安倍首相は、右翼っぽいポーズをとっていて誤解する人が多いが、戦後の歴代首相の中で、対米隷属の最も強い首相である。
それは、集団的自衛権、TPP,、辺野古移転、「イスラム国」人質問題等、一つ一つ実態を見れば明らかになる。
安倍首相が訪米する。ここで日本の大手メディアは議会演説などで大歓迎されたと大騒ぎする。対米隷属が最も強ければ、米国議会が大歓迎するのは至極当然だ。
これから幾つかに分けて整理したい。
集団的自衛権について
集団的自衛権の本質は日本本土の防衛や日本人や日本の周辺を守ることではない。
まず自衛隊事態の活動がある。
次に日米安保条約がある。
日米安保条約第5条
各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動すること
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集団的自衛権と言えば、普通の考え方で言えば、10か国ならば10か国が共通の理念を掲げ、どのような場合に自衛権を行使すればよいか定めればよいのであって、その延長線上に国連があるといえます。ところが、現在政府が言っている集団的自衛権は、米国軍事力の補完的機能としての役目を果たすものでしかない。米国の国益、すなわち米国と密接な国イスラエルの国益を守ることでしかない。地域を限定すると、その意図が明確になってしまうため、地域の限定を外そうとしています。また、目的を石油輸送海路の安全確保などと、戦後であれば理解できるが、常識的には考えられない自衛隊活動を列記している。
米国軍事力支援、イスラエル支援を、いかにももっともらしく集団的自衛権の必要性が強いように虚偽、詭弁を羅列しているにすぎない。中国の脅威に対する保障担保が得られるかと言えば、米国は自国の利益が優先し、時と場合によっては日本など情け容赦なく切り捨てることを覚悟すべきである。さりとて、孤立化し、前の戦争の悪夢の再現は絶対に許すことはできない。論理的に考えれば、現在の個別的自衛権で日本が困ることはない。日本大和民族であれば、困るのは力が衰えている米国であることに気づくべきではないか。弱虫総理では、国益が失われるばかりである。
孫崎先生のご指摘の通りです。
この政権は日本の国益(民衆の利益)とは無縁の政権です。この政権は米国のウオール街、米国の軍産複合体、イスラエルのシオニズムにひたすら恭順し、そしてそれらに群がりおこぼれをいただこうとする日本の野卑た官製資本の利益確定を目指しているのです。ただこれだけだと、ドゴール大統領から商売しか頭にないと揶揄された池田首相とその一党みたいに可愛い存在ですけど、現政権にはネオコン顔負けの恐ろしい野望があるのを何人たりとも否定できないしょう。
中国を制覇する。一体どういうロジック、大義でそんなことが考えられるのか、分からない。菅、野田、安倍に至るホップ、ステップ、ジャンプの三段跳びを反芻するだけでも自明です。ここでは、この2,3年で起こったことだから、あれやこれやと触れませんが、中国は日本、背後に控える米国との臨戦体制に既に入っているのです。
とにかく、事態は窮迫しています。地方の大半のメデイアはそれに気づき報道姿勢を変えていますが、大メデイアがまだまだ翼賛傾向に拍車を掛けて居ます。大メデイアの政権からの離反を策すことが、まず今、大事なことではないでしょうか。
集団的自衛権は、自衛隊を米軍の下請け軍隊にして、米兵には危険すぎる地域の銭湯に着かせることである。アフガンやイラクの戦争から、たとえ五体満足で帰還した兵士も、精神異常の症状を見せる者が非常に多く、新たな志願者が激減しているためだ。
TPPは、米国の民間企業が自分たちの利益に為に、日本の法律をも変える権利を持つ制度であり、国家の主権を放棄させられるのだ。現時点であらゆる情報が「秘密」にされているのは、すべての国民が反対するためなのだ。
福島で原発が事故を起こしたため、世界の国が原発政策を見直しているのに、当の日本だけが原発をやめられないのは、日本政府が、欧米のモルモットになりたがっているためだ。日本海側に世界でも例のないほど多数の原発を並べ、北朝鮮・韓国・中国を挑発し続けている。ミサイル1発で大災害になるのは確実だ。
国民には「愛国心」が必要と言いながら、自分では「売国心」を持った首相をいつまで許しておくのだ。
徒然草第142段にいわく「心なしと見ゆる者も、よき一言はいふものなり。ある荒夷のおそらしげなるが、かたへにあひて、「御子はおはすや」と問ひしに、「一人も持ち侍らず」と答へしかば、「さてはもののあはれは知り給はじ。情なき御心にぞものし給ふらむと、いとおそろし。子ゆえにこそ、よろづのあはれは思ひしらるれ。」といひたりし、さもありぬべきことなり。かかる者の心に慈悲ありなむや。」
現代語訳 「物の道理のや情趣など分からないと思われる者でも、時には一言ぐらいは良いことを言うものである。荒々しい田舎武士で恐ろしそうに見える者が、そばにいる人に向かって「お子さんはおいでですか」と訊ねると、「一人も持っていません」と答えたところ、「それではしみじみととした情愛というものはお分かりにならないでしょう。さぞかし薄情なお心でいらっしゃるだろうと、まことに恐ろしく思われます。子供を持ってはじめてすべての情愛というものをば思い知ることができるものです。と言った、その言葉はいかにももっともなことである。
安倍氏の言動を見聞きするにつけ、「ああ、やっぱり」と実感することが多いこの頃です。そもそも、こんな人を首相の座に就けてしまったことが大失敗でした。
>>4
理性とか情緒の問題でなく、予算委員会で質問者を野次る姿を見ていると、学校の先生が回答に困る質問する生徒をしかりつける常識を外れた行為をするレベルである。やくざの世界で、米国(親分)の命令を素直に聞く日本(子分)であり、使い走りがようやくできるレベルでしょうか。
日本が自衛のためと称して、独自の軍事技術開発をして、軍備を増やし、米国とたもとを分かち独自の活動をすれば、多分米、中、ロの合同軍に袋叩きに遭い、日本国民は第二次大戦以上の塗炭の苦しみを受けるか、又はそれらの大国に3分割され、日本国は事実上消滅するだろう。軍事的に米国の属国でいれば、中国、ロシア共に安心していられる。すなわち、日本の活動は考慮せず、米国の動きだけを注目していればよいからだ。その意味で、中国が米国と友好関係を保ち、経済的協力を続ける限り、日本が中国から侵略を受けることはない。日本は決して米国が持つ以上の軍事技術を持つ事が無く、したがって、日本は中国からみて、ほとんど軍事的に存在しないに等しいからだ。とすると、日本の恒久平和は米国の軍事的な属国に留まることである。
日本人には欧米人や中国人のような長期的思考、策戦は無理だろう。日本人はそういう抽象的な思考を好む人間ではない。日本人は情緒的であり、自然科学や技術の分野でも、視野の狭い範囲でしか興味を持たないにんげんである。実は、それで高くの足元を揺るがしてきた。日本の自動車業界は米国の自動車業界を壊滅させるなんていうことは考えていなかった。こつこつ目先のカイゼンをやっていたら、いつの間にかトヨタがGMをやっつけた結果になったにすぎない。下手な考えをしない方がいい。他人がやらない方法をとることはいつの時代も、いつの部門でも成功の道のひとつである。中国は中国の得意な百年二百年先を考えた深慮遠望に基づく作戦でくるだろう。しかし、その結果がうまく行くとは限らない。焦るな、日本。
>>7
訂正 高くの足元 ――>他国の足元
ねえ、あんたも日本人なら、しんねりむっつり、複雑怪奇な議論を長いこと戦わすのは嫌いで、「ええい、そんなこと言わんで、腹を割って話そうじゃないか」という方じゃないの? もしそうだった、結局、欧米、中国のやつらにむしられるだけだよ。アメリカにくっついておれば、小損をしても、大損を免れる可能性大。日本人が1000人死ぬのと、1000万人死ぬのとどっちが良いと思う?人間の命は地球より重いなんて情緒的なこと言っていたら、計算はできないだろうけどね。要は、世界中の国はすべて、利己的な考えしか持っていない、ヤクザ集団だよ。日本も当然その1つ。良い国なんて無いんだよ。中国韓国が日本を悪く言うのは当然。だから言わせておけば良いのさ。起きたことは今更しょうが無いでしょ。謝るなんて無駄なことはしないでよろしい。謝って許してくれるのは日本のヤクザの話。外国には謝ったってたいした利益は起きないよ。ほっとけ、ほっとけ。やつらが日本を必要とする事態が起きれば、必ず、向こうから、「昔のことは忘れましょう」と言ってくるに違いない。もう、中国はその段階にきているみたいじゃない?謝ってあの人はいい人だなんていわれることは、政治家としてどうかね。