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東京新聞は「権力のポチ」ではない
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東京新聞は「権力のポチ」ではない

2017-01-20 14:30
     

    最近、東京新聞が面白い。
    119日「英国はどこへ行くのか」という見出しで
    社説を書いている。
    イギリスがEU市場に残留するということは、移民の流入を
    認めなければならない、移民に自国民と同様の
    手厚い社会保障を適用しなければならないと、
    この社説は正直に解説する。 

    EU法によって英国民ではなくEU市民となることを
    一方的に迫られるのである」とも書いている。
    イギリスは主権回復の道を選んだのだ。 

    特にこの社説で驚いたのは、「自由貿易は『善』、保護主義は
    『悪』とする新自由主義経済を謳歌してきたのが米英両国だ。
    そこでいち早く揺り戻しが起こった意味を考えるべきだろう」
    と書いていることだ。
    この態度は、朝日新聞とも、産経新聞とも違う。 

    「行き過ぎたグローバル化は格差を生み、先進国の賃金を
    下げ、雇用を奪った」と正確に書いている。 

    「賃金水準や雇用の安定化を図る合理的な保護主義があって
    いいのではないか」とまで踏み込んで書いているのだから
    素晴らしい。 

    毎日新聞などやめて、東京新聞を取るべきでしょう。
    歴史認識や憲法・国防では左翼っぽいが、その他の問題では、
    うなずくことが大変多い。
    他のどの新聞とも違うのは「権力のポチ」ではないという
    特色である。
    これはメディアの最も重要な価値なのだ。

     

     

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