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記事 3件
  • 「八木秀次って馬鹿なのか?知ってたけど」小林よしのりライジング Vol.464

    2023-03-28 15:30  
    150pt
     前回・前々回に続いて今回も、根も葉もない「愛子さまのお婿様候補」記事によって「門地による差別」を大推奨している週刊誌の批判をしなければならない。
     それにしても、これを仕掛けたのが男系固執派の中心人物、麗澤大学教授の八木秀次だというのはほとんどバレバレなのだから、実に間抜けな話だ。
      八木秀次って、馬鹿なのか?
      知ってたけど!
     週刊新潮には、前回批判した3月16日号のトップ記事に続き、3月30日号のトップにも 『「旧宮家筆頭」「華道のプリンス」… 「愛子さま」やんごとなき「お婿さんリスト」』 と題する特集記事が載った。
     
     ところが、意味のある新情報は皆無である。
     記事の前半は16日号と同様 「賀陽家の兄弟」 についてだが、相変わらず愛子さまと賀陽家の子息(しかも兄弟二人と?)の交流が深まっているという何の根拠もない妄想など、前の記事をただ書き写しただけ。
     そして後半は、女性自身3月28日・4月4日号が根拠なく飛ばした 「池坊家の華道王子」 の記事を臆面もなくパクっているが、女性自身が「S氏」として伏せた実名を 「専宗氏」 と晒しただけで、それ以上の情報は何もない。
     そこで、専宗氏の祖母である元衆議院議員の池坊保子氏のことを延々と書いて誌面を埋め、保子氏に取材をかけて、「あ、あ、私、ちょっとお話できませんので……」としか応えてもらえなかったことを書き、 「と言いつつ、その声は心なしか弾んでいたのだった」 と勝手な思い込みを加えて「脈あり」であるかのようにでっち上げるというデタラメぶりだ。
     こんな調子で、記事は全3ページのうち2ページと3分の2までは完全に無意味無内容だが、残り3分の1ページに見過ごせないことが書かれている。
     そこに登場するのは、例によって匿名でどこの誰だかわからない「皇室ジャーナリスト」と、唯一実名でコメントしている八木秀次で、「皇室ジャーナリスト」が言ったコメントについて、八木が後押しして「学者」的な補足をするという組み立てになっている。
      てゆーか、その「皇室ジャーナリスト」も八木だろう!
     前回も紹介したとおり、八木は自分が電話で話したことだけで週刊誌の特集記事が組まれることがあり、自分が話したことが複数の匿名人物の発言になっていることまでぶっちゃけている。
      八木秀次って、自爆しても気付かない馬鹿なのか?
      もちろん馬鹿以外の解答はないけど!
     なお、匿名の「皇室ジャーナリスト」が八木だということは、「論破祭り」で公論戦士・ふぇい氏も指摘している。
     https://aiko-sama.com/archives/24425
     ある記事に出てくる「皇室ジャーナリスト」と、別の記事に出てくる八木秀次が、 「旧宮家系男子が宮家に養子入りし、愛子さまが結婚してその妃殿下となり、男子が生まれれば『天皇直系の男系男子』になる」 という、全く同じ趣旨の発言をしていたのだ。
     これは、単に趣旨が同じだけではない。
      1. 愛子さまが宮家の当主でなければ、その子は「天皇直系」にはならず、旧宮家系の「大傍系」となる。
      2. 愛子さまが宮家の当主であれば、その子は「男系」にはならず、「女系」になる。
     という、重大な誤りを二つ同時に犯しており、このプランでは「直系」と「男系」は両立しないのだ。
     以上のことから、ふぇい氏は「こんな間違いをふたつ同時に犯すのは、同一人物とみて間違いないです」としている。
      八木秀次って、日本に二人といない馬鹿なのか?
      とっくに知り過ぎていたけど!
     週刊新潮記事には、「皇室ジャーナリスト」(たぶん八木)の発言が、次のように紹介されている。
  • 「〈門地〉が皇室より大好物な男系大衆」小林よしのりライジング Vol.463

    2023-03-21 17:30  
    150pt
     前回は、男系固執派が「週刊女性」「女性セブン」の2誌で、 「愛子さまが旧宮家の子息と交際している」 という、根も葉もないデマ話を流布していることを取り上げた。
     明らかに男系派の「断末魔の叫び」だが、それから2週間、往生際の悪い絶叫はまだ続いている。
     女性誌2誌に続き、今度は「週刊新潮」3月16日号のトップに、一連の流れを汲む記事が載った。
     
     とはいえ、内容はほとんど前出2誌の焼き直しで、目新しいものはほとんどない。週刊誌3誌に同じ人物が同じ話を吹き込んで回ったとしか思えないような印象だ。
     ただ、 女性セブンでは相手を賀陽家の「次男」 と特定しているのに対して、 週刊新潮ではなぜか「賀陽家の兄弟」 と交流しているという、より荒唐無稽な話になっている。兄弟二人とつきあっているのか!?
     記事ではこの 兄弟の父親・賀陽正憲氏 について、「さる宮内庁関係者」が 「正憲氏ご自身も『自分の家が皇室に復帰する可能性があることを肝に銘じて過ごしてきた』などと、周囲に漏らしているのです」 と証言している。
     前回詳述したとおり、正憲氏は13年前の週刊新潮の取材に対して、息子と愛子さまの縁談について 「立場が違いすぎ、恐れ多い」 と全否定している。それがいつから、自分の家が皇室に入ることを 「肝に銘じて過ごしてきた」 のか?
     こんな重要なことはあやふやな伝聞ではなく、本人に直接確かめなければおかしい。正憲氏はこれまでメディアの取材には好意的に応えてきた人だし、たとえ取材を断られても、それはそれで「回答は得られなかった」と書けば何となく脈がありそうに匂わせることができるから、週刊誌はたとえダメモトでも、取材の申し込みだけは必ずするものなのだ。
     それなのに、なぜ今回は取材の申し込みすらしていないのか? 
     答えはひとつ。ガセネタだからだ。
     あと、 「一昨年の眞子さんの結婚とは異なり、正真正銘の名家とご縁ができれば、いわゆる“悪い虫”など近づきようがない」 という記述があるが、これは見逃せない。
      週刊新潮は、旧宮家系を「正真正銘の名家」と信じ切っているのである! 
      これが全くの一般国民の家であるとは、露ほどにも思っていないのである!  そして、 小室圭氏を「悪い虫」と言い切っているのである!
     これこそ、眞子さまをPTSDにまで追い込んだ小室さんバッシングの正体だ。どんなに眞子さまを一途に愛していようが、苦学してニューヨーク州弁護士になるほどの実力があろうが一切関係なく、 マスコミ・大衆はただ 「家柄」 だけで小室圭氏を「悪い虫」扱いして、叩きまくったのだ!
     前出2誌と同様、週刊新潮でも情報提供者は全て匿名だが、ここで唯一、そんな怪しい話を支持する実名の人物が登場する。
     男系固執派の中心人物、麗澤大学教授の 八木秀次 だ。
     八木は、賀陽家の子息を子供のいない常陸宮家に養子入りさせ、その上で愛子さまと結婚させて、 愛子さまが「常陸宮妃」として皇室に残れるようにするべきだ と主張する。
     そして、 「男児が生まれれば天皇家直系の男系男子となる。『皇位継承』『皇族数確保』という二つの観点からも、この上なく理想的なのです」 と妄想を膨らませる。
     八木は「憲法学者」を名乗っているはずだが、旧宮家系男子を特別扱いして皇族の養子にするのは 「門地による差別」 で「憲法違反」になる ことを知らないか、または徹底的に隠蔽しているのだ。
     現行の皇室典範は皇室が養子を迎えることを禁じているが、八木は 「特例法で一時的に養子をとれるようにすべきです」 と言う。
     養子については皇室典範だけの問題だから、ご譲位を可能にしたように 「特例法」 でできるかもしれない。
      しかし、憲法の特例法なんかできない。
      この件に限って特別に「門地による差別」を容認し、特定の家柄の特定の国民だけ、国民に保障された基本的人権を全部剥奪して皇室に入れる憲法特例法なんてものを、都合よく作ることなどできるわけがない。
     憲法は国家の基本的なルールを規定している。
      国民は全て平等で、身分・階級はないというのが日本国のルールであり、その前提のもと第14条が存在する。
     それを理解していない八木秀次は、憲法を何も知らない憲法学者である。
     しかも、 そもそも 愛子さまを宮家の当主にしない(!?) なんてことを、国民感情が許すはずがない。
      男でさえあれば、600年も血筋が離れた大傍系で、突然宮家の養子になった国民でも当主になれるけれども、女だったらたとえ天皇直系のお子様でも、インスタントな皇族の妃にならない限り皇室に残れないなんて、そんな究極の男尊女卑に国民の賛成が得られるわけがない。
      憲法第1章で天皇の地位は 「国民の総意に基づく」 とある。皇族もこれに準ずるのは当然で、国民の総意に基づかない皇族など明らかに問題である。
     何をどうあがいたところで、旧宮家系国民男子案は、憲法の壁を超えられないのだ!
     こんなデタラメな記事が、いったいどこから湧いて出たのか?
     興味深いのは、八木秀次が以前、こんな発言をしていたことだ。
  • 「女性誌で暗躍する男系固執派の妄想」小林よしのりライジング Vol.462

    2023-03-07 18:05  
    150pt
      最初にバラしておくが、女性誌で男系固執派が暗躍している。その目的は、旧宮家系を皇族と錯覚させること。
     そして愛子さまを旧宮家系と結婚させ、いったん賀陽愛子という民間人にして、男子を生んだら再び皇族に復帰させ、旧宮家(夫)を当主にした男系男子という位置づけにすることだ。
     これで旧宮家系は今後、男子が生まれる間はずっと皇族扱いになる。
     非常にアクロバティックで、全く実現不可能な妄想だが、もうそれしか方法がなくなったのだろう。
     6月の発売に向けて『愛子天皇論1』の制作が大詰めを迎えている。
     7月には「愛子さま応援祭り」を開催、一気に機運を盛り上げたい。
     女性週刊誌では毎週のように愛子さまに関する記事が載っている。やはり世間の関心は圧倒的に悠仁さまより愛子さまに向いているのだ。
     それはいいのだが、やはりマスコミは信用できないところがあり、とんでもない情報操作もしてくるから、しっかり警戒、監視しておく必要がある。
    「週刊女性」3月7日号に、奇妙なスキャンダル記事が載っていた。
    「旧宮家」の子孫を宮家の養子に迎えて皇族とすることで、皇位継承問題を解決するという男系固執派のプランに高森明勅氏が「お墨付き」を与えたと錯覚させる記事が載っていたものだから、びっくりした。
      言うまでもないことだが、旧宮家の子孫は全て、生まれた時から完全なる一般国民である。これを皇族にしようというのは、 国民の中で特定の家系の人だけを特別扱いすることになり、「門地による差別」を禁じた憲法14条に違反する。
     しかも、 旧宮家系男子を養子にする宮家など存在しないし、国民の権利を捨てて皇族になってもいいという旧宮家系の男も存在しない。 全く不可能な話なのである。
     ところが問題の記事では 匿名の「皇室ジャーナリスト」 が、 「愛子さまが旧宮家の男子と結婚されれば、皇位継承問題は一段落つくのではないか」 という意見があることを紹介したうえで 「旧宮家の子孫には少なくとも 10人の未婚男性がいて、ご年齢が愛子さまと近い方もいらっしゃいます」 と発言。
     そして、「なぜ、愛子さまが旧宮家の男子と結婚された場合、皇位継承問題は一段落つくのか」として、次のような高森氏のコメントを載せているのだ。
    「 例えば、愛子さまがご結婚後も皇室に残られ、ご結婚相手が旧宮家の出身者として〝皇族との養子縁組〟で皇族の身分を取得している場合、〝皇族同士のご結婚 〟となります。男子がお生まれなら皇位継承資格を持つことになるでしょう。 しかし、そのようなご結婚については、ご本人のお気持ちをどれだけ尊重したのか、との疑問が生じかねません」 
     太字で強調しているのも、雑誌掲載のままである。
     旧宮家系男子を養子に迎える皇族がいないことにも、憲法違反になることにも一切触れておらず、 旧宮家系男子が養子入りして皇族になることが可能であるかのような発言になっている。
     高森氏が、男系派が大喜びしそうなコメントをしたことになっているのである!
     なぜこんなコメントが出たのか、わしのスタッフの時浦が高森氏本人に確認した。
     すると、これは 「憲法違反云々はひとまず横に置いて、という設定」 で、 「こういうシチュエーションならそのお子様の位置付けはどう説明できますか?」 という質問に答えたものだという。
     これは明らかに罠だ。最重要問題である「憲法違反云々」を「ひとまず横において」というようなふざけた質問はあり得ない。
     しかし高森氏は人がいいから、学者らしく質問されたことに生真面目に答えて、ありえない設定の、起こるはずのないシチュエーションにおけるシミュレーションを話してしまった。そして週刊女性はそのコメントを「ありえない設定」であることも「起こるはずのないシチュエーション」であることも隠して、現実味のある話のごとく、太字で強調して載せたのである。
     もちろん女性誌の読者には、高森氏が「憲法違反で、実現するわけがない」ということを大前提にしたシミュレーションを話していることなんか、わかるわけがない。神道学者で皇室研究者の人が、旧宮家系の男子が皇室に入れば皇統問題は一段落つくと言ったものとしか受け取りようがない。
     高森氏もこの取材には 「怪しい気配を感じた」 といい、そのために質問の回答に続けて 「しかし、そのようなご結婚については、ご本人のお気持ちをどれだけ尊重したのか、との疑問が生じかねません」 とのセリフを添えたという。
     このひとことを入れておけば、たとえ「ありえない設定」のシミュレーションであることを隠して発言を使われたとしても、ご本人の気持ちを無視して愛子さまを旧宮家系男子と結婚させることはできないというのが「結論」になるから、コメントが悪用される形にはならないと高森氏は思ったようだ。
     だが、週刊誌の悪質さはそんな想像の遥か上を行っていた。