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押し引きに一貫性という考え方は不要です
2024-11-17 14:0050pt※この記事は8月20日note掲載分を加筆修正したものです本に入れたかったけど、長すぎるので挫折しました・・・○○を切ったからには××しなければならない という一貫性を重んじる考え方は、一見筋が通っているようにも聞こえるのですが、巡目や他家の動向、場に打たれた牌など、刻一刻と変化する状況に応じて目標を上方修正したり、目標を下方修正したり、 臨機応変に方針を変えていくことも大事です。 ※新書・強者だけが知っている 麻雀の真理48 より
(牌図A)昨シーズンのMリーグ、僕が堀選手のベストバウトを選ぶとしたら、このオーラスです。オーラスの親番、堀選手は渡辺選手のリーチを受けて一発目にをプッシュします。打も有力候補ですがラス目の魚谷選手とは1500点差。まだアガリも十分見込める巡目で形も悪くない。被ツモで親被り、ラス落ちの可能性もあるならば、渋々勝負といったところでしょう。 (牌図B)堀選手が -
染め手か?それ以外か?
2024-10-26 12:1550pt今日の記事はnote版、8月9日掲載分です
某プレイヤーの観戦をしていたらいきなりこんな破廉恥な仕掛けが飛び出した。
そう、これは染める気なのでしょう。判断基準は未来と未来の比較どうせこの手はスルーしてても先手を打点も見込めない未来しか予想できません。ならばいっそのこと、超大物手だけを狙い早め、早めにチンイツを決断するのも面白いと思います。
結局は実りませんでしたが終盤までもつれればツモ+鳴きで、それなりの形になることもあるでしょう。・安全度の高い牌を抱えやすい(重要)・相手の押し返しがわかりやすい遠い仕掛けはアガリも遠ですが、字牌を抱えながら守備力強化、索敵機能も果たしてくれるメリットもあります。
「10枚チンイツドンジャラ理論」と、紹介しましたが、早い巡目なら9枚いや、もっともっと早い巡目なら7枚、8枚からだって間に合うかもしれないのです。
3巡目、8枚しかないけどチンイツも意識。 -
仕掛けた方がダマテンは看破できる
2024-10-12 12:0050pt※この記事はnote版7月16日掲載分です。今週は多忙により記事の更新が難しくなっております。来週には復帰できると思うので、いましばらくお待ちください。
上家から打たれたを――
チーして打とします。基本的に全員門前時はダマテンを警戒しないドラも赤も見えていない手牌ですので怖いですが、全員門前時は基本的にダマテンを警戒しません。
※白枠は副露後の打牌です副露者がいたほうがダマテンは看破しやすい自分が仕掛けた後の打牌に注目してください。東家の打牌、南家の打牌は副露者つまり自分の現物か安全度の高い牌です。程度の危険度ならば北家もさほど警戒しなくても良いと思います。
よって今回はを勝負です!
※赤丸に注目!仮に東家にを打たれたとしましょう。
その場合は東家のダマテンも警戒しこの点数状況であればキッチリ迂回するのが推奨です。
副露者(自分)に放銃する可能性のある牌を勝負してきているので、当然 -
トレードオフ
2024-10-10 15:0050pt※この記事はnote版7月26日掲載分です。トレードオフとは?両立するのが難しい関係性のことを言います。
打点と速度はトレードオフ下家から出たをポンすれば両面テンパイしかし打点は最安値の1500点がほぼ確定します。このように一方を追求すると、もう一方を犠牲にしなければならない関係がトレードオフです。麻雀では頻出の話ですね。今日の記事ではみなさんがよく間違ってしまうトレードオフの話をします。
リャンシャンテンの牌姿です。この巡目ですから、全方向に安全牌を持ちたくなると思います。テンパイ率と放銃回避率はトレードオフ1枚安全牌を抱えることによって目一杯時よりも放銃回避率は若干上がると思います。
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平均アガリ巡目って気にしたことある?
2024-10-09 13:3050pt -
アガリの無い未来は本当にベタオリだけですか?
2024-10-07 13:0050pt※この記事はnote版7月26日掲載分です。
南1局北家、微差のトップ目です。手が悪く、消極的な手組にしていたとことでした。
さて、みなさんはここから何を切りますか?
打を選択する人が多いと思います。
これは大局観を問う問題、僕の推奨打牌は違います。
みなさんも想像力を働かせてください。この手牌で、一体どのような未来を望みますか?
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放銃時の打点を考察する
2024-09-22 18:0050pt今回の記事は赤無し、競技麻雀ルールの話です。下家のリーチを受けてテンパイです。は4枚切れ。は初牌で、いかにもシャンポンに当たりそうな牌ですがどうしますか?放銃時打点を考察するシャンポンに当たりそう・・・・と思ったら、シャンポンの相方まで予想してみましょう。 -
麻雀とプロスペクト理論
2024-09-19 18:0050pt最終手番です。ドラのを親リーチに勝負。放銃または他家にポンされなければ流しマンガンが完成します。みなさんはどうしますか?僕の選択は勝負せずでした・・・ポンされたら台無しだし・・・ロンされたら大惨事だし・・・て、天鳳だし・・・自分にそう言い訳しながらつい、消極的な選択をしてしまったことを報告します。麻雀とプロペクト理論プレイヤーがこの瞬間の放銃確率や、ポンされる確率を正確に認識しているわけではありません。A・が放銃になってしまう確率B・がポンされてしまう確率C・を打っても何も起こらない確率人間は「得をした嬉しさ」よりも「損をした時のガッカリ感」のほうが強く感じるためAの確率を大きく見積りCの確率を小さく見積もってしまう。意思決定の際に「損したくない」という感情により、認知のゆがみが出てしまうこと。「プロスペクト理論」とは、麻雀で例えていうと――放銃を避けたいと思うあまりに合理的ではない意思決 -
【超重要】危険牌先切りが、かえってリスクを大きくする話
2024-09-14 12:0050ptこの記事はnote版7月24日、8月23日掲載分です親番で迎えた大チャンス手です。Mリーグの影響でしょうか? を先切りして、安全牌を抱えるプレイヤーも増えてきたと思います。目を覚ませ!!今日の記事は「危険牌先切り癖」を患う人への提言です。まず、失点の定義を考えよう放銃が失点ならば、アガリ逃しもまた失点です。ドラも赤も無い手牌ならばアガリ逃しによる失点は少ないですがドラ赤含みのチャンス手でアガリ逃しては放銃を回避できたとしても失点が増えてしまいます。極端な話、下家に急所を鳴かれてしまいました。下家のアガリ確率が上がり、自分のアガリ確率が下がると、放銃回避はできても失点が増えたと言えるでしょう。下家の仕掛けに対して危険牌先切りすると、放銃率は下がりますが、失点率が下がるわけではない自分の手が安く、下家の手が高いなら放銃リスクを下げる危険牌先切りも有効ですが自分の手が高く、下家の手が安いならアガ -
ドラマティックチャレンジ
2024-09-12 12:0050pt東1局東家、対面から出たを仕掛けますか?これはポンテンにとる人が圧倒的に多いと思います。ちなみに僕も仕掛けます。が6枚、が7枚ならギリ粘っても良いですが――連荘目的ではなく守備目的どちらかというと他家にアガリが出る前に自分のアガリで潰しておこうという意識が強いです。【ルールによる鳴き度の比較】一発裏有り赤有りルール 鳴き度★★★★一発裏有り赤無しルール 鳴き度★★★一発裏無し赤無しルール 鳴き度★★★★★一発裏有り赤有りルールは、自分からドラが7枚見えていないので、守備重視で鳴き度が高く一発裏有り赤無しルールは鳴き寄りだけど、ギリギリスルーも有りかなと一発裏無し赤無しルールは門前のメリットが小さいので絶対に鳴きます今度はドラがです。判断は変わりますか?スルーした未来も面白いので変わりそうです。【ルールによる鳴き度の比較】一発裏有り赤有りルール 鳴き度★★★一発裏有り赤無しルール 鳴き度★★
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