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米国議会が国連化=常任理事国一か国あるいは一人の下院議員が反対すれば何も決められない。
このままでは友好国の信用がなくなり、米国の孤立化が進んでいくのでしょう。米国の自壊作用がここまで来たかとの思いが強い。
さりとて、中国も問題が大きい。近藤大介氏の「不思議の国中國」を最近見て、中国の病状も救いようがない。
若者の社会に対する絶望感の強さに唖然とする。中国という大国を政治的に治めることのむずかしさが顕在化している。
大きな国であるがゆえに、ロシア、インドや北朝鮮など14か国もの油断を隙も見せられない国々に囲まれている。国内的には言語、食事や生活習慣の異なる56の民族が共生している。多くの人々は政府を信用しないし地域社会も所属する会社も信用しない。若者たちの失業率は「寝そべり族」を生み出し、新語が流行している。
22年ごろは、「社死(社会的死亡)」が、現在は「社恐(社交恐怖症)」というように変わっているが、人との交わりが信用できない社会になっていることは末期的というか悲劇的である。
米国とともに中国が人民の信用を失い、他国の信用を失う傾向は、人類の破滅につながりかねない。価値観の違いの対立が対立する国の為政者の対立でなく、双方とも為政者に対する不信増加につながっているのは、極めて憂慮すべきことではないか。為政者の責任は重い。
RT 3 Oct, 2023
米下院議長が更迭される
https://www.rt.com/news/583990-us-house-speaker-sacked/
ケビン・マッカーシー下院議長が、234年の歴史上初めて同僚議員による投票で解任された-
米下院は火曜日、216対210で、カリフォルニア州共和党ケビン・マッカーシー下院議長の解任を決議した。マッカーシー氏は短い在任期間中、政府資金やウクライナへの援助について民主党と妥協したことで、右派からの執拗な反対に直面してきた。
フロリダ州共和党議員マット・ゲーツ氏は、11月17日まで米国政府に資金提供する法案を可決するようマッカーシー氏が共和党議員を結集させた2日後の月曜日、マッカーシー氏の更迭動議を提出した。ゲーツ氏と強硬な保守派は、様々な政府機関への資金提供を統合する いかなる試みにも反対していた。 ゲーツ氏は法案が可決されればマッカーシー氏の追放に動くと警告した。
ゲーツ氏がマッカーシー氏の更迭に踏み切れたのは、このカリフォルニア州共和党議員とゲーツ氏の「フリーダム・コーカス」同盟者らが1月に合意した妥協案のおかげで、強硬派はマッカーシー氏の議長就任を支持するものの、同氏の指導力が信頼を失った場合、マッカーシー氏を罷免できるとする条件付きだった。
ゲーツ氏は投票の直後、マッカーシー氏を「沼地の特徴」と非難した。「ケビン・マッカーシー氏より優れた下院議長がいることは、この国の利益だ」と彼は記者団に語った。
マッカーシー氏が資金提供法案からウクライナ軍への軍事援助を削除したにも拘わらず、ゲーツ氏は依然として元議長を非難し、ジョー・バイデン大統領と「秘密の裏取引」を結んだとし、月曜日には、マッカーシー氏が共和党議員らとの明らかな取引の詳細を共有していたと主張した。
土曜夜に土壇場で45日間の臨時歳出法案を可決することで合意し、共和党は迫り来る政府機関閉鎖を回避した。 マッカーシー氏は自身の実績を擁護しながら、「私は軍隊と国境警備員の家族に給料が支払われるように政府を開放し続けた」と語った。 「一握りの共和党議員が民主党側に立って私を罷免するなら、それは価値のある戦いだ」
マッカーシー氏の後任が選出されるまで、ノースカロライナ州共和党議員パトリック・マクヘンリー氏が議長代行となった。
マッカーシー氏は、ゲーツ下院議員やローレン・ボーバート下院議員を含む共和党強硬派による阻止の試みにも拘わらず、1月の第15回投票で議長に選出された。マッカーシー氏の下院議長在任日数269日は、257日間議長を務め、1876年に在任中に死去したマイケル・C・カー氏に次いで、米国史上2番目に短い在任日数である。
兵器がウクライナに供給されてもその兵器を担ぐ兵士がいない。勝敗は決まったのも同然なのです。更に共和党から南部の国境警備がウクライナより喫緊との発言が飛び出すとなると、もう終わりです。イギリスの元要人が少年兵を動員しろとウクライナに要望するに至っては狂気そのものです。戦前の予科練を想起させる。
私が感心するのは米国のこの言論空間です。ところが、米国の属国の日本が何とウクライナ支援で異論無し。バイデン大統領が岸田氏に自衛隊派遣を要請したら、岸田氏は本気になって派遣するんじゃないでしょうか。
RT 3 Oct, 2023
欧州にウクライナのための武器は残っていない-Politico
https://www.rt.com/russia/583947-ukraine-arms-production-politico/
キエフは武器の供給が減少する中で「自給自足」を望んでいるが、そのためには数十億の西側からの援助が必要である、とこのニュースは伝えている-
EU諸国は、自国の防衛を犠牲にしない範囲で、ウクライナにできる限りの武器を与えてきた、とPoliticoが欧州当局者の話を引用して報じている。キエフは、西側の支援に「亀裂が入る」ことで、武器供給と資金注入の両方の削減に直面しているという。
「我々は自国の備蓄を提供し続けることはできない」と欧州関係筋は月曜日に語った。まだ強固な政治的支援はあるかもしれないが、「自国の安全保障を脅かさない範囲での支援は全て行ってきた」
このコメントは、先週キエフで開催された国際産業防衛フォーラムの取材の一環としてポリティコ社に提供されたもので、報告書で説明されているように、開催国は「兵器メーカーに向けた魅力のアピール」に余念がなかった。
火曜日には別の記事で、ウクライナ政府への資金提供に対する支持は「かつてないほどの亀裂を見せている」と伝えている。
米国議会が先週、臨時予算で援助金を割り当てなかったこと、選挙戦でウクライナへの援助を止めると宣言したスロバキアのロベルト・フィツォ前首相が選挙で勝利したこと、キエフがポーランドと外交問題で対立していること、これら全てが「冷ややかなメッセージ」を発している。
ウクライナ政府は来年、国際的な支援で少なくとも428億ドルの援助を受けると予想している。
EUの共同予算を巡る争いが予想されるため、現時点では「誰も何も予測する勇気がない」と、ある外交筋はPoliticoに語った。別の外交官は、欧州における「見て見ぬふりをしている重要な問題」は、ワシントンがウクライナを見捨てかねないという懸念だと語った。
キエフでのイベントは、国内での軍事生産を強化する努力の一環である。ドイツのラインメタル社と英国のBAE社は、ウクライナに生産施設を開設することを約束している。キエフの目標は、「欧州のイスラエル―自給自足だが他国からの支援も受ける」になることだと、ワシントンを拠点とするウクライナの擁護者ダニエル・ヴァジディッチ氏はポリティコに語った。
ゼレンスキー大統領は、フォーラムで演説した際、「没収されたロシアの資産」を使って、提案された増強の費用を支払うという考えを持ち出した。デニス・シュミーガル首相は、提案されているプラントは安全ではないと指摘した。同氏は、ウクライナの37の施設がロシアの攻撃によって被害を受けたと述べた。
ロシア当局者は、ウクライナにある外資による武器製造拠点は合法的な軍事標的として扱われると強調している。ドネツク人民共和国トップのデニス・プーシリン氏は、月曜日のインタビューでこの方針を繰り返した。
>>1
嫌中プロパガンダで所得を得ている近藤大介を読んでここに持ち出す。その神経がとても幼く可愛らしい。
今日の課題は当事国の米国とそのウクライナ戦争です。中国ではありません。
当面の政府機関閉鎖を回避するつなぎ予算を執行する決議された、とのことだ。しかし、当然ながら、ウクライナ支援予算は含まれておらず、単に11月半ばまで問題が先送りされただけ、というのが事実現実である。
加えて、ここにきて、アチコチでウクライナ支援における団結と物量に翳りが広がってきた。
ある論者はこんな見方を示した。「ウクライナへの支出が一通り否定されたことで、他の議員がウクライナへの支出に反対したり、より低額な支出を主張したりするリスクも少なくなった。」
https://www.nakedcapitalism.com/2023/10/ukraines-unraveling-the-funding-row-and-coalition-wobbles.html
イギリスも、「英国はウクライナに供与する軍事装備を使い果たした」とのことだ。
https://news.antiwar.com/2023/10/03/britain-has-run-out-of-military-equipment-to-give-ukraine/
アメリカ帝国の援助がなければ、ウクライナは公務員に給与も支払えないらしい。
https://news.antiwar.com/2023/10/03/the-us-is-running-out-of-money-to-pay-ukrainian-government-salaries/
さらに「EUは2024年のウクライナへの50億ユーロの軍事援助配分についてまだ合意できていない=ボレル氏」
https://ctrana.news/news/446839-evrosojuz-ne-smoh-dohovoritsja-o-vydelenii-voennoj-pomoshchi-ukraine-na-2024-hod.html
アメリカ帝国丸抱えで、ウクライナに戦争をさせている構図である。その目的は、アメリカ帝国の覇権維持=ロシア弱体化である。
目眩がするくらいの、悪夢悪行、不正義ではないか?
ウクライナは最早ボロボロの状態である。「ウクライナの出生率は世界最低レベルに低下する可能性がある―報告書」
https://english.nv.ua/nation/birth-rates-in-ukraine-could-drop-to-world-s-lowest-level-news-50356055.html
「ウクライナの出生率はすでに危険なほど低かった。その後戦争が勃発した」
https://www.npr.org/2023/02/22/1155943055/ukraine-low-birth-rate-russia-war
ウクライナが今後どうなろうと知ったことではないし、カネ出してやるから、シッカリ戦争を続けろ、これがバイデン民主党、戦争屋、軍産複合体、西側、ウクライナ応援団のB層の姿勢だ。
しかし、ウクライナは最早戦争で勝利することは不可能だし、経済はボロボロで人口減少も著しい。一体、ウクライナ応援団はウクライナ人に何を期待し、どんな理想を投影しているのか、私には全くわからない。
私には、ただただアメリカ帝国らとウクライナ応援団の理不尽だけが目に映る。