牌譜オーラス東家の選択です。何を切りますか？というよりも どのように考えますか？　という思考のプロセスが大事です。「タンヤオ」「ピンフ」「一通」「役牌」「役牌」「三色」「リーチ」全ての手役は追えませんので、ここで一つ切り捨てます。30000点終了の天鳳ルール、ドラ１含みの手牌2900点でゲームENDとあらば、まだ「役牌」は外せません。ヘッド候補として現状有力なのが２pです。「３色部分とヘッド候補が被ると３色になりにくいの法則」により、ここは「三色」を見切って打１pです。では仮に26200点持ちだとしたら？　その場合、役牌重なりの価値は半減するので發か中を選ぶでしょう。「タンヤオ」「ピンフ」「一通」「役牌」「役牌」「三色」「リーチ」このように巡目が進むたびに一つずつ諦めていきます。ここで諦める手役とは？「役牌」ですね。名残惜しいですが１枚だけ切りましょう。
「タンヤオ」「ピンフ」「一通」「役

牌譜
南家はをカンチャンで仕掛け打です。あの仕掛けを見てどう思いますか？　あー・・から仕掛けたんだなー　と思うじゃないですか。次の手出しはでした。やなら特に気に留めなくても構いませんが直後の仕掛け関連牌手出しは要チェックです。なぜ要チェックか？　というと鳴く前の手牌を再現できるからですね。では実際に再現してみましょう。　からを仕掛けて、次巡手出しです。　仕掛ける前の手牌を再現するとということですね。つまりあの仕掛けは、出来メンツからチーした可能性が高いということ。ドラを使い切りたいがために門前を崩し出来メンツチー、２９００点ってことはなさそうですね。をポンして打。ハネマン確定です。ここまで来ると更にハッキリします。出来メンツチー＋マンズの他のターツがある。　こういった牌姿からを仕掛けるケースは――そう、南家は十中八九タンヤオです。とすると、ここでベタオリで選ぶべき牌はになります。捨て牌を絵

麻雀プロ団体日本一決定戦が８月１１より開幕します！日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、ＲＭＵと日本プロ麻雀協会各団体８人ずつ、一人当たり１６半荘、計１２８半荘のスコアで勝敗を決します。日本プロ麻雀協会チームのキャプテンとして出場してきます。最終４半荘は各団体の現チャンピオン同士で大将戦、何とそこだけポイントが２倍！これは責任重大、やる気MAXですね。　頑張ります！
昨日はプロ麻雀協会の出場選手８人で決起集会＋練習会的なのをみっちりやってきました。ルールは１発裏有り（赤なし）３００００点持ち３００００点返し、順位点が１０－３０のほぼ最高位戦ルール。日本プロ麻雀協会の公式ルール　（＋トップ賞２０ポイント）麻雀日本シリーズのルール　（順位点が５－１５）とも違ったポイント配分。素点も大事だけれど順位点も相当大事。順位点が大事なルールは、天鳳での練習が活きるのではないかと思ってる。だだ天鳳と

オーラス、こういう牌姿でドラから切ってしまう人をよく見かけます。この点数状況ではドラは不要、手が整ってきた時に余剰牌になるくらいなら――という考えはわかります。しかしそれも「時と場合による」でしょう。トップ目が親、この局でこの半荘が終了することは確定です。目的は３着キープ、その手段は自分のアガリ以外にもたくさんあるのです。この局面もドラ切りのリスクを負って中を仕掛けるより既に仕掛けているトップ目の親に任せてしまったほうがいいのではないでしょうか？パブロフの犬のようにドラを早切りするのはいかがなものか？ということです。目的は何か？それに対する最も有効な手段は何か？その見極めが大事だということ。南３局ラス目が親番、上２人との点差的にもここでのアガリは自分にとって相当価値があります。これは自然なドラ切りですよね？むしろこれなら第１打ドラ切りのほうが良かったように思います。手応え十分のこの牌姿、う

特南の歩き方 index基本その２２２　目指せ５ブロックマスター！現在マンズで２ブロック、ピンズで２ブロックの４ブロックです。もう１ブロックをどこで作るか？　そういう時はこのように考えてください。　を　　の両面と　の浮き牌　を　　の両面と　の浮き牌その他の浮き牌は　　と　、、、この４つの浮き牌の優劣比較です。さてどこで５ブロック目を作りますか？そう考えると自ずと答えは出ます。そう、打が良いのではないでしょうか。
基本その２３２　ドラ（赤）の有無によって選択を変えろドラ（赤）が１枚以上あるときほど牌効率重視で選択しましょう。この場合は受け入れMAX打法の打２m、先制リーチ率を高める選択をします。ドラ引きや手役に期待するのはドラが無い時、打点が欲しい時です。またドラが無いときでも、無理にドラ引きや手役を狙ったりする必要はありません。アガれそうな牌姿なら素直にテンパイを目指すこと。特上卓は手数で

http://live.nicovideo.jp/watch/lv270714590本日の特南の歩き方　対戦応募者6名でした。抽選の結果対戦相手は――6n9　女忍者かなみ　ろあんぬ（敬称略）です。よろしくお願いします！
上家の仕掛けはこの巡目に５sの両面チーです。テンパイしてそうですか？　まあテンパイしていたとしてもおかしくないでしょう。この手牌、この巡目では門前リーチは難しそうです。下家は赤５sを切っていて不気味、対面はドラ１mのリリースが早くここも不気味。なので早めに手仕舞いしてしまいましょう――　とここで見るべきものは、いま目に見えている情報だけです。ドラの１mが全て切れています。仕掛けやダマテンに対する打点のケアは全く必要ありません。基本その２３１　ヤミテンをケアするな！怖いのはリーチだけですが、誰かリーチしていますかね？リーチに備えたい気持ちも少しわかるのですが、少し臆病すぎると

http://live.nicovideo.jp/watch/lv270714590特南の歩き方　生放送version　は明日火曜日21:00～です。URL　http://tenhou.net/0/?51838829ロビー番号　51838829対局者を募集します。エントリーフォームからお申し込みください。放送中は実演および、牌譜検討中心になりますが、対局者の検討は後日記事にしてアップいたします。昨日の生放送は天鳳名人戦の検討配信。天鳳名人戦といえば鳳凰卓よりも更に上のステージであることは間違いない。上級卓と特上卓、特上卓と鳳凰卓では違うように鳳凰卓と名人戦のステージでは最適戦略も変わってくることが予想されます。特に意識するのは捨て牌の信頼度。牌図はトップ目東家がドラの役牌をこの巡目にリリースしたシーン。特上卓でも鳳凰卓でも、同じように警戒するかといえばそうではありません。中には無駄にドラを

西家の３フーロー目は發を仕掛けて打４s。当然ながらこの８sは、打って良い牌ではないので迂回します。８sは通せなくても３sは通してよい牌だと思います。３－６待ちは否定されているので、３sが当たるとしたら単騎、シャンポン、カンチャン、ペンチャン待ちです。　シャンポンまたは単騎待ちは、ここからを仕掛けて打としたケース。直前に切ったがチーされていないので、このパターンはあまり考えにくいです。カンチャン待ちは、ここからを仕掛けて打としたケース。を切ればトイトイです。打点を下げてまでカンチャン受ける理由も見当たらず、これも考えにくいです。手出しの９s、待ち変えの可能性を疑いますが３sヘッドの可能性が薄いことを正しく理解していれば――何の躊躇もなく３sが打てるのではないかと思います。９段残り105ptで迎えた降段戦は２着続けての降段戦も２着で一時的に降段戦を脱出しました。今後は「より丁寧に打つこと」を目

上家のリーチを受けてイーシャンテン。２mは危険牌ですが、ツモ４m、６m、７mあたりは喜んで勝負しますよね？この点数状況では自分の牌姿が最優先事項です。好形、高打点なら、何も考えず手牌に屈して勝負してしまいましょう！打点は十分、しかし待ちがイマイチ。微妙なテンパイ時は何も考えずに勝負というわけには行きません。テンパイ打牌の２mの危険度考察です。・ソーズの３→１切りリーチということカン２sターツを払った可能性がありますね。もしそうなら東家のリーチは、カン２sターツよりも良い受けを選んだという情報です。３sに４sがくっつく好形変化の可能性も拒否しているということですからそれだけでも好形率が高いと考えられるのではないかと思います。３～７の牌のカウンティングは特に入念にこの場合は６sが自分の目から４枚見えです。この情報によって４－７s、５－８s待ちである可能性が否定されています。もしもこの情報が無か

http://live.nicovideo.jp/watch/lv269669474本日は天鳳名人戦の開幕戦！　今年も解説者です。来年こそ！昨日の話は超絶大事な話なので補足します。天鳳は完全順位戦です。 何点のトップでも何点のラスでも評価は同じ、そのシンプルな評価方法ゆえ――最終的に順位を決定づけるオーラスは、他の局よりもはるかに重要度は高い東場の押し引きが進学を決めるくらいの重要度なら南場の押し引きは就職先を決めるくらいの重要度、そしてオーラスの押し引きは――生死を決めるくらいの重要度といったら言いすぎですが（笑）　たとえ他でどのように上手く立ち回れたとしてもオーラスに一つミスをしただけで、その全てが水泡に帰す可能性があるということです。昨日の記事を参照してください。Ｑ・最後の場面は「3mが特別に危険なサインはない。上がりトップなら見合う」 とか言って 押してる系かと思いました。アガリ確