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混迷のトランプ政権の対シリア政策。トランプは12月2000名の地上軍撤退を発表。だが米国国内に激しい反対の声。これを背景にボルトン大統領補佐官は①過激派勢力「イスラム国」(IS)の残党壊滅、⓶トルコの軍事行動の抑制が実現する必要ありと発言。
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混迷のトランプ政権の対シリア政策。トランプは12月2000名の地上軍撤退を発表。だが米国国内に激しい反対の声。これを背景にボルトン大統領補佐官は①過激派勢力「イスラム国」(IS)の残党壊滅、⓶トルコの軍事行動の抑制が実現する必要ありと発言。

2019-01-10 08:57
  • 8

A:事実関係

米軍のシリア撤収は「条件付き」=ボルトン米大統領補佐官『BBC』

トランプ米大統領が昨年12月中旬に表明した米軍のシリア撤収について、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は1月6日、撤収には一定の条件が満たされる必要があると述べ、撤退は直ちに実施するわけではないと示唆した。シリア北部でクルド人の安全確保についてトルコの確約を得る必要があると、訪問先のイスラエルで発言した。

イスラエルとトルコを歴訪中のボルトン氏は、イスラエルのネタニヤフ首相と会談前に記者団に、「トルコが軍事行動をとるにあたり、最低限でも我が軍に危害を与えないようアメリカと完全に調整し、我々が合意しない行動は控えるべきだし、我々と共に戦ったシリア反政府勢力を危険にさらしてはならないという大統領の要求を満たさなくてはならない」と述べた。

ボルトン氏は、シリア撤収について期限が決

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大統領選における公約②外国からの軍隊撤退ということにおいて整合性があり、歓迎されるものでしょう。ただ、実態を見ての判断とは言えない。

サウジ記者が、トルコで殺害され、トルコ エルドアン大統領のサウジ批判は激しかった。外交は裏取引があり、トランプ大統領とエルドアン大統領間で、シリア撤退とサウジ皇太子問題がバーター取引された懸念を否定できない。シリア問題は現場では様々な展開を予想し、さまざまな対応が議論されている最中の突然の「シリア撤退」であり、独断的判断と批判されても致し方ない。

今までシリア内戦で、米国に全面的協力をしてきたクルド人を見放してよいということは、米国の立場として絶対にできないことでしょう。そんなことをすれば、米国に協力するところがなくなるのです。シリアから米軍が撤退することは歓迎であるが、関係者の納得なしに独断的に進めることは、好ましくなく、トランプ大統領が当たり前の判断に切り替えたとみるべきでしょう。

No.1 71ヶ月前

シリア問題を考える時に私は満州の日本による植民地経営を連想せざるを得ない。

当時、満州の関東軍は表面的には日本の大本営から独立していた。実態は満州方面軍だったのに。でも、そこが肝。場合により、天皇陛下も知らないところで、勝手に第五列をも活用して、やりたい放題狼藉を行った。盧溝橋事件のでっち上げはその代表的な日本帝国陸軍の仕業だ。関東軍は中国のテロリストの蛮行だと宣伝し、朝日等もそう報道している。嘘だった。

中東は大イスラエル構想の下にウオルフォウイッツドクトリンに従い、イラクへの侵略を米国正規部隊が開始し、時のイラク主権を不当に粉砕した。その後、米国のイラク支配はうまく行かず混とんとして今もアナーキの状態である。その失敗の反省も無く、次はそのお隣のシリアアサド政権潰しに米国の戦争屋は何と今度は米国第五列を活用し、イスラム国家(別名IS、ダーイッシュが正式名)を陰で援助したのだ。日本のメデイアは、米国戦争屋の強制もあるのだろう、事実を隠すから本当のことを知っている日本人は非常に少ない。

中東の今の現状は大イスラエルという云わば現代版の満州。当時、満州は匪賊が暗躍した。日本製の匪賊もあり、勿論、中国共産党寄りのゲリアも活発に活動した。一方、現代の中東は米国援助のテロリストが蔓延しているのだ。シーアのフセインが惨めに惨殺された後、民族派のアサドが米国援助のテロリストにより、風前の灯になるのもいかんともしがたかった。情けない話だが、兎に角、米国はシツコイ。

何と、米国は自軍の基地をアサドの承諾もなく作っている。勿論、屁理屈をこねてだが。そういう切羽詰まった段階でアサドはプーチンに支援を頼んだのだ。プーチンの手際は凄かった。カスピ海からイラン上空を超えて見事ISの拠点が粉砕された。

米国はIS退治と称しながら、ISを陰で支援していたのですよ。撤退は当然ですよね。

続き

No.2 71ヶ月前

>>2
続き
元々、シリアに米国が駐屯すること自体、国連憲章に違反する。米国の横暴はひどい。そのことをトランプさんは「そうだよね」と納得したのでしょう。ところが米国の戦争屋は納得しない。

私が「米国の戦争屋」を発見したのは、尖閣諸島の国有化の時期です。トランプさんの悩みはジョン・F・ケネデイーの悩みでもあります。米国戦争屋の起源は泣く子も黙るダレス国務長官です。その弟がCIA長官だった。陰険で胡散臭いその戦争キチガイの弟をケネデイーは解雇した。その後、ケネデイーがどういう結果になったか、小学生も知っているのじゃないですか。

現代の大イスラエルは溥儀の満州にそっくり。いくら米国が梃子入れしようが、無理です。それでも、ボルトンみたいな戦争屋の走狗はロシアと一戦を交えるのでしょうか。ロシアには中国がついている。米国の戦争屋は狂っているとしか言いようが無い。

この狂気は米国のウオール街の強欲から生まれたものです。ウオール街の強欲に規制を加えるというのがこの地球の喫緊の課題であることは間違いないでしょう。今こそ、ロシア、中国、米国のナショナリストが手を結び、ウオール街の国連管理を目指すべきだと私は考えます。さもなくば、必ず、「中東」か「日本」を基点にして大戦争が起こる。そういうリスクをこの地球は抱え込んでしまっているのです。

No.3 71ヶ月前

「シーアのフセイン」なんて書くひとに、「勉強しろ」と言われたんだな、自分。 笑。
「民族派のアサド」ってのも正確な書き方なのかどうか。

ところで、昨年末、読売新聞にシリア反体制派の人々への(フェイスブックを介しているそうですが)インタビュー記事が掲載されました。読んだ方も多いとおもいますが、まだのかたは、是非どうぞ。日本の大きな新聞にこうした記事が掲載されたのは、自分の知る限り珍しいと思います。
まとまり良く書かれた記事ですが、考えながら読めば意外と情報量が多いと自分はおもうので、ぜひ再読三読されるとよいとおすすめします。
http://ur2.link/PbcX

No.5 71ヶ月前

なお、読売新聞じゃなくて、読売KODOMO新聞なのかもしれないのですが、わたしは両者がどう違うかを知らず、ネットでしかこの記事をみてもいないため、読売新聞と紹介させていただきました。

No.6 71ヶ月前

>>4
いやいや、ごめんなさい。スンニの間違いです。

大イスラエルに靡かない、いや、転ばないアサドはアラブ民族派でしょう。

読売なんか読まずにもっと米国の戦争屋の勉強をしなさいな。日本が生き延びるためにも必須ですよ。

若いのに星条旗に尻尾振るのはいかがなものかな。

No.7 71ヶ月前

うっかりミスはだれにでもあるとはいえ、なにをうっかりするかには、そのひとのレベルがあらわれます。
あなたは、フセインがシーアかスンニか間違える程度のレベルだということです。
そのレベルだとどうせ、アサドがアラウィーであることとか、アラウィーとシーアとの関係とか、バアス党がなにに由来するどういう運動かとか、いっさい知識はないのでしょうね。

悪いのはイスラエルとアメリカのみという信念からすべてを演繹してなにやら「理論」をうちたてる。その「理論」のまえには、こまかな事実などは消し飛んでしまう。

いえ、恥ずかしがることはありませんよ。そういうサヨクは(少なくともいままでは)多かったのです。

No.8 71ヶ月前

「米国は、アサドの承認なしに作っている。屁理屈をこねて云々」。余りにも認識が一方的だ。どちらがいいとも悪いともいえないが、原因はアサドの国家当事者能力に問題があるのです。

大統領就任前は、「腐敗との戦い」を標榜していたが、大統領になると、独裁的になり、シリア市民の困窮に対し、権力を行使することが多くなった。この時、チュニジアに始まった「アラブの春」に乗じて若者主体に立ち上がったが、政府は抗議運動にかかわったものを処罰、殺害したのです。ここから泥沼に陥っていったのです。

この状況は、中国の天安門事件の悲惨な状況に似ているのです。中国は権力で若者たちを押さえつけたが、シリアではアサドを支持する国、反政府組織を支持する国と別れた応援団が付き混乱の泥沼に陥っていったのです。アサド政府に中国のように当事者能力があれば、いい悪いを別にして解決したが、アサドに当事者能力がなかったから混乱したとみるべきでしょう。アサド政権の責任をこそ問うべきでしょう。

No.9 71ヶ月前
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