっと見ただけで過ごして来ましたが、孫崎先生のレポートに接して次のように感じています。
本事件は日本のかび臭い情念の世界を象徴的に表現している。理性も法も仁義もへった蔵も無い。日本レスリング協会、これって世にはばかる自民党系の利権団体でしょう。そこに異議申し立てる伊調氏に私は全面的にシンパサイズせざるを得ません。
政治の話に転じて恐縮だが、籠池家と安倍家との現在進行中の抗争は伊調氏側と栄氏側との抗争と全く同じ構造であるのを認識し驚きです。前者には泣く子も黙る特捜が安倍氏側にぴったり在り、後者にはやはり泣く子も黙る警視庁がこれもぴったりと栄氏側に在ると言えるわけで、前途多難な戦いではあるが、籠池氏、伊調氏共々頑張って欲しい。
ずいぶん前になるけが、
栄氏が、自分はこれまで二人の選手に(性的に)手を出した
ことがあると語っているのをスポーツ雑誌で読んだ。
おいおい。
そんいうことがよくあることは女子スポーツの世界では公然の秘密ではある。
でもひた隠しにすべきことを言っちゃっていいのかね。
彼が女子スレスリングの世界で獲得した絶大な地位が彼自身を
どれほど傲慢にしているかよくわかるエピソードだ。
孫崎さんのいう趣旨(優越的地位を利用した(しかも、おそらくは性行為要素のからんだ)ハラスメント)とはちがうが、ハラスメントはこのブログにもあった。
younghope氏のことである。younghope氏は、明確に拒否しているのに、つきまとわれ、罵詈雑言を浴びせられ、とうとうこのブログから去った。もしかしたら別名にチェンジして現在復活しているのかもしれないが、「younghope」というネット上の人格は、このブログから失われた。
わたしは罵詈雑言にたいしては、同等かそれ以上の罵詈雑言でかえしているが、もしそうしていなければ、やはりyounghope氏のように去るしかなかったかもしれない。しかも、わたしに罵詈雑言をあびせているうちのひとりは、「もうおまえ(=りゃん)には話しかけない」とかなり早い時期に宣言したのに、みずからの宣言を破ってつきまとう。もうひとりは「もう話しかけないでください」とこちらから丁寧にお願いしているのに、やはりつきまとう。
ハラスメントは、大所高所から論じるのもいいが、他方では、自分の日常的にあるもので、自分もかかわっていないかと考えるべきものだと思う。
伊調さんはオリンピックで連続3回金メダルを獲得しているが、このような嫌がらせを受けるシステムは驚きである。このようなことが、教育の場で行われる可能性は極めて大きく、この被害を受けた生徒たちはあまたいるといえるというより、すべて教師の管理下になければ、不当な仕打ち、評価を意識的に下げることが、大手を振ってまかり通っているということでしょう。このような環境に置かれれば、自然に体制にしたがうことが習慣づけられていくということなのでしょう。現在の若者が体制支持ということがうなづける。弱い者の立場に立つべく教育者が体制派になってはなにおかいわんやである。