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記事 30件
  • 6月8日の十段坂

    2014-06-30 12:00  
    110pt
    1戦目・南1局0本場・東家これはチーしたほうが明らかにアガリ確率は高まります。しかし1500点のアガリ確率を高めることよりも、この親番では仕掛ける仕掛けないの判断は、アガリ確率の上昇度合いとリスク回避効率それと打点と点数状況によっても変わります。・アガリ確率    微増・リスク回避効率  悪化・打点       低下・点数状況     アガリにメリットが少ないとあらばここは仕掛けずに門前進行、打点の追求を優先します。このリーチをものにして9600点の加点でした。皆さんもこの4項目、常に頭に入れて判断するようしてくださいね。あのアガリでトップ目に立つも、すぐさま倍満の親かぶり。その後も展開が悪く、2着と2000差の3着目、それどころかラス目とも6700点差で迎えたオーラス。トップ目対面の仕掛けは2pチーの6pトイツ落としでした。更に5sと發をポンして4センチ。ドラは3枚切れです。これは簡単で
  • 6月7日の十段坂

    2014-06-29 12:00  
    110pt
    1戦目・東1局0本場・北家これをゆとりのテンパイ外しにしてみた。打8sあの7sは僕がリーチでも出たのかい?聞いてみたい気がするけど、グッとこらえてもう一度テンパイを外す。打3m更に上家からリーチ後のツモはこれ。もしも麻雀に流れ的なものがあるのならおそらくはアガリ逃しまくりの僕にとって、相当悪い流れになりそうですね。それがこの放銃シーンですが・・・・1戦目・東4局0本場・東家絶対に逃したくないところです。通常はタンヤオ変化を見て78sを払うでしょう。しかし景色評論家としては、もっともよさげな両面ターツを外すことはありえない。景色・・・・あれ??むしろ69sの方が悪かったのですが、ヤミテンで良かったです。2戦目の途中経過はこうでした。迎えた南3局0本場・西家の手牌が我慢したかいあって、この半荘初めて訪れた先制の機会です。これは物理的に支払えません・・・3戦目・南3局0本場・北家2翻役コンビネー
  • 6月6日の十段坂

    2014-06-28 12:00  
    110pt
    1戦目・東1局1本場・北家親リーチの一発目、これは現物を抜くことが多いのではないかと思う。安全牌はなかったが、4→7の切り順に25、36待ち無しの法則により2m、3mを払う将来を見据えてのこと。同様に3→6の切り順に14、25無し7→4の切り順に58、69無しもちろん放銃する可能性はゼロではないですが、ほかの無筋よりもだいぶ安全度は高いと見積もってよいでしょう。もしもあの時、そういった安全牌候補がなかったら?その時は中抜きをせず9mをプッシュ。イーシャンテンを維持したほうがまだマシでしょう。結果下家の1人テンパイで流局するのですが、自分がアガリに真っ直ぐ打ったら上家の4mをチーして258s待ちテンパイ。おそらくアガリだったでしょう。鳳凰卓はベタオリ巧者が集うテリトリーだからこそ押し寄りの選択が有利になることもあるのではないか?と思ってます。特上卓、上級卓などでは「ベタオリのエラー」「見合わ
  • 6月5日の十段坂

    2014-06-27 12:00  
    ドラのリリース。形が決まったら今のうちに切ったほうが良いケース1戦目・南1局1本場・北家南が重なったこの瞬間、一刻も早くリリースしたほうがいいでしょう。このドラは鳴かれてしまいますがこの巡目以降、こうしたリスクが高くなることは間違いありません。自分がドラに頼らずとも形が決まった勝負手ならば、まだリスクだ少ないうちにリリースするのがお勧めです。躊躇せずにサラッといきましょう!1戦目・南2局0本場・西家この手牌はまるっとホンイツ模様です。不要なドラは早めにリリース。カン5mが埋まったり、ドラが重なったら余計にアガリにくくなりそうですよね?形というよりも構想、方針が決まった瞬間にリリースするということです。1戦目・南3局1本場・南家南3局、大事な局面です。3着目とは300点差のラス目、オーラスまでにここを捲ることに全力を傾けたいところですが、自分はオーラス親番です。とすればまだこの巡目、4100
  • 6月3日の十段坂

    2014-06-26 12:00  
    110pt
    2戦目・東1局0本場・南家東1局から親リーチに向かって、6連続無筋をぶった切って放銃するの図(牌図A)5連続無筋をプッシュして、もうそろそろ嫌気がさしてもおかしくないのだがそれでもなおかつ平然とイケルところが、僕のいいところでもあり悪いところでもある。Q・ところでこれはどこまで押す気だったんですか??A・え、一応2列目までは・・・3戦目・東1局0本場・南家これもメチャクチャ行きたいです!(牌図B)いや、むしろ行きましょう!!じゃあ2sからプッシュです。せーの・・とはしませんでした。これは打点的な話です。でもこの牌が来ると知っていれば話は別でした。そうです!2s、4sを払ってあのリーチに向かうとしたらドラ2以上です。(牌図A)と(牌図B)の押し引きの差はそこにあります。でも25mがこうも絶好の受けだとどうでしょうね?押して見ても良かったかも・・しかし、こうなると話は別です。仕掛けても打点的に
  • 2翻役コンビネーション 4

    2014-06-25 12:00  
    110pt
    これは最初から決めてました。2翻役コンビネーション・ホンイツversion。妥協はしないつもりです。もちろん臨機応変「時と場合による」のですがこの巡目ならまだ狙えると思います。初志貫徹・・・というわけではありませんよ。狙うときは思い切りよく!1~9と字牌まで、全てホンイツの有効牌です。つまりリンシャンから有効牌を引く可能性は現在1/3以上。ここをチー。もう力尽くでも完成させる覚悟を持って――配牌時点でアガリを一直線に狙うと、1000点になりそうでしたね。1000点が無意味だとは思いませんが、巡目が早ければ無理やり狙っても意外と間に合うものです。その次局もまたこうして狙います。相手が嫌になるくらいしつこくいきましょう。東場フルスイング打法の真髄です。諦めさせることができたら勝ちですよ!字牌を切るのが普通ですが、8p引きには何ら魅力は感じません。打9p。これでタンピンとホンイツの両天秤になりま
  • 6月2日の十段坂

    2014-06-24 12:00  
    110pt
    1戦目・南4局0本場・西家オーラスはこの点差。ここで「何鳴く?」問題です。配信でアンケートを取った結果、このような数字になりました。4sチーが約7割、4mチーが約4割、23ポン、5mチーが約3割何も鳴かない!という人は少し考えて見てください。天鳳の10段配分は――トップだと+9000円、2着だと+4500円。3着はゼロで、4着は-18000円といった配分です。200000円持ちスタートで、400000円貯まったら天鳳位達成。全財産が無くなったら9段に降段するという、相当に無茶なレートで勝負してします。まだピンと来ないでしょうか?トップが30%、ラスが30%の可能性がある選択は、期待値-2700円トップの0%、ラスが10%の可能性のある選択は、期待値-1800円
    つまり、プラスの可能性を追求することだけが、期待ポイントを最大にする選択ではないということです。そしてもうひとつ、天鳳は完全順位制
  • 体感と経験則

    2014-06-23 12:00  
    突然ですが皆さんは、歳をとる度に「物忘れ」激しくなってきたりしませんか?僕なんかはもう、同時に物を頼まれると片方のことをすぐ忘れたり、1時間前に食べた昼食のことをすっかり忘れて出前を頼みだしたり、降りる駅でトイレに入り用を足したら降りるのを忘れて帰りの電車に乗ってたり「さっきの何待ちでしたか?」と前局のことを聞かれ「え?・・・あう・・・ん??」と答えられなかったり、トイレットペーパーを買いに行くためだけにコンビニへ外出したのに、買ってきたのはなぜかレッドブルだけだったり(笑)いやいや、全然笑い事ではないのですが、とにかくもう酷いものです。「き、木原さん。それで麻雀大丈夫?」と思われる方もいると思います。そういった疑問に胸を張ってお答えします。「はい、全然問題ありません!」そう、このコラムは記憶障害自慢のコラムではありません。麻雀のコラムなのです。歳をとるとこうして失われていくことも少なくな
  • 5月31日の十段坂

    2014-06-22 12:00  
    110pt
    1戦目・東1局0本場・北家いわゆる2シャンテン。高打点が見込めなくもありませんが9pが3枚切れでした。ここは打7sで完全撤収の構え。9pが生きてたら3pから行ってみます。1戦目・東3局1本場・南家打發が普通ですね。しかし東場のこの点数状況ならば――マンズを外し、このように狙ってみてもいいのではないでしょうか?1戦目・南1局1本場・北家これをポンと言ってしまったのですが、皆さんどう思われますか?マンガン確定ならともかく、3900の仕掛けはこの巡目、この牌姿、この点数状況なら必要ないでしょう。最悪の展開ですが、ここはライバルが相手なので戦いますよ。1戦目・南3局2本場・南家2pが2枚切れです。こんなクソみたいなテンパイですがここもラスを争うライバルが相手です。7m勝負でテンパイ取った方がマシですね。1戦目・南4局3本場・東家南3局の結果は流局でした、こうして差を詰めておくとオーラスに1000点
  • 5月30日の十段坂

    2014-06-21 12:00  
    110pt
    1戦目・南3局0本場・東家普段は仕掛けることがないこの巡目の8mです。しかし選択の判断は、どんな時でも臨機応変「時と場合による」ということ。対面はラス目にして2巡目にドラ2s切り。5巡目に3sが手出しときたら染めているようにも見えません。これはただ単純に早いのだけではないのか??現在3300点差の3着目。ライバルの対面がああだとしたら――渋々チーテンを入れました。この大事な南3局で捲くられるわけににはいきません。結果、対面はたいした手ではありませんでしたが「過程と結果は別物」ですよね?1戦目・南4局0本場・北家4200点差の対面がソーズの染模様とあらば、こんなイーシャンテンには取らない方がいいでしょう。別の色で待つ可能性を追求したほうがお得ということです。+間合い判断ですね。今のうち、今のうち!当然こんなテンパイは取りません。ソーズ以外の牌は、良い景色になる傾向が分かっていれば尚更のことで