『女性自身』2015年6月23日号は「憲法改正マンガ」は戦争の邪魔になる「母の本能」押しつぶす!」という特集を4ページにわたって組んだ。
「自民党“憲法改正マンガ」の危険シーンにツッコミ」と書いた。
「国会の衆議院憲法審査会で専門家3名全員が集団的自衛権の行使を“違憲”と明言。こんな状況の中で、憲法改正をうたった自民党の漫画が話題を呼んでいる。
読んでみると、安保法制の先にある危険な未来がー
「戦争のいちばんの妨げは、子を守りたい母親の本能。母親が絶対に子供を戦場には送らないと言ったら戦争は成り立たない。だからこのマンガは、そんな母親たちを説得するためのツールなんです」
自民党が本年4月に発効した「ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?の出版目的をそう強調するのは弁護士の武井由紀子さん。
私は「危険シーン②携帯もネットもなかった時代の憲法で今の時代についてこられるかしら」と、③危
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わたしは以前から憲法の解釈変更などというものはない。
それは憲法違反を別の言葉に言い換えただけだ。
そう言ってきた。
それは個別的自衛権でもできるなどと相手の土俵に乗った
議論などしていてはいけないと言ってきた。
それは憲法違反だからいかんとだけ言え、どうしてもやりたければ
憲法改正してからやれといってやれと。
明文改憲などということばを使ってもいかんと。
そんなことばはわたしのMacにもない。明文化意見と変換される。
バカな野党政治家たちは頼りにならないことは承知していたが、
憲法学者がまともだったのは何より。
国民主権が憲法の精神であり、その意思を遂行するのが権限を委託された国会議員の本来の任務であるが、国民の多くから改正の意思表示が強く打ち出され委託されないので、マンガチックに改正の正当性を国民に訴え委託を受けようとするおかしな政権である。磯と詭弁に満ちているからなおおかしくなってしまう。
集団的自衛権が憲法違反でないといっているのは、国民でなく政権政党である。政権政党が、集団的自衛権は憲法違反でないといっているのに、なぜ、国民が集団的自衛権は憲法違反だから、憲法改正せよと、言わなければならないのだろうか。
こんな論理展開をされても、政権政党がわかっているだけであって、国民に理解できるわけがありません。
米国の意思を意思としながら、己の意思を意思としようとするから,国民に対する説明がわけのわからないことになるのです。心の中の世界なら可能であるが、言語にすると、矛盾に満ちて精神分裂的になってしまう。政権党は、頭を冷やす冷却期間が必要ではないか。
女性自身が憲法改正批判特集を組みましたか。護憲の動きが燎原の火の如くなるのも時間の問題みたいですね。
今日も国会の憲法審査会で自民党の議員が「携帯もネットもなかった時代の憲法で今の時代について来られるのかしら」というのと同じ趣旨の言葉を発していました。彼らの「問題の本質を隠し浮薄な言葉ですりかえてしまう」悪辣さが許せません。
私の見るところ、米国は中東で軍事政策が功を奏さず中東を泥沼化させてしまいました。そこで目先を変えてロシア攻撃に手を染めたが、所期の成果が上がるどころか、中露同盟を強化してしまいました。その反省もなく懲りずに米国は引き続き中国攻略を始めて居ます。しかし、中国攻略で頼みの日本がこのところ民主勢力に押され気味で一緒に戦う体制にはなかなか到達しそうにありません。当然のことです。自民党は時代の要請とか言っていますが、米国の強い要請があるから無理に無理を重ねているわけです。米国は中国攻略に日本の自衛隊を活用したいのでしょうが、無頓着極まりない日本の民衆にも徐々にでも日米支配層の陰謀が分かってきて不調に終わるでしょう。日本でこのような高度な政治プロセスが機能するのも日本国憲法のお蔭だと私は感謝しているのです。
孫崎先生が仰るように前文は特に素晴らしい。それは今の退廃した時代にこそふさわしいもので且つ不可欠なものだと思います。
憲法の前文というより、「交戦権」の問題がすべてではないか。
米国側、国際社会からみれば、「交戦権」を認めないことによって、日本を従属国、敗戦国に閉じ込めておけるが、認めれば日本を独立国として認めてしまうことになる。
米国の意図は、米国との同盟関係、従属化にある日本の集団的自衛権による交戦権行使であり、憲法改正による交戦権を認めているものではない。
米国の身勝手と、日本の従属否定「戦後レジームの脱却」が絡み合って、複雑化し、政府の説明が混乱しているといえる。社会共産を主体とするリベラル系のグループとマスコミを主体とする従属系が奇妙な一体体制を築き上げているので、国会議員を中心とする日本自主独立系が勢力を伸ばせない状況が続いているとみるべきでしょう。
>>4
うーん、なるほど、いろいろの観方がありますね。貴兄の「米国の意図は憲法改正による交戦権を認めているものではない」という一つの命題ともいえるものを支える証拠があれば教えて下さい。私はブッシュジュニア以降の米国のファッショ化を趣味で個人的に研究しているものですから、参考にしたいのです。
尚、ついでですが、私のコメント中の「高度な政治プロセスが機能する」というのが曖昧で誤解を招きそうなので次のように敷衍させて下さい。
「自民党は集団的自衛権の行使を可能にする解釈憲法を閣議決定したが、いざその実行を可能にする法整備の段階で躓いている。この躓きをもたらしたものが平和憲法の存在です。この平和憲法の精神は国連憲章とも合致し、米、中、露が目指すべき方向でもあります。そのような高邁な憲法を持つ日本ではいくら反動的な動きがあっても民主主義はなかなか潰れません」。
>>5
米国は、国民主権の国家であって、国民の同意が得られない場合は、何事もできない国家です。端的な例は、シリアに対する戦争であるが、国民の支持が得られず、戦争に直接参加できなかったのです。
日本が憲法を改正すれば、主権国家として、日米同盟があっても、国民の賛成が得られなければ、戦争に参加しないことを是認しなければならないといえます。是認だけの問題でなく、国民の同意があれば、日本の戦争を止めることができないことになってしまいます。米国としては、憲法で「交戦権」を否定させ、米国に従属化した集団的自衛権に限定させようとするから、政府は混乱し、おかしな現象が出てきているとみています。あくまでも私の見解ですが、確信しています。
>>6
younghopeさん。米国の意図の思弁的解釈としてとても面白いと思いました。
交戦権を放棄した日本をそのまま温存して日本の自衛隊を米国の好きな時、米国の好きな場所で使用するということを安倍たちは許そうとしている。なるほど、これって日米地位協定と同じ発想でダブルでしゃぶりつかれ略奪されることに日本が甘んじるという屈辱的なものを米国は意図しているのだということになりますね。なるほどなるほど、とても卓見だと思います。勉強になります。
特攻隊の隊員が敵艦に突っ込んでいく際に「お母あさん!」と叫びながら飛び込んでいったという話を聞く。せっかく生まれた命をこんなふうな理不尽な形で失わなければならなかった若者たちのために黙とうしたい。その取り返しのつかない命がもたらしてくれた戦後の日本で安穏と暮らしてきた自分を省みつつ、その若者たちのことを毎日、毎瞬間、追悼していきたい。