日本は田中角栄氏が国交回復した時に、中国側主張を理解する立場をとっている。
中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。
中国は軍事的介入に激しい反発を行っている。
軍事的衝突の可能性ある行動を、何故日本側からとらなければならないのか。
A-1読売新聞「海自護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を初通過、岸田首相が派遣指示…軍事的威圧強める中国をけん制
海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が25日、自衛隊発足以来、初めて台湾海峡を通過したことがわかった。中国は8月の情報収集機による日本領空侵犯などで軍事的な威圧を強めており、それらの対抗措置として中国をけん制する狙いがある。岸田首相が政府内で検討を進めた結
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読売記事の重要な視点
「台湾海峡通過は日本単独の判断ではなく、オーストラリア、ニュージーランド3国の首脳が判断したことである。」
孫崎氏の視点
{岸田首相が始めて判断したことであるが、「危険な火遊び」と批判している。}
私は、米国の意向があり、日本は拒否できない状況にあると判断している。
日本は西側のG7の一員であり共同歩調が取れることと取れないことがあるが、今回の台湾湾海峡通過は独立国の行動としては妥当な行動と判断せざるを得なかったのでしょう。ただ、読売としての見解は示していない。読売は、今後の中国の反発を予想し次の内閣の課題として問題提起したかったのでしょう。
個人的に、全く理解に苦しむ用語に「シーレーン防衛」というものがある。
例えば、何故「台湾有事」が問題か?曰く、「台湾有事」により周辺海域が封鎖され、海上輸送路が影響を受ける、と。
しかし、それなら、遠回りすればよいだけ。
現に、今まさに紅海はフーシ派により「封鎖」されていて、日本の商船を含めて各国が迂回輸送しているではないか?それで日本は破滅の淵に立っているか?否、そこまで、ヒドイ窮乏には全くなっていない。
勿論、輸送コストが嵩むし、物価高に繋がる好ましくない事態である。だが、その回避のために、例えば、日本が台湾有事に軍事介入するのか?それこそ、そんなことはあってはならない。
戦争で失われる命を無くすためなら、高いコストは支払うべきだ。海上輸送は遠回りすれば、それで済むハナシ。
台湾周辺で、中台が仮に戦争状態に陥ったとしても、日本は一切関係ない。介入してはならない。中台の内政問題であるから、日本は停戦とか、和解の仲介をする程度の関わりにとどめるべきだ。軍事介入は言語道断である。
それにしても、今回の海自護衛艦の台湾海峡航行だが、本文には「日本の歴代政権はこれまで、中国側の反発を考慮し、海自艦艇による台湾海峡の通過を控えてきた。」とあり、一方、「米国やカナダなどの各国軍艦は「航行の自由」をアピールするため、台湾海峡を定期的に通過している。ドイツの軍艦は今年9月、22年ぶりに台湾海峡を通過した。」とある。
これは、明らかにアメリカ帝国の指図による挑発行為だ。アメリカ帝国に言われて、唯々諾々と従う情けない日本のイメージが浮かぶ。
「台湾有事」は、我々には一切関係ない中国の内政問題である。「ウクライナのような自殺行為を次にする国は、日本しかない」と言われているのを、日本のB層は知らないだろう。「台湾有事」は「日本有事」とか、中国や北朝鮮の脅威とか、具体性に欠けるイメージ先行、プロパガンダ先行の刷り込みに洗脳されているB層は多い。結果的に自ら進んで戦争に突撃するようにアメリカ帝国に操られはしないだろうか?心配は尽きない。
https://x.com/ShortShort_News/status/1667856121737121794?t=L05J2NnpN-rtHK3WqGKGmg&s=09
読売新聞が記事に「岸田首相が派遣指示、、、軍事的威圧を強める中国を牽制」と書いた。そいつは剛毅だね!日本の大衆が知らないうちにちゃんとした大日本帝国になっちゃった。
中国の軍事的威圧は度重なる米帝の軍事的挑発に対抗するもので日本向けではない。でももう終わり。日本の軍艦が豪州とニュージランドの軍艦を従えて台湾海峡をえらそうに通過したからには。
岸田首相は歴史音痴だから次の事実をしらないんだろうな。
大日本帝国が維新後100年近く中国をいたぶり傷めつくしてきたこと。その中国が対日戦勝国でありながら、日本を賠償金なしで特赦したこと。
ここまでしちゃったら中国は日本を許しません。中国が鉄の団結をするのは間違いありません。
前にも書きましたが、岸田首相は敵前逃亡です。代わりの首相は中国にぶつかることを余儀なく?あるいは中国に万歳攻撃を率先してしかけるこよでしょう。ナチスのゼレンスキーがロシアに体当たりし壊れ、シオニズムのネタニアフが狂ってガザ・ジェノサイドだけで止まらず、ヒズボラと全面戦争に行き着き、イスラエルは陥落。そして今、日本の軍国主義が大中国にぶつかり全滅する。なんでこんなことが。それは米帝の崩壊を米国が納得するにはこれら一連が事件が不可欠なんでしょうね。
天皇陛下は昭和天皇の懺悔をよく理解し、先日大英帝国のチャールスから戦へ誘われたが、しっかり拒絶されたのです。ところが憲法をも失念した自民党は日本人からINFORMED CONSENTも取り付けず中国との戦闘に入っているのです。
>>1
自民党の解説者の田崎さんみたいなコメントですね。憲法を踏みにじり、対中戦闘態勢に入ったことを岸田首相は宣言したのです。昭和天皇が最も警戒した国事行為ですよ。
>>6
1.台湾海峡を日本の軍艦が通過するのは中国人の感情を逆なでするもので、歴史的に中国に対して負の債務を膨大に抱える日本にとって賢いやり方とは言えない。歴史を知らない岸田は喧嘩を中国に売ったのです。中国は迷うことなくその喧嘩を買います。日本人の大半は馬鹿だからそのことに気が付いてない。そこが大きな問題です。航行権があるとかないとかの問題じゃない。
2.中国が中国海のサンゴ礁を領有することが欧米の利益にぶつかる?
商船の航行の自由はアセアンと共同して保証してきたし今後も保証される。欧米の利益とはぶつからない。君のコメントはヤクザの言い分と同じ。中国は互恵を旨としている。
3.中共につきたいなら高額医療介護はあきらめろ!
馬鹿なことをいうんじゃない。君たちももうすぐ高齢者になる。東条は親米を利敵者と呼び殺しにかかった。その時と同じサイコロジーを君は保有している。実に古い。言っておくが、日米が束になっても現代中国には勝てない。勝てない相手にぶつかって玉砕するのはやめなければならぬ。
>>6
質問がある。
>欧米が「航行の自由」にこだわるのも、結局のところ、ここで中共の横暴をゆるせば、台湾から東南アジア全体が中共の勝手にできる勢力圏にはいってしまい(九段線、十段線)、これが日本やインドやオーストラリアなどの周辺諸国だけでなく、欧米の利益にぶつかる
オヌシは、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、と常々宣っているが、日本と中国の「利益」がぶつかる場合、「台湾から東南アジア全体」において、日本は軍事介入して中国と戦うべきだ、と言うのか?
>この地域が中共の勢力圏となれば、ほしいままに周辺諸国や欧米を追い出すだろう。
中国は「覇権を求める誤った道は決して歩まない」と言っている。
-------引用ここから-------
習近平国家主席は今年6月、平和共存五原則70周年記念会議で演説し、「中国が平和的発展の道を歩み続ける決意は変わらない。植民地略奪の古い道や、強くなって覇権を求める誤った道は決して歩まない。我々は平和的発展の正しい道を歩み続ける」と述べた。
中国は覇権をめぐって一部の大国に倣うだろうと言う人々は、中国の歴史と中国文明をほとんど知らないか、自分たちの恥ずべき行為を中国に投影しているかのどちらかだと、北京にある中国人民大学の王毅偉教授は環球時報に語った。
-------引用ここまで-------
https://www.globaltimes.cn/page/202409/1320358.shtml
>フィリピン、ベトナム、インドネシア等々の東南アジア諸国にとっても、不利益になることだろう。
そうとは言いきれない。ASEAN諸国間貿易を除けば、中国はASEAN域内国の最大の貿易相手国だ。「相手国・地域別にみると、貿易総額の構成比ではASEAN域内(22.3%)、中国(18.8%)、米国(10.9%)、EU27(7.7%)、日本(7.0%)、韓国(5.8%)の順となった。」
https://www.jetro.go.jp/world/asia/asean/gtir.html
因みに、フィリピンに対する、中国の一視点は以下。
https://www.globaltimes.cn/page/202409/1320215.shtml
一帯一路がらみで、東南アジアへの中国からの投資も増えているという。
https://www.globaltimes.cn/page/202409/1320335.shtml
https://www.globaltimes.cn/page/202409/1320171.shtml
「中国とASEANの緊密な協力関係の成功は、地理的な近接性や文化的な親近性だけでなく、平等、包括的な成長、繁栄という共通の願望に起因している。 このことは、約100年前の欧米列強によるASEANの土地の搾取と植民地化とは対照的である。」この指摘、正確には、欧米列強と日本、ということだな。
オヌシの意見は、日本で流されている中国に関する報道、そのまんまだな。それが、結局、モトヲ辿るとアメリカ帝国の見方、主流権威筋メディアのプロパガンダだとは、思わないのか?
私は環球時報の報道を張り付けているから、オヌシはそれこそプロパガンダだろー、みたいに言うだろうことは、想定内。
だが、問題は今、日本の主流権威筋メディアはアメリカ帝国のプロパガンダを流すだけの下請けに成り下がっている。つまり、明らかに偏向している。これは事実現実だ。
だから、RTとか環球時報とか、海外メディアの論調に接することには、意義がある。少なくとも、総合的思考、或いは複眼が出来る。
だから、日本の主流権威筋メディアだけを鵜呑みにしてはいけないのだ。
そこで、質問だ。
オヌシは、日本の新聞やテレビが事実現実を報道していると、信じているのか?
冒頭の質問も、最後も、簡単な質問だ。答えられるよな。
>>7
>馬鹿なことをいうんじゃない。君たちももうすぐ高齢者になる。
おっしゃるとおりです。時間軸でモノを考えるのが、知性と良識ではないかな、というのが、私の人生観です。
今だけ、金だけ、自分だけ、みたいな若者が増えていないか?日本の未来が心配になります。
もっとも、私の周りの若者達は皆シッカリした前途有望な子たちばかりですが。
>>6
>>1
コメントの中で、いつも「りゃん」:ID13458971さんが一人で孫さんの見解は「国益に反する」と奮闘されています。
孫さんは歴史的な日中国交回復の時の日本国外務省の官僚です。私は尊敬しています。
貴方はなにを目的に孫さんのプログにコメントをされているのですか?
正義感それとも報酬を目的としてですか、正義感なら自己の経歴を堂々といわれれば、人の心を掴みますよ。
孫さんの穏やかなお顔に対抗するのに覆面では勝負になりませんよ。
それにしても「尖閣諸島の帰属」を「将来の両国民の英知に委ねる」としたのは間違いと言っている革新政党とりゃんさんのような真反対の立場の嫌中派、これでは孫さんは今しばし、孤軍奮闘かもしれませんが、ご活躍ください。
孫崎さんへ
「栄光の男たち」手に入れました。いい本を紹介して頂きありがとうございます、