現在、来年の予備選挙に向け、共和党、民主党で指名争いが始まっている。
この中で異変はジェブ・ブッシュの低迷である。二人の大統領を家族に持ち、資金を最も、潤沢に持ち、誰もがトップを走ると思っていたが、現時点では惨憺たる状況である。
過去、潤沢な者はTVで広告をだし、その量で勝利するというパターンであった。
今、異変を起こしている理由に候補者のツイッター利用がある。ここに日々発信する。これをリツイートする。ということで、TVよりも強力になっている。
これを共和党トップのトランプで見ると極めて明確である。
現時点の支持率(RCP平均)とツイッター・フォロアー数でみる。
A共和党
支持率(%) ツイッター・フォロアー数
トランプ 23,7 4,397,896
カーソン 18.4 724.545
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日本だけでなく、また、米国型社会も、理性の世界から、単純明快わかりやすい世界を目指しているのではないかと錯覚してしまうが、どうも錯覚ではないようだ。安倍型政治の到来である。
善悪を峻別し、富者と貧者を区別し、皮膚の色で区別し、区別することで二極化する社会は、人間を対立かに向けさせる社会でしかない。紛争、戦争に仕向ける社会でもある。理性でなく、衝動で動く社会でもある。トランプ氏が過激なことを言えば、即、ソーシャルネットを通じて拡散する恐ろしい社会でもある。
新しい時代に突入したのであり、安倍氏とかトランプ氏のような指導者が手を組む時、どのようなことが展開されるのか、想像する人が少なくなると、大変危険である。
ツイッターはその人の本質が露出しますのでフォロワーの数の優劣が支持率と正の相関関係にあることはとても良いことだと思います。今後更にツイッターが大統領候補の選挙戦略上の武器として重要性を帯びてくるのを切に期待するものです。米国の新聞やテレビが資本の完全支配下に陥って腐ってしまっていますから、猶更、ツイッターは政治の浄化に繋がりそうですね。
それにしても、米国の良識を代表するウオーレン上院議員の名前が出て居ないのが、とても寂しい。ブッシュ・ジュニアやアル・ゴアを泡沫候補にしていると当時専らの噂だったジョン・F・ケネデイーのジュニアが原因不明の飛行機事故で亡くなって以来、土地ではなく知のニューフロンテイアを求める大統領が出てこない。どれもこれも中国とロシアを武力で締め上げることしか考えることが出来ない。その中で威勢のいい連中が多額のキャンペーン費用を得る。そして資本にとって最もウイ奴が大統領になるというマツリゴトとは一体何なんでしょう。それが民主主義でないことだけは明確です。