集団的自衛権の論争がつよくなる中で、「この権利は世界中が持っている。日本だけが持たないのはおかしい」との論が今後も今後共展開されよう。
1月1日「朝ナマ」でも竹中平蔵氏が「自分は専門家でないが、「この権利は世界中が持っている。日本だけが持たないのはおかしい」と発言し、私がそれは違うと解説した。
それは次のようなことである。
国連憲章には次の項目がある。
「第五十一条 この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。」
この条項にみられるように、「個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない」とある。従って、「集団的自衛権は各国に認められている」という判断は正しい。
しかし、この認められる集団的自衛権
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孫崎先生のおっしゃる通りです。賛同します。
米国は、過去の戦争の例からみても、先制攻撃を第一の戦術として保有していることが分かります。イラク戦争はその典型で嘘の情報で戦争に入った。又、米国は先制攻撃をカモフラージュするために偽旗作戦を頻繁に行います。自分で自分に仕掛けて「あいつがやった」とマスコミに喧伝させる。最近では北朝鮮のサイバー攻撃。米国内部説が有力になっているにもかかわらず更なる制裁をかける。これって、裏社会の手口ではないでしょうか。
日本はそういう危ない国と集団的自衛権を結ぼうとしています。日本は国連憲章に基づいて今の憲法で生きていける筈です。
竹中平蔵氏の「集団的自衛権」の見方考え方が、賛成者の平均的というか、大多数の見方考え方ではないか。米国は素晴らしい国、米国の言うことには間違いがないという見方考え方が、日本の教育、マスコミの主導によって、知らず知らずのうちに植え付けられています。竹中氏は、専門家でないことより、国連憲章とか、米国の引き起こした中近東の戦争を正しく理解していないのではないか。歴史を直視しないで、体制に感化された見方で発言したり、集団的自衛権によって引き起こされる問題をまったく無視した相変わらずの無責任な金融自由競争主義を信奉する米国一辺倒超個人主義者の発言でしかない。
現在の世界で、侵攻した米軍が反撃を受けることはあっても、米国を武力攻撃する国があるとは思えない。つまり、安倍政権の集団的自衛権は、侵攻されて反撃する弱小国をいじめる場合しか有り得ない。
米国の戦争とは、イラクやアフガンで露呈したとおり、軍産複合体の「金儲けのため」の戦争なのだ。軍事産業が金儲け目的でやる人殺しに、手を貸すことが日本国の進むべき道なのだろうか。
今の右翼もしくは右翼被れの人達は、中国から日本を守る為に米国と親密な関係を持たなければならないと声高にさけんでます。有事の際米国は本当に中国と戦ってくれるのか疑問です。日本を選ぶか中国を選ぶか米国の本音は・・・
全く孫崎先生の仰るとおりだと思います。
アメリカの攻撃を受け反撃に転じた国を、アメリカとともに攻撃するのは、集団的自衛権の行使でも何でもない。
ベトナム戦争など、アメリカがみずから作り出したトンキン湾事件をきっかけに始まった。もしその、時日本に集団的自衛権の行使が認められていたら、わが国もあの泥沼の戦争に巻き込まれていたに違いないことを思えば、安倍内閣が行った閣議決定の誤りは明らかである。
竹中平蔵氏は、ときの政権におもねる御用学者でしかないことを再確認した次第です。
アメリカの軍事力の行方というか、軍需用産業の生き残り術というか、その辺は今後の注目点ですね。彼らとしては、日本が戦争をしなくてもオスプレイを買ってくれればいいわけで。ただ人間は愚かで、民族とか宗教とかで簡単に戦争をしてしまう。それを良く知る人間を凌げるかというのはポイントだと思う。竹中など相手にするほどの人間じゃないが、害悪を巻き散らかすので迷惑ですな。人間、浅いところで生きていると、浅薄なレトリックに引っかかる。そしていつの間にか奈落の底にという感じ。浅薄なレトリックと思われているのかな?