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【Мリーグ】鳴かれるのは罪なのか?
2021-12-31 16:1550pt本年中はご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。来年も皆様の麻雀ライフに、少しでも役立つよう精進します。日本プロ麻雀協会 木原浩一※1月1日の更新はお休みします茅森選手がを切ったシーンです。門前リーチが第一志望の手牌を残して先切りのほうが良さそう。これも初牌のから切りそうこれはドラを残してもいいけど僕ならを残してここでを切っちゃいます。 雀頭の引きでタンピン三色構想プラスアルファ安全度は圧倒的にの方が高いです。茅森選手は他家に役牌などを鳴かれることがマイナスと考えている傾向がありますね。もちろん鳴かれて悪い局面も多々ありますが自分が将来手が進む可能性が高そうな手牌だとしたら不要な役牌孤立は先に処理すべきでしょう。下家が既にタンヤオ仕掛けならわかりますがこの状況で不要な赤をホールドするのは損な気がします。2枚切れでも安全牌兼用でを抱えておいたほうが良いでしょう。茅森選手がをプッシュした -
【Мリーグ】選択肢を増やす工夫
2021-12-30 15:1050pt新作動画も見てね~問題です。第一打にドラのを打ったこの選手。一体誰でしょうか? ちなみに点数はほぼ配給原点です。打ちそうな人、複数思い当たりますねぇ~ 正解は――滝沢選手でした。意外じゃないですか?今シーズン好調の滝沢選手。好調時だからこそ思い切ってやってみようか? ということなんでしょうね。滝沢選手は元々麻雀IQが高いプレイヤーです。しかし考えすぎて損をするタイプでもありますね。そんな滝沢選手が自己主張を全面に出してくるなんて――やる気ありますね。いいんじゃないかと思います。滝沢選手がリーチしたシーンです。高めは3枚見え、安めはドラです。滝沢選手はダマテンにするイメージでしたが――どうせダマても出ねぇし、オリることなないし相手が抑止されて、ツモ機会が増えたら上等!ということでしょう。本人は否定するかもしれませんが少しだけ佐々木選手の影響を受けているかもしれませんね。良いリーチ判断だと思い -
【Мリーグ】強欲はどの程度まで許されるのか?
2021-12-29 14:0050pt南1局、トップは突き抜けていて下3人は競りの状況。下家のリーチを受けて一発目、たろう選手の選択は――ノータイムでをカチこんで、これが痛恨の放銃となった。押し要素は色々あったと思うが、最も強い押し要素はこの親番を落とせばトップが獲れないということであろう。トップとは43700点差、2着まで3500点差この点数状況であれば、2着を狙うのが常人の感覚だろう。2着狙いならこの巡目、アガリを諦め現物のペンチャン落とし、テンパイ狙いに切り替えそう。さすが強欲の鈴木たろうといったところか――本当にそれ、お得なのか?強欲な選択で鈴木選手が得したのを見たことがあるだろうか?唯一思い浮かぶのはこの四暗刻くらいだろう。後は大体空振りしているか裏目を引いて失点しているかだオーラス鈴木選手がを打ったシーンです。このままじゃ不満だなぁ・・・ せや!ハネツモ狙ったろ! って感じですね。2着目と15000点差、ラス目と1 -
【Мリーグ】深読みしすぎると損をする
2021-12-28 13:0050pt瀬戸熊選手は チー 打 から大ミンカン。人読みも込みで、あの手牌のイメージは何でしょう?マンガンだったら大ミンカンはしなそうですよね。マンガン未満の好形、イーシャンテンもあるかもですね。内川選手がダブポンで追撃してきます。じ・ご・く! じ・ご・く!しかしここは、ベタオリスキルの見せ場でもありますね。瀬戸熊選手の手牌はそのまま内川選手は3副露して打でした。瀬戸熊選手も内川選手にかなり押しているのでテンパイでしょう。さて、手詰まりですがどうしますか?瀬戸熊選手がテンパイならチーテンである チーテンでマンガン未満テンパイだったならこの牌姿からチー、食い伸ばしはなさそうに見えます。くっつきテンパイなら門前リーチを目指すはず。瀬戸熊選手の打牌選択傾向からも相当考えにくいです。ただ、ソーズのホンイツなら大ミンカンの前はマンガン未満、そのケースは完全に否定できませんね。内川選手はピンズの染めかも、 -
【Mリーグ】麻雀は総合力
2021-12-27 13:0050pt若干ビハインドで迎えた東場の親番。4巡目、多井選手の選択は――打、ドラがなので普通といえば普通の選択なのだが――多井選手は初年度から少しづつ変わってる気がする多井選手はどちらかといえば、アガリにくい高打点よりも、アガリやすいミドル打点を狙う傾向があったと思う。チームが3連ラス中だったからトップを獲りにいったんだよそうかもしれませんが、初年度から比べると勝負する構えを組んでいる機会が増えたように感じますね。自然にそうなったのか、あるいはMリーグの選択傾向を見極めて微調整していったのか 真相はわかりません。多井選手が打としたシーンです。シャンポンになった時の布石の意味もありますが・危険なドラ表示字牌を早めに処理したいこれは解説しなくてもわかりますね。・ドラ表示牌を早めに相手に見せたい門前崩しや、他家に自分が早いアピールする などこの時の瑞原選手の手牌進行です。が2枚見えているから使いにくいか -
良い手は門前リーチを狙い、悪い手は手役を狙う
2021-12-26 12:0050pt良い手は門前リーチを狙い、悪い手は手役を狙う生放送でよく言ってますね。 今日の記事は過去記事を加筆修正したものです。なにを切りますか? というよりもどういった構想で手牌進行したいですか?切る牌を決めてから読み進めてみて下さいね~この牌姿だと三色が見えると思います。ただし、678の三色は狙わないでください。 678の三色を成就させるためにはツモかつツモかつツモ条件になります。両面部分を1回でも逆、つまりを1回でも引いてしまうと、678の三色にはなりにくくなってしまいます。を引いた後も、テンパイ前ならを引く抽選を受け続けるわけですから、正確には2分の1というわけではありません。本来の確率を算出するのは難しいですが、高めかつ高めかつ高めの3段階抽選が難しいということはわかってもらえるでしょう。サンショクガー、サンショクガー、サンショクガー生放送をやっていると、三色狙いを指摘する人多いです -
【Mリーグ】点数状況判断、ドラホールドの技術
2021-12-25 12:3050pt南2局、3着目岡田選手の選択。安全牌を抱えたい ← わかるドラは切りたくない ← わかるというわけで渋々でした。 しかしこのルートの未来予想図はドラを重ねる以外期待が持てそうにありません。も大事な打点アップの種4着が離れた点数状況、2着以上を目指すならここはを切るか、思い切ってドラのを切るかストレートな進行に魅力がないのだからあるいは3トイツを嫌ってかを切る手もあると思う。ドラを切らないつもりなら、ここで打という手も――この手順を踏んだら、ここでドラ切りになってしまう。2着以上を狙うならもっと早い巡目に方針をハッキリさせるか最後までドラを放さないような手組にしたほうが良いと思う。オーラス、東家と12900差、西家と8900点差岡田選手がをポンしたシーンです。トイトイやホンイツを狙うならわかる。しかしから仕掛けても、それらの手役は難しい。マンガンを狙うとしてもドラ、赤頼りになってしまう。だっ -
手詰まった時の牌譜検討
2021-12-24 14:0050pt手詰まりを防げ! の話をする前に大事なことを言います。たとえば牌図のシーン、安全度の高いを抱えて、を切ろうと思うじゃないですか。縦引きからのと雀頭振り替えや引きで打ルート、は大事な打点アップの種です。この後も安全牌を引いたらを切るかどうか――引きの両面、ドラ、そして何より引きのテンパイを逃すのは痛いと考えたらは切らないです。手詰まりを防ぐことを最優先としない・手牌の価値・点数状況・残り局数・巡目、他家の動向によって優先順位は変わります。たとえば同じ牌姿でも、トップ目であったりドラが無い価値の低い手牌であったり他家に特別が危険な状況であればここでを切ってしまうこともあるということです。・手牌の価値・点数状況・残り局数・巡目、他家の動向ではさっそく牌譜が届いたのでどのように検討していくかやってみましょう!うん、これは痛恨すぎる12000放銃でしたね。放銃したよりのほうが良かったとかは一旦置い -
手詰まりを防げ!
2021-12-23 12:0050pt対面はソーズの両面払いでマンズのカンチャン残しでした。前にやりましたね。あの仕掛けは十中八九マンズの染めでしょう。ぐぬぬ・・・ 12000確定には勝負できない。迂回を選択したところ下家も仕掛けて応戦です。あれは・・・ ピンズの染めに移行した感じですね。完全に詰んだ・・・・ とまあこのように詰んしまってからの何切るは難しいのですが――こうなる前にどうにかならなかったのか?放銃シーンだけを振り返るのではなくこの局を最初から振り返って考えることが大事です。みなさんも結果的に放銃しなかったものの、ベタオリなのに完全安全牌ゼロ、手詰まってしまった経験は何度もあるはずです。掲示板にて、手詰まりの牌譜を募集します。たぶんイーシャンテン、リャンシャンテンの何切る問題よりも、実戦で役に立つ考え方だと思います。僕もどちらかといえば苦手分野ですのでみなさんと一緒になって考えてみたいと思います。遠慮なくドンドン投 -
【Mリーグ】赤、ドラ切りの技術
2021-12-22 13:3050pt東1局東家・魚谷選手がを切ったシーンです。ドラがですので自然な選択ですね。次巡裏目のを引くと躊躇することなくドラの切りとします(牌図A)チャンタ三色まで狙える牌姿魚谷選手は打とします。次巡裏目のを引くと――こちらも躊躇なく切りとします(牌図B)赤、ドラ切りも技術のうち魚谷選手は見切り時が良いプレイヤーです。また躊躇なく選択することによって他家にも影響を与えています。たとえば(牌図A) たろう選手は自風のを1鳴き、テンパイに取っています。もしも魚谷選手のドラ切りが無かったらこの牌姿であれば1枚目はスルーしそうですよね。(牌図B)のシーンでは雀頭の定まらないこの牌姿から、堀選手がドラのを先切りをしています。普段強気な手組をする堀選手にも魚谷選手の切りが影響を与えていると思いました。常にチャージしていく姿勢が大事この半荘、魚谷選手は全くテンパイせず南場の親も落とし、南3局までノーホーラのラス目で
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