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20日バイデン政権発足。選挙時の動向より、バイデン政権は金融資本、軍産複合体に大きく影響をうける政権。国防長官、国務長官と対外軍事行動を強く主張する人物。しかしコロナ等内政の課題山積。この中共和党の約70%、民主の40%はバイデンに対立する勢力。
2021-01-20 07:2021pt61:バイデン政権が発足する。この政権は如何なる政治をするか。2:大統領選挙の経緯からして、この政権はどの政権よりよ、金融資本・米国のグローバル企業、軍産複合体の影響を受ける。 大統領選挙は、いつにも比して、巨額の選挙資金が投入された。特にバイデン陣営に、である。選挙の重要な時期9月には、現職大統領トランプの四倍の資金が集められた。元軍大将ら489人がバイデン氏支持、トランプ大統領批判を行った、これらの中には統合参謀本部副議長を務めたセルバ退役空軍大将、カーター、ヘーゲル両元国防長官、ブッシュ(子)政権のエーデルマン国防次官らが含まれている。3:そして組閣顔ぶれを見ると、ブリンケン国務長官(イラク、アフガニスタン、シリア、レバノンへの軍事介入を、バイデンの周辺にいて主張してきた)、ブリンケン国務長官(元中央軍司令官)が任命されたことは、世界のどこにでも軍事介入をする布陣を取っていると言える。 -
菅内閣支持率下落。各メディア世論調査まとめ。①ほぼすべての調査で不支持が支持を上回っている(TBSは14.9%差)、②②下落幅が大(最大はTBS14.3、読売は6%) ⓷安倍首相時代次第に下落していたが、菅首相の現在の支持率は、安倍首相退陣時に近い状況
2021-01-19 08:3421pt6菅内閣の支持率が低下している。この中の特徴は、①ほぼすべての調査で不支持が支持を上回っている、②下落幅が大きい(10%近い下落が相当ある)⓷安倍首相時代次第に下落していたが、菅首相の現在の支持率は、安倍首相退陣時に近い状況が出ている。 田崎史郎氏が18日「これは深刻で、各社世論調査は支持が大体30%台、不支持が50%前後という大方の傾向。これから先、僕が注目しているのは、安倍さんの場合、3割ちょっと下がったところが岩盤となって復元していったんですよ。菅さんの場合、岩盤支持層というのが存在するかどうか。もしかすると3割を切ってもっと落ちる可能性がある。それによって政権の強さがどうなのかが分かってくる」(18日スポニチ)と述べているが、妥当な分析であろう。 A-1 支持率動向 主催者 実施日 支持(前回%) 不支持(前回%) 共同 9、10日 41.3(前月50.3) -
随想 人生流転 「洛陽城東桃李花 飛來飛去落誰家」と俳句<初暦 知らぬ月日は 美しく>
2021-01-18 07:3221pt3人の世の儚さを歌った名詩は幾つかあります。漢詩の代表的なものは「代悲白頭翁(白頭を悲しむ翁に代って)でしょう。「歳歳年年人同じからず」はしばしば聞くフレーズですが抒情性豊かな詩の一部です。劉希夷(唐、651-679?)の作です。洛陽城東桃李花 洛陽城東 桃李の花、飛來飛去落誰家 飛び来たり飛び去って誰が家にか落つ。 洛陽女兒惜顏色 洛陽の女児 顔色を惜しみ、行逢落花長歎息 行々落花に逢うて長歎息す今年花落顏色改 今年 花落ちて顔色改まり、 明年花開復誰在 明年 花開いて復(ま)た誰か在る。 已見松柏摧爲薪 已(すで)に見る 松柏の摧(くだ)かれて薪と為るを更聞桑田變成海 -
オリンピック:1月NHK世論調査で「開催すべき」は16%。「中止すべき」(38%)+「延期すべき」(39%)=約80%。この中、米ブルームバーグは戦後初の中止となる可能性、NYTは「中止に追い込まれる可能性」に言及。コロナ下どれ位の国で練習できるか
2021-01-17 08:5621pt5東京オリンピックに関しては、国民の大多数が延期ないし中止を求めている。一月のNHK世論調査によれば、「開催すべき」は16%、一方、「中止すべき」(38%)と「さらに延期すべき」(39%)をあわせるとおよそ80%となっている。 しかしながら、政府は開催の方針を変えていない。 こうした中、ニューヨーク・タイムズ紙、およびブルームバーグは中止の可能性に言及を始めた。コロナが猛威をふるう中、米国・欧州では選手がオリンピックに向け、十分な連取を行える状況ではない。A-1「米ブルームバーグ「史上初の延期となった五輪が戦後初の中止となる可能性」 今夏開催危機の“3つの理由”を紹介…(報知新聞、16日) 米通信社「ブルームバーグ」は15日、今夏開催に懐疑論が高まっている東京五輪について、新型コロナ禍の収束が見通せないことなどを挙げつつ「19世紀の近代五輪開始以来、史上初の延期になった大会は、第二次世界大戦 -
政治思想:大衆・政治家と政治(オルテガの思想の紹介)「一切の歴史的経験や自らの経験を超えた偉大なものから学ぶという精神を失った人々は、もはや自分自身でものを考えるすべも持たない。ところが高度な民主主義の政治は、こうした人々を政治の主役にしようとする」
2021-01-16 09:2721pt13ホセ・オルテガ・イ・ガセット(1883年- 1955年)は、スペインの哲学者。代表先に『大衆の反逆』。佐伯啓思著『近代の虚妄: 現代文明論序説』からの引用。 一切の歴史的経験や自らの経験を超えた偉大なものから学ぶという精神を失った人々は、もはや自分自身でものを考えるすべも持たない。 ところが高度な民主主義の政治は、こうした人々を政治の主役にしようとする。 かくて、実際には、ほとんど気分に左右され、社会の大勢に同調するだけの凡庸な人々が、その凡庸さをひとつの権利として、あるいは、政治的意見として主張するのである。{今日の大衆は、彼等が喫茶店から得た結論を実社会に強制し、それを法の力を与える権利を持っていると信じているのである}と彼はいう。「法とは本来、過去の経験から積み上げられるものであり、法の中に暗示された経験は、間違いなく、喫茶店でのでまかせな政治主張よりは深いものを持っているであろう -
WSJ紙報道「世界の他国不振の中、中国経済は前に。2020年プラス経済成長をする唯一の主要国、米国との差を詰める。コロナから素早く回復し,世界貿易の役割を拡大し、世界の工場としての位置を固める。金融市場でも好調の米国市場を上回る動き」
2021-01-15 09:1621pt4A 事実関係1 ウォールストリート・ジャーナル紙「世界の他国がよろめいている中、中国経済は前に(China’s Economy Powers Ahead While the Rest of the World Reels)、「中国は2020年プラス経済成長をするとみられる唯一の国、米国との差を詰める。コロナ(Covid-19)から素早く回復し,世界貿易の役割を拡大し、世界の工場としての位置を固める」・中国はコロナ( Covid )の年を年のスタート時よりも多くの面で強く終了し、長期間米国に支配されていた世界経済のセンターに向けての動きを加速。・米国と欧州が軌道に乗るためワクチンを待っている間、中国はプラス成長をする唯一の主要国であり、米国との格差をつめて、世界貿易の役割を拡大し、米国が企業に対し他国に投資するよう説得している中、世界の工場としての位置を固めている。・中国の消費市場はコロナか -
下院でのトランプ大統領弾劾への動き等トランプ氏の政治基盤を奪う動き活発。「白人至上主義」はトランプが作ったのでなく、存在するものをトランプが利用。トランプの政治基盤消滅でも「白人至上主義」は存在し過激化。バイデン就任に向け、全米に不穏な動き
2021-01-14 08:4721pt8現在、米国下院でのトランプ大統領弾劾への動き、Twitter社のトランプ氏のツイッター系急停止等様々の形でトランプの政治力を抹殺しようとしている。 しかし重要なポイントは、トランプが「白人至上主義」を作ったのではなく、トランプは潜在的に強固に存在する「白人至上主義」を利用し政治基盤を強化していったのである。したがって、トランプを抹殺しても「白人至上主義」は残る。むしろ一段と過激化しよう。 すでにバイデン大統領就任に向け、全米各地に過激派の行動が展開されるとの報道がある。 襲撃者の中にはオリンピック水泳金メダリスト・クリート・ケラーがいる。彼はは、2014年の離婚後にホームレスとなっており、およそ10か月間車上で生活していた。また、NY裁判所判事(ユダヤ人)の息子も加わっている。 なぜ、この問題でトランプへの追及が一気に盛り上がっているのか。 それを考える時、昨年大統領選挙で米国金融界と軍関 -
世論調査で内閣支持率低下。NHK(9日から3日間)「支持」40%、「支持しない」41%で初めて支持と不支持が逆転。逆転は去年8月安倍辞任表明直前の調査以来。緊急事態発出に適切12%、遅すぎる79%、流れからして支持率一段の下げが予想。菅内閣持続可能か
2021-01-13 08:1121pt5菅内閣の支持率が下がっている。 この中、特に注目されるのは。①支持と不支持が逆転した事、②安倍首相が辞任直前の支持率に類似している点である。 安倍首相の辞任については様々な要因が指摘されているが、NHK世論調査で支持と不支持が逆転した事が重要な契機と指摘されている。 緊急事態下、当然多くの人の不満は増大し、経済も悪化する。こうした中、支持率の一段の下落要因はあるが、上昇要因は見当たらない。 菅内閣は菅氏自身が無派閥であることから、基盤は弱い。支持率低下になれば、衆議院選挙の迫る中、当然首相交代の圧力が出る。A-1 事実関係「菅内閣「支持」と「不支持」 内閣発足以降初めて逆転 世論調査」NHK1月12日 19時01分 NHKの世論調査(9日から3日間)によりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は40%、「支持しない」と答えた人は41%で、去年9月の菅内閣発足以降初めて支持と不支持が逆 -
1月6日米国議会突入で6名の死者。トランプに扇動的発言があったのは事実。だがトランプ以前に「貧困白人」層を中心とする現体制反対が米国社会に根強く存在。トランプの政治基盤を除去したいと弾劾の動き。だが右派の体制反対の動きは存在。一段と過激の可能性。
2021-01-12 10:4021pt111: 1月6日米国議会突入で6名の死者を出すという米国歴史の中でもほとんど起こり得なかった事態が生じた。2 今、議会関係者はトランプの弾劾に動いている。 確かにトランプ氏は人々を先導し、今日まで来た。そして、トランプ氏自身が予想しなかった支持者の議会突入という事態を招いた(注、トランプは選挙結果に反対する議員たちに勇気を与えるため議会へ行進しようと述べているのであり、決して突入し、議事を止めよとまでは述べていない)。 トランプ大統領は大統領選に負けたとは言え、彼の支持は根強い。 Suffolk 大学、USA Todayの Dec. 16-20,世論調査を見てみよう。問「トランプは敗北宣言を行うべきか」 行うべき 行うべきでない 不明(%) 全体 70 26 4 民主党支持者 95 4 -
随想㉛コンスタンチン・シモノフ「私を待っててください」1941年作
2021-01-11 08:2721pt6コンスタンチン・シモノフは1915年生まれ。従軍記者として各地の戦線に赴きます。「詩・私を待っててください(Жди меня)」は女優で妻のヴァレンティナ セロヴァ」に奉げられた詩で、もともとは公開を予定されない個人的な詩です。だが友人に示し、それが世に伝わって、いくつかのバリエーションがあります。この詩は結局1942年1月プラウダ紙に掲載されます。戦争中この詩は兵士の間で高い人気を得ます。 今日でもロシア人の間で最も親しまれている詩での一つで、男優も女優も朗読しています。各々が自分のスタイルで朗読する、如何に異なった表現をするかに驚きます。 セロヴァは1930年代、40年代最も人気のあった女優です。シモノフが従軍記者として働いている間に、セロヴァはロコソフスキー(最終経歴元帥、スターリングラード攻防戦で戦果)との関係が噂されました。それを知るとこの詩の悲しみが一段と伝わります。「私を待
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