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露学者の解説「米国はウクライナのNATO加盟に今何故逡巡か」を解説。 これまでの旧東欧等のNATO加盟に露は激しい反対示さなかったが、今回は露が加盟に強く反発。ウクライナを米国が勢力下に置こうとすれば、米ロ直接軍事対決の可能性。米この危険性を今認識。
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露学者の解説「米国はウクライナのNATO加盟に今何故逡巡か」を解説。 これまでの旧東欧等のNATO加盟に露は激しい反対示さなかったが、今回は露が加盟に強く反発。ウクライナを米国が勢力下に置こうとすれば、米ロ直接軍事対決の可能性。米この危険性を今認識。

2023-07-14 07:17
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要旨は、「キエフのNATO加盟時期」を論じたものである。

NATOの拡大が初めてワシントン自体に対する脅威となった。キエフをNATOに招待するというワシントンの本気は直接軍事衝突する用意があることを意味する。リスクの少ない選択肢はゼレンスキー政権に何らかの特別な二国間関係を保証すること。
ワシントンは、歴史的に大国同士の対立は避けてきた。可能性が高いシナリオはモスクワとワシントンが両国間で問題解決した後取り組むということである。

NATO加盟に絞っているが、本戦争における米国の関与の度合いがどうなるかということには触れていない。米国を含むNATOの関与が深まれば、意識的かもしれないが、ウクライナが優勢になりモスクワの立場がどんどん小さくなっていくのを容認しておられるのでしょう。

No.1 16ヶ月前

>>1 訂正
「モスクワとワシントンが両国間で」は「モスクワとキエフが両国間で」に訂正します。

No.2 16ヶ月前

ティモフェイ・ボルダチェフ氏はロシア・トゥデイを見るようになって初めて知った人だが、いつも悠然と構えて図星を突く感がある。「あーあ、言っちゃった」である。

> キエフをNATOに招待するというワシントンの本気の動きは、ロシアと直接軍事衝突する用意があることを意味する。

即ち、米露「全面核戦争」危機の再来だ。今の米大統領はJFKでない。JFKを葬り去った勢力がバイデンを操っている。
ボルダチェフ氏は以前 次のように言っていた-

「人類の歴史上、政治家が専門家の意見に耳を傾けたことは一度もない。そして、今日もそれが変わる気配はない」

つまり、「米国がほぼ確実にウクライナのNATO加盟を許さない」とは、いくら今の米国でも、そこまでバカでないだろうとの思いから発せられた断固たる警告であろう。

> しかし当初、ロシアには抵抗する体力がなかった。

これを立て直したのがプーチンであり、それ故の支持率8割もウソでないだろう。

> NATOへの加盟は、国家主権と支配エリートによる無期限の権力保持との交換である。これが、あらゆる政治政権がブロックに参加したいという願望の秘密だ。

イヌ、サル、キジ(支配エリート)が、家来になること(国家主権の放棄)と引き換えに、桃太郎(米国)からキビだんご(無期限の権力保持)を与えられる━これである。

> この意味で、西ヨーロッパはますますラテンアメリカに似てきた。

元記事には、「ラ米では、国民の生活の質が酷かろうが、エリート層にとっては痛くも痒くもない」と読める一文もあった。そうして-

> 国内や経済の失敗にもかかわらず、「不滅」の可能性を彼らに与える。

まさにキシダ、デマ太郎がこれを地で行ってるでないか。キシダが支持率ゼロだろうが、ヘラヘラしていられる理由がここにある。「コロナワクチン」デマを始めとし、クズ、カスの極みでしかないデマ太郎が、「首相にしたい人―第1位」なる奇怪な情報が出回るのも同じ理由だ。連中はとっくの昔に「桃太郎」の忠実な家来―正真正銘の売国奴―に成り下がっているのである。以下、関連記述@「戦後史の正体」-

「私は日本国民に対して、事実上無制限の権力をもっていた。歴史上いかなる植民地総督も征服者も、私が日本国民に対してもったほどの権力をもったことはなかった」
「軍事占領というものは、どうしても一方はドレイ〔奴隷〕になり、他方はその主人の役を演じ始めるものだ」(『マッカーサー回想記』朝日新聞社)
天皇も総理大臣も、マッカーサーからみれば「奴隷」なのです。つまり自主的には判断ができない存在です。

しかし「奴隷」だからといって、イコール悲惨な生活ということにはなりません。奴隷は財産です。しっかり働いてもらわなければならないので、虐待されるとはかぎりません。古代ギリシアでも一九世紀の米国でも、財産である奴隷が大事にされるケースは数多くありました。一方、主人に嫌われれば命をなくすのもドレイの宿命です。運命は御主人様しだいなのです。

さらにいえば、奴隷には上級奴隷(日本人支配層) と下級奴隷(一般市民)が存在し、前者が後者を支配するという構図が存在します。
吉田首相は、上級奴隷が下級奴隷に対して尊大に接する様子を、一般の人びと相手によく演じていました。しかし、夜陰にまぎれ、帝国ホテルにこっそりとしのびこんで、主人であるウィロビーと会っていた姿は国民にはみせていません。かろうじて犬丸徹三・帝国ホテル社長のような人が見ているだけです。

トルーマン大統領は次のように書いています。
「マサチューセッツ工科大学の総長コンプトン博士は、〔日本から〕帰国したあとホワイトハウスに来て私に説明した。彼にまとめてもらった覚書は次のとおりである。
日本は事実上、軍人をボスとする封建組織のなかの奴隷国であった。
そこで一般の人は、一方のボスのもとから他方のボス、すなわち現在のわが占領軍のもとに切りかわったわけである。彼ら多くの者〔にとって〕はこの切りかえは、新しい政権のもとに生計が保たれていければ、別に大したことではないのである」(『トルーマン回顧録』)

■思えば吉田首相は、占領下の首相に実にふさわしい人物でした

日本人指導者が米国人に従属する構図は、米国人からはよく見えます。ですから米国人は日本人に対して奴隷という言葉を使います。しかし日本の一般の人たちにはその姿が見えないのです。
そのため日本人のなかに錯覚が生まれてしまうのです。

No.3 16ヶ月前

ウクライナはシオニズムとネオナチを受け入れ崩壊しました。これから、ロシアからのゲリラがウクライナの地で活動を始めるでしょう。ウクライナ人は道の選択を誤ったのです。

日本は、幸いにも、シオニズム、ネオナチに匹敵する神道国粋が力を得られず、世界最大規模の米軍基地群を抱え込み、敵たる中国に対して手も足も出ない状態に逆に封じ込まれていて、皮肉にも中国との戦争が回避されているのです。

日本にとって現実的な当面の選択肢は現状維持なのに、岸田政権は軍国日本を目指してます。兵器産業は潤うかもしれないが、財政破綻は待ったなし。この岸田政権に日本人は反対しない。愚かと言わざるを得ません。

No.4 16ヶ月前

>>1
NATOと日本の米軍基地群が西欧人と日本人にとって無用の長物であることがこれから認識さて行くという流れです。

No.5 16ヶ月前

この戦争に敗れればNATOもEUももうおしまいです。
興味深い論考ですが、敗れればおしまいです。
そして破れます。
新しい世界は新しいフォーマットで始まります。

破滅を避けるためにはヨーロッパはロシアとよりを戻さなくてはなりません。

かっこ悪くとも。

No.6 16ヶ月前

>NATOへの加盟は、国家主権と支配エリートによる無期限の権力保持との交換である。これが、あらゆる政治政権がブロックに参加したいという願望の秘密だ。

 この問題はグローバリズムと主権国家の関係を考える上での重要な論点だろう。

 EUは経済的枠組みで、NATOは政治的軍事的枠組みであろうが、いずれにせよ、加盟国の主権の制約であることは間違いないだろう。

 政治経済という個別利害の領域をある意味で棚上げすることにより、EUやNATOは命脈を保ってきた。

 しかし、現実にはNATOの親分アメリカ帝国が更に君臨していたので、欧州の意向とは別に、核の傘に守られたいという幻想の下、アメリカ帝国の影響圏として、アメリカ帝国への隷従という側面も有していた。

 EU、NATO諸国はアメリカ帝国の影響圏に過ぎず、所詮アメリカ帝国に支配されているだけであった。しかも、EU内部の主権も制約されたままに。

 ここには、欧州の一般市民にとって、二重の矛盾があると考えている。

 一つは主権を放棄した国家のエリート層と、一般市民との乖離という問題。もう一つは、強大な軍事力を背景にした欧州エリート層のアメリカ帝国に対する隷従という問題。

 欧州一般市民には、手の届かない天井が二つあるカンジではなかろうか?

 そして、国民主権が空論化して、アメリカ帝国と一部欧州エリート層のみにより、勝手に紛争や戦争が正当化され、一般市民はただ巻き込まれるだけの存在に成り下がった。

 そんな構図に見える。

 その意味では、フランスの「内乱」や、ドイツでの「極右」と言われる勢力の台頭は、主権を奪われた一般市民による反旗という構造的現象ではなかろうか?

 EUもNATOも、欧州一般市民の不満を強引に抑え込むための口実のような機能しかない、とするなら、最早存在意義はどのあたりにあるのであろうか?

 ウクライナでの戦争において、EU、NATOの歪みが露わになって来ていると考えている。その最大の要因は、親分アメリカ帝国による覇権への執着であろう。

 アメリカ帝国は欧州での覇権をテコにして、ロシアを弱体化出来ると見誤った。ウクライナはアメリカ帝国や欧州の政治経済力軍事力があれば、ロシアを抑え込めると小賢しい発想により、見誤った。

 ウクライナはNATO加盟が事実上不可能になった。これは、ロシアに対して敗北を認めたに等しいのではないか?結果的に、弱体化したのはアメリカ帝国とNATO、EUであった。その結果、欧州に亀裂が入り、瓦解が始まることを、個人的には期待している。

 多極化が進み、グローバリズムに鉄槌が下されることに期待をしているからである。

 一言付け加えるなら、同盟という名の隷従は日米同盟も同じだ。日本の支配エリートのアメリカ帝国への服従と引き換えに、日本統治を任されたエージェントのようなものが、官僚機構でしかないように見えるのは気のせいではないだろう。

 正直、長年、日本人をやってきた。だからこそ、言える残念な結論、日本に「自浄」は期待していない。やはり、アメリカ帝国とともに、自滅しかないのではないか?

No.7 16ヶ月前

この筆者のことは知らないので、わたしの思い違いの可能性もあるとおもうが、わたしにはどうも言ってることがよくわからない。

第一に、「「米国はウクライナのNATO加盟に今何故逡巡か」を解説」というが、米国やほかのNATO諸国がウクライナの加入を今まで強く主張していたのに「今」になって逡巡しているという事実はないのではないか。強く主張していたのはウクライナだ。米独仏は2008年以来、それほど熱心ではない。米が本当に加盟させたいなら2014年以前であったが、2008年以降2014年までに、そういう強い動きがあったという話はなさそうだ。

第二に、将来の加盟について米が否定したという話も伝わってこない。つまり、いつになるかはわからないが、いつかの加盟について米が今逡巡しているという話でもない。米国内を見れば、加盟させるべきでないという勢力も強いのは事実だが、それも「今」わきおこってきたというわけではなく、前からだ。

第三に、NATO加盟については、NATO諸国の全会一致が必要という原則が否定されたという話もない。米がNATO諸国の主権をうばっているという話は露側からはいくらでもできるのだろうが、ウクライナ加盟自体について(フィンランド加盟やスウェーデン加盟もそうだが)、米がNATO諸国の独自の考えを奪っているわけではない。

第四に、「米ロ直接軍事対決の可能性。米この危険性を今認識」というが、米はずっとこの危険性を認識し、それにしたがった軍事援助をしているのではないか。

こんなところだが、露側の有力意見として、記事の内容のように見えている心理的風景を描いているというのなら、一応理解できなくはない。つまり、「米国の傍若無人な振る舞いに、露側が正義の鉄槌をくだした結果、米国も今になってようやく道理を学んだ」とかなんとか。

No.8 16ヶ月前

>>8
難しく考えることはないですよ。
第一:バイデンはゼレンスキ―の意向次第でNATO加入を決めると表明してます。それに従い、ゼレンスキーは加入を認めろとせっついているのです。でも、バイデンは出来ない。何故か?その解説です。
第二、第三:上記を踏まえれば、バイデンのへっぴり腰は否定出来ません。
第四:米はロシアとの全面対決の危険性を避けて軍事援助程度に抑えているのです。軍事援助用の産業の補助育成もあるし、米国みたいな私的利益団体が権力を左右するようになるとやめられません。

No.9 16ヶ月前

>>9
おはようございます

>>バイデンはゼレンスキ―の意向次第でNATO加入を決めると表明
そんな事実がありましたっけ? 第一、全加盟国が賛成しないと加入できませんが。

第二、三、四について、「へっぴり腰」かどうかは知りませんが、前からわかってたことで、「今」になってのことではないでしょうという趣旨を申し上げています、

No.10 16ヶ月前
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