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日本の国民よ、国民の犠牲を出しても「イスラム国」と戦う側につく覚悟を本当にするのか
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日本の国民よ、国民の犠牲を出しても「イスラム国」と戦う側につく覚悟を本当にするのか

2015-02-07 07:02
  • 10

2月1日イスラム国は後藤氏を殺害するビデオを公開した。

 その殺害の仕方は残酷で、我々はショックを受けた。激しい憤りの念を持った。私とて同じである。

 事件の残酷さに関心がいき、私達の多くはイスラム国が発したメッセージを見逃した。

 イスラム国側は次のメッセージを発している。

「日本政府は邪悪な有志連合に参加した愚かな同盟国と同じように『イスラム国』の力と権威を理解できなかった。(省略)安倍総理よ。勝てない戦争に参加した向こう見ずな決断によって、このナイフは後藤を殺すだけでない。今後もあなたの国民はどこにいても殺される。日本の悪夢は始まる」

 イスラム国は「今後もあなたの国民はどこにいても殺される。日本の悪夢は始まる」と述べた。

 これに対する安倍首相の反応はどうであるか。

 「首相は会合の挨拶で人質事件に触れ、”日本人にはこれから指一本触れさせないという決

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孫崎さんの心からの、我々国民に対する訴えが伝わってきます。私たちの命は自分のものであるが、家族など一緒に寄り添って生きている人がいます。どうしても、与謝野晶子の言葉が自然に口に出てきます。「ああ をとうとよ 君を泣く 君死にたもうことなかれ 末に生まれし君なれば親のなさけはまさりしも 親は刃を握らせて人を殺せとをしへしや 
人を殺して死ねよとて二十四までそだてしや~」。 
平和主義(専守防衛)から積極的平和主義(世界のどこであっても米国の意思に逆らう国と戦う)に変えたということであり、国連の機能を否定し、米国の論理が世界の論理であることを、日本が全面的に支持するということである。世界に居住し、世界を旅する日本国民の生命を守ることなどできず、全面的に米国に依存するということでしょう。米国の警察機能に依存する日本国政府が自国の国民の生命を独自では守ることができないということである。国家が見捨てた湯川さん、後藤さんと同じ運命が、いつでも、どこでも起きるということである。

No.1 113ヶ月前

合衆国と同じ有志連合に参加するということはどういうことを意味するのか、真剣に考える必要があると思います。
今イラクがどういう状態なのか、なぜこう言う状態になって「イスラム国」なるものが生じたのか。
まずは、「テロ許すまじ」「テロとの戦いに積極的に参加する」と威勢の良いことを言っているだけで本当に良いのか、
嘘っぱちで始められたイラク戦争の結果どういう経過で今の状態になったのか。
米軍がイラクで何をやってきたのか、米軍から引き継いだイラク政府が何をやってきたのか、現実を知ってから有志連合に参加するか否かを
判断すべきだと思います。
連日「イスラム国」の酷い映像がTVを賑わし、「イスラム国殲滅が正義」かのような論調がマスコミの主流になっているようですが、
 イラクに詳しいジャーナリストの志葉玲さんの記事を紹介します。
     「イスラム国は日米の外交・安全保障政策の失敗が産んだモンスター~暴走を止めるためにやるべきことは?」
  
     http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20150125-00042538/
 
 2003年に立った数ヶ月でイラクを制圧した米軍が2005年にイラクでやったこと

「2005年前後と言えば、ラマディはイラクの中でも最激戦地の一つだった。米軍が街を包囲すると同時に街の高台から、人々に向けて撃ちまくっていた。
攻撃の邪魔となると、一般の住宅や学校までも破壊された。市内の病院に向かう道は、「死の道」と恐れられ、米軍の狙撃手は、妊婦であれ、
子どもであれ、動くものは何でも撃った。街中を空爆が襲い、走り回る戦車が、傷つき倒れた人を轢き潰し、ミンチにした。あまりに大勢の人々が殺されたため、
街の空き地は次々と集団墓地に変わっていったのだ。」

そして、その後{○「サダムより酷い米軍」「その米軍の方がイラク政府よりマシ」}
「米国や日本が軍事的・経済的に支援した新生イラク政府は「米軍の方がまだマシだった」という無茶苦茶な拷問や虐殺を繰り返した。」
「スンニ派だというだけで人々はイラク警察や治安部隊に拘束され、拷問の挙句、殺されるということが頻発した。
殴る蹴るの暴行は当たり前で、電気ドリルで体中に穴を空けられた挙句、硫酸を流し込まれるなど、
残虐行為の果てに殺された人々の遺体があちらこちらに捨てられている状況になった。
その後、イラクの首相となったヌール・マリキ氏もシーア派至上主義であり、スンニ派への苛烈な弾圧を続けた。」

その結果「イラク北部や中部、西部のスンニ派教徒にとって、ISISですらイラク政府よりはマシという状況」が生まれたのです。
人口200万人のイラク第二の都市モスルの市民がイスラム国を迎え入れたのは「イラク政府の虐殺」から逃れるためとされています。

なんと絶望的な状態にあるのでしょう。
無事に市民生活が送れるようになれば自ずから「イスラム国」は市民の支持を失い消滅していくのでしょう。

政府がいくら酷いことをやっても合衆国の後ろ盾がある限りテロとは言われないんですね、安倍首相はイスラム国をISSに提訴する
というようなことを仰ってましたが、安倍首相がニコニコ仲良く手をつないだネタニヤフ首相は
パレスチナ政府からめでたくISSに提訴され、無事に受理されました。(凄まじい圧力があったようですが)
有志連合に参加すれば液状化させられてしまったイラクに平和はもどるのでしょうか。

空爆を受けるのはテロリストだけではないし、むしろ一般市民の方に被害が大きいということをよく考えるべきだと思います。
まさか、安倍さん軍需産業を第3の矢なんて言わないですよね、人間として最低ですから。

No.2 113ヶ月前

「犠牲を払ってもイスラム国との戦いに積極関与するのか」という質問は良い質問かもしれないが、それを問うならば同時に「その選択をしなかった場合、日本の西欧諸国との関係、特に日米関係で日本が受けるデメリットは何か」という質問もする必要があるだろう。そんな質問に簡単に答えられる日本人がどのくらいいるだろうか。答えられないような質問は、結局、良い質問ではない。むしろ扇動の道具でしかない。

No.3 113ヶ月前

日米関係で日本が受けるデメリットは何か?
答えは簡単です。総理大臣の首が据え変えられるだけです。国民は何も困りません。

No.4 113ヶ月前

本来なら大新聞にこういう見出しがデカデカと出て然るべきですが、残念ながら せいぜい日刊ゲンダイどまりでしょう。だからこそ孫崎さんがこのように書かざるを得ない みじめな日本。
「安倍首相よ、」でなく「日本の国民よ、」がポイントでしょう。そこにアベはカウントされていない。
アベというのは これまで生きてきた中で直面した問題を、どんな小さなものでも唯の一度も自らの力で解決した
(あるいは解決しようとした)ためしがない-状況証拠が溢れている人物に見えます。
人生通じて自分の知力体力で「問題をいかに解くか」日々格闘しておられる孫崎さんからすれば開いた口が塞がらない哀れな生き物ではないでしょうか。
しかし、孫崎さんでなくとも、ちょこ太郎氏が指摘されたような事実に目を向けようとする一般人なら誰でもアベの軽佻浮簿に先刻NOを突きつけているはずです。
すると、「日本の国民よ、」は何も分かっちゃいないB層や、分かっちゃいるけどアベ従属を止められない政官財マスコミ向けということになりますが、絶望的です...それでもノルマンディーのエピソードの如く、書き続けて頂きたいと思います。

No.5 113ヶ月前

oldjapさん。
米国にたいしておりにふれnoとかi dont think soということでは
日本の国益は損なわれませんよ。
むしろ長期的にはリスペクトされ国益の増進につながるでしょう。
米国のプードルになりさがったイギリスはべつとして、独仏などは
米国にたいしてはるかに是々非々の立場です。
そのことでなにか困ったことが起きていますか。
むしろ「こうしろ」といえばオートマチックにそうすると思われる
ような忠犬となめられれば、こいつには口笛さえふけば飛んでくる
からエサを投げ与える必要もないと思われるだけです。

No.6 113ヶ月前

安倍首相へのイスラム国への警告は含蓄あるものだ。今からでも遅くない。安倍政権は考え直し中東に関しては従来の中立の立場を堅持すべきだ。そして、中東地域、ロシア、中国に対する米国の強硬路線にブレーキをかける役割を担うべきだ。さもなくば、米国の巧みな策に乗せられ多大な経費を負担させられるばかりでなく、多くの命を捧げることになり、ウクライナ、ギリシャに次ぐ悲惨な財政破綻国家に落ち込むことになろう。

国際政治の場で起こる諸悪の根源に米国の意思と工作がある。米国はイスラエルロビーと軍産複合体とウオール街の利益極大化の為にだけ動いている。だから、共存共栄という概念もなければ指針もない。アウトローそのものだ。アメリカンバリューというのはせんじ詰めればそういうことである。米国はあらゆるコストを惜しまずロシアと中国とイスラーム領域を征服しようとしている。その野望実現の為に膨大な費用を投下して一年前にネオナチ政権を作った。ウクライナはロシア制服のための橋頭保である。極東の日本では軍国主義の復活を後押ししている。中東では米国はイスラム国の前身をシリアにぶつけ反イスラエルの芽を摘む作戦だったが、思惑がはずれ今のイスラム国になった。このイスラム国は欧米列強とイスラエルと周辺中東諸国に任せるべきだ。

No.7 113ヶ月前

>>7 続き
日本の喫緊の課題は中国との関係だ。最近、米国のマスコミと日本のマスコミが中国脅威論をがなり立て始めて居る。あろうことか、米海軍の高官が中國海での軍事行動を日本の海上自衛隊に任せようと言いだした。米国は日本と中国が戦うことにより両国が疲弊することを狙っている筈だ。米国の過去の軍事行動、そして彼らが堅持するREAL POLITICSの思念から判断して米国とはそういうしたたかな国だと言える。一つの典型的な例:ヒットラーのナチ軍がソ連に攻め込んだとき米国と英国は両国が共倒れすることを期待した。しかし、ソ連は意外に早く反撃に転じドイツ陥落直前まで迫った。米と英はあわてて大陸に上陸しドイツ攻略に参戦した。そしてめでたくヨーロッパで戦勝国になった。アングロサクソンはそういうずるさを持っている。米国が日本を中国と戦わせるなんてあり得ないと考えるのは甘い。米国のポチではおこぼれを貰えるどころか身ぐるみはがされて丸裸にされちゃうということを肝に銘じていくことこそがこれからの日本の外交でなくちゃいけない。

No.8 113ヶ月前

アメリカに余裕がなくなっているのかな?はじめから本当の理性ではないと思っていました。宮部みゆきの『ソロモンの偽証」ですね。だいたいソロモンが知恵を象徴しているというのも変な話。知恵が欲しいといっただけ。wisdomはwizardやwitchに通じる言葉。彼らは魔法は使えない。多分永遠に。

No.9 113ヶ月前

中國海とはあまり熟してないことばですね。
それがシナ海のことならそう書いたほうがよいと
思うのですが。
なにもそう書いたところでフレディ タンさんが
慎太郎の同類とはだれも思いませんので。

以前なにかで読んだのですが、中国のけっこうな高官が
支那は論外だがシナとカナ書きならチャイナやチナや
シノアなどと同様の外国による中国をさす名詞とかんがえる
ことができると非公式にですが言ったそうです
中国も日本では国内の地方にその名がついていることを理解
しています。
ですから石原が口頭でそれをいっても反応しないでしょう。
発音すると区別できませんから。

中国はオトでなく文字を嫌っているようです。

No.10 113ヶ月前
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