朝日新聞が読書欄で異例の「訂正」 孫崎氏の著書めぐり2012年10月22日JCASTNEWS
元外交官で評論家の孫崎享氏の著書「戦後史の正体」(創元社刊)の書評に絡み、朝日新聞が2012年10月21日付朝刊で読書欄としては異例の訂正記事を掲載した。
「自立への一助にできるか」と題された「戦後史の正体」の書評が掲載されたのは9月30日付け朝刊。ジャーナリストの佐々木俊尚氏が執筆した。 朝日の訂正をそのまま記すと、9月30日付「売れてる本『戦後史の正体』」の記事で、1段落目の記述に事実誤認がありました。この段落10行分を削除します。
削除された最初の10行には何が書かれていたのか。約3週間前の朝刊を取り出すと、問題の記事の冒頭はこうなっていた。
「ロッキード事件から郵政民営化、TPPまで、すべては米国の陰謀だったという本。米が気に入らなかった指導者はすべて検察によって摘発され、失脚してきたのだと
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
米国の「政策」か、「陰謀」の区別をどのようにするかは、議論のあるところであるが、歴史的事実であることは覆せない。また、孫崎さんの労作「戦後史の正体」は、私たちの目を開かせたことは疑いようのないことです。「陰謀論」といった書論を下すのは、極めて一方的であり、適切な書論といえない。NHKが謝罪したのもうなずける。
一方オバマ氏が、鳩山氏のことを述べているところで、日本の硬直化が鳩山氏と断定すれば間違いであることに異論はないが、オバマ氏が関係した首相の代表格としてシンボリックにNHKが鳩山氏を対象にしたのであれば、訂正すべき間違いとまでは言えない。解釈の問題であり、「戦後史の正体」とは、別の問題としてとらえるべきでしょう。
米国の工作に巡らす陰謀はすごい。その陰謀を非難されると必ず彼らは「陰謀論」と言って否定する。
バブル崩壊前、私の知人が米国の日本に関連するデータ保持はその広さ深さですさまじいと言っていた。日本の官僚全員が米当局に対してスパイ同然だというのだ。日本は丸裸なんだ。そこに主権概念もなければ、国益も無く、人民の利益なんてものは吹き飛んでしまっている。
米国の指導で日本に新自由主義が導入され、今に至った。今、日本には定職に困った貧民層が増えに増え続けている。科学技術水準に至っては中國に遥かに及ばなくなっている。安倍・菅・トランプのコロナ対策をじっと見れば、誰にでも分かる事。日本は南米の後進国並みと言えよう。
孫崎先生の「戦後史の正体」は中世のヨーロッパにおける地動説に匹敵する著作だと言えよう。星条旗第一の朝日、NHKは陰謀論と言って大騒ぎするしかない幼稚なメデイア。沖縄タイムス、琉球新報の爪の垢を煎じて飲んでほしい。沖縄のほうがまだ独立心旺盛。羨ましい。
>>1
一つ前の記事へのコメントでも指摘したとおり、「オバマ氏が関係した首相の代表格としてシンボリックにNHKが鳩山氏を対象にしたのであれば、訂正すべき間違いとまでは言えない。解釈の問題である」と安易に済ますことはできないでしょう。やはり、NHKは明らかに誤報であり、孫崎さまのご指摘どおり、と思われます。
元朝日新聞記者の植村隆氏(62)が、従軍慰安婦について書いた記事を「捏造」とされ名誉を傷つけられたとして、ジャーナリスト桜井よしこ氏(75)と出版社3社に謝罪広告の掲載と損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は植村氏の上告を退ける決定をした。18日付。請求を棄却した一、二審判決が確定した。
一、二審判決によると、桜井氏は、韓国の元慰安婦の証言を取り上げた1991年の朝日新聞の記事について「捏造」「意図的な虚偽報道」などとする論文を執筆した。
植村氏は「事実に基づかない中傷で激しいバッシングを受けた」と2015年に提訴した。
(東京新聞11月19日づけ記事)
これは朝日新聞記者(いわゆる「従軍慰安婦」についての記事執筆時は現役記者)のほうから訴えた件ですが、最高裁まで争っている。法廷の外での闘争も繰り広げている。
櫻井よし子など嫌いだという人も、ここを読んでいる中では多いだろうし、いわゆる「従軍慰安婦」について一定の見解をすでにお持ちの方々も多いでしょうから、ここでは、朝日新聞記者の執念深さだけを読み取っていただければよかろうとおもいます。
そしてそれに加えて、報道する東京新聞も、しれっと、「従軍慰安婦について書いた記事」と説明している。わたしが、「いわゆる「従軍慰安婦」」と書いているのとぜひ比べてみてください。
孫崎さんの書評が訂正されたのは、佐々木俊尚が朝日社外の人であったからで、朝日新聞記者であれば、絶対に訂正されなかったであろうとわたしは確信します。
今回の件では、わたしは鳩山氏に(まったく別の情報がでてくれば別ですが)味方します。しかし、報道被害は、右よりの人々のほうがずっとたくさん受けてきたとわたしはおもっています。
>>3
2名の方から反論されておりますが、翻訳という事でなく、論理的思考においては、私の見かたに間違いはないと思いますので、文章全体で論理的過程を含めて考えてみたい。
孫崎さんが提供されたオバマ氏の原文は、あくまでも、鳩山氏の気質と鳩山氏が日本のどのような政治状況の中で誕生し消え去ったかを簡潔に表現されているものである。主体は鳩山氏であり、当時の政治状況は客体である。
鳩山氏が誕生した当時は、失われた10年の中で出口を求めあがいていたが、その混乱の中で、3年のうちに4人も首相が入れ替わった。鳩山氏は最後の首相であり、オバマ政権としては二人目であったが、7か月後には見事に消え去ったと鮮やかに日本の政治状況と鳩山氏の置かれた状況を描き出しています。
日本の政治状況が主体か鳩山氏が主体かといわれれば、文章の論理構成では、鳩山氏といわざるを得ない。日本政治が主体というのであれば、鳩山氏だけでなく様々な人が展開しなければ日本全体を描き出せないのではないか。