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八段坂奮闘記2 最終回
2016-06-11 12:00110pt引き続き九段昇段戦です。この時点でダメ臭が漂いまくる手牌です。こういう時は大体チートイツを狙います。便利な役ですね~。ただし赤重なりには期待はしません。むしろ今の内に切っちゃいます。麻雀が強い人はチートイツがうまいなんて聞いたことありませんか? 僕はどちらかというと麻雀が強い人はメンツ手の見切り時がうまいのほうがしっくりくると思います。見切りとは諦めること投資でいうところの損切り(ロスカット)のタイミングですね。赤は撒き餌自分がアガれそうに無いとき、一番嫌な相手の行動は「門前リーチ」じゃないですかね? 赤を切ることによって北家が喰いつき、連鎖的に東家も仕掛けました。祝儀のない天鳳だからこその戦略です。ただしドラが中張牌の時は止めたほうが良いかもしれません。+1翻でマンガンなんてことはよくある話ですからね~相手に仕掛けさせてから、自分は虎視眈々とカウンターを狙うのです。昇段戦でも特に打ち方に -
八段坂奮闘記2 vol.23
2016-06-09 12:00110pt九段昇段戦でしたー!上家が7pポン打6pの直後、この仕掛けに迂回するかどうかの選択。しょーもない手なので1p連打で構わなかったのですがドラが5m、8mで放銃して高いイメージが――なかった・・・ん・・・だが・・・ゲフッ遠い仕掛けその1 不発でした遠い仕掛けその2 微妙・・・これはちょっと焦ったかな~一応マンガンのイーシャンテン。ラス目の親ということもあり他家に圧をかけるという意味でもギリギリOKの仕掛けということにしておきましょう!何切ります? ピンズのペンチャンを払ったのですが素直に打6mで良かった・・・この巡目までくるとアガリにドラを絡めるのは少し難しい。しかし アガリを諦める=ベタオリ というわけではありません。ここは親権維持、形式テンパイチャンスMAX打法の打3mリリースするとしたらドラ使いのアガリを諦めた瞬間、ここしかない!どうしてこうなったー!運王降臨ドラリリースのタイミング。 -
八段坂奮闘記2 vol.22
2016-06-08 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv265703818本日の 特南の歩き方生放送version 対戦者は――ちゃびん? べほいみ 利一@最高位戦 (敬称略)です。よろしくお願いします!東2局東家。麻雀にもゲームプランというものがあります。この点数状況でこの牌姿をもらったら何を狙うか?ということです。この時点で狙うのはメンタンピンですね。いつも心にメンタンピン!メンタンピンというのは手段、目的はこの局でトップのポジションを強固にすること。そう考えるとここは打1s、または打北の2択になるかと思います。状況が変われば目標を下方修正することもあります。上家のリーチ7sをチーして打北のイーシャンテンに受けて―― とする人もよく考えてみてください。配牌数: 52226回 和了率: .225 (11771回) 放銃率: .123 (6469回)これが僕の天鳳データです。特 -
八段坂奮闘記2 vol.21
2016-06-07 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv265703818特南の歩き方 生放送version は明日水曜日21:00~です。URL http://tenhou.net/0/?51838829ロビー番号 51838829対局者を募集します。エントリーフォームからお申し込みください。放送中は実演および、牌譜検討中心になりますが、対局者の検討は後日記事にしてアップいたします。読みのヒントは自分の手牌と捨て牌の中にありここで打4sとしました。このリャンカン部分以外が埋まるとカンチャンリーチになりますね。宣言牌は6sです。形が決まっているイーシャンテンなら1sより先に6sを打ちそうなものです。そうしなかったということは6sが手牌の関連牌であった可能性を疑うこと。切り順補正の話は散々取り上げてきたと思います。4s→6sの切り順だと2-5sは通りやすいということ。「切り順補正」 -
八段坂奮闘記2 vol.20
2016-06-06 12:58110pt東4局天鳳だと微妙な追っかけリーチだと思いますか? 確かにトップボーナスの大きな収支戦と比較するとリターンが小さく、リスクが大きな選択であることは間違いないですが収支戦と天鳳で比較するわけではないのです。リーチ時と非リーチ時の比較が判断材料なわけですよ。これをリーチせず、良い結果になることは想像しにくいです。良い結果になる抽選がそれなりにあるのなら、リスクは積極的に負いましょう。3軒目のリーチ。マンガンを放銃してラスになる可能性のある点数状況下での追っかけリーチは好形率が通常よりも高いと考えたほうが良いでしょう。特に天鳳ではそうですね。追っかけリーチ者の点数状況を見て好形率を判断しましょう。東4局1本場昔はこの9sは仕掛けていました。今は仕掛けないようになりましたね。「役牌バックだから仕掛けない!」というわけではないですよ?9sが3者に安全そうな牌だから仕掛けないということです。つまり9s -
八段坂奮闘記2 vol.19
2016-06-05 12:00110pt今日は1半荘じっくり解説したいと思います。東1局東家ドラの役牌が孤立です。こういうときはドラがうっかり重なった時に備えるような残し方を心がけます。このツモでちょっとだけピンズを意識します。打2m東が切られてピンズ意識が低下。打南下家が役牌のドラをリリースしてきました。だからといって特に警戒することはありません。ダンラスが切ってきたのなら意識しますが、フラットな点数状況なら――まだまだであってもおかしくないからです。1つの情報だけで特別相手を警戒することはありません。複数の情報によって読みの信頼度は上がるものなのです。もちろんこの手牌ならドラを合わせずしつこく残します。親のメリットは打点ですから、そのメリットを簡単に放棄してしまわないように。東2局北家東家が白を仕掛けて打5sです。その後に北を手出ししました。複数の情報によって読みの信頼度は上がるとはこういうことです。東家は鳴き手であるという -
八段坂奮闘記2 vol.18
2016-06-02 12:00110ptホンイツ狙いはマンガン成就率も大きな判断材料ですがこのまま手なりで進めた時の打点、アガリやすさも大事な判断材料です。例えばこの手、手なりで進めたとして門前リーチは難しい。手なりで仕掛けたとしても2000点?というイメージではないでしょうか。しかもアガリにくそうですよね。特別アガリに価値があるような点数状況でもありません。アガリにくそうな手牌を少しでもアガリやすく――と考えるよりも、どうせアガリにくいなら大胆にいってみてはいかがでしょう?マンズ、ソーズのカンチャンターツを残して先手を狙うよりも先手が難しそうだからこそ、打点アップの種かつ安全度の高そうな牌を残しておく。テンパイ巡目を遅らせたほうが打点は上がるという例の一つでもあります。攻守兼用のホンイツ仕掛けですね。これは仕掛けてもアガリやすそうな手牌ラス目の親番ということであれば、局を流すことにも価値があります。それでも白をスルーして、ソー -
八段坂奮闘記2 vol.17
2016-06-01 12:00110ptオーラスはトップと10900点差、3着と9100点差の2着目。ラス目が遠く、3着目とこの点差ならトップ狙いでいきたいところです。(牌図A)プラス1翻を意識せよマンガンツモ条件を満たすためにはリーチ、ツモ、裏ドラ を考える人が多いのではないかと思います。他に何も目指せなかったらそうします。しかしこの手牌にはあるじゃないですか! 一盃口(イーペーコー)という役が!反射的に2mを切ってしまう人も、この時ばかりは5mを切りましょう!何切りますか? 三面張固定の打8sも、仕掛けMAX5ブロック打法の打7mも期待ポイントは大幅プラスになります。でもこの牌姿なら――打3mとしてみてはいかがでしょう。3-6sは仕掛けませんが8sはポンします。意図はもう分りますよね?プラス1翻を意識せよ打点厨だからそう言うわけではではないですよ。マンガンを狙ったほうが得な局面って多くないですか? そのために手牌に1翻役をく -
八段坂奮闘記2 vol.16
2016-05-29 12:00110pt「木原!これ何回も同じようなの見たよ!」というものも出てくると思います。そう、何回も出てくるものほど大事なことです。静止画だと選べても、制限時間内だと選べない。そんなことはありませんか?実戦では打牌選択の理由をいちいち考える時間の猶予はありません。打牌選択はほぼ反射的に選ぶものだと思います。ツモってきた7p、さて、どれを切ろうかな~・・では遅い!ツモる前にイメージしておくこと、そのイメージの蓄積させることが麻雀の勉強です。超絶アガりたい → 仕掛けられる手役キボンヌ → タンヤオか役牌縦重なりの比較なら 中張牌>役牌 というような青字のようなイメージを、ツモってくる前に描いておくことです。これだけ忠告しても、役牌よりも2sのリリースが早い人!結構いますよ~!イーシャンテンですので打6mです。さて、イーシャンテンでイメージを止めてしまう人いませんか?天鳳は鳴きたい牌で止まってくれるので気づ -
八段坂奮闘記2 vol.15
2016-05-27 12:00110pt福地さんのブログよりまず自分の手牌をパッと見て、次に点数状況をパッと見て真っ先にオリを考えた人はかなりの重症だと思う。病名は――マニュアル症候群親リーチに勝負すると損、トップ目から勝負すると損このように麻雀をシステマチックに捉えすぎなのなのだと思います。システマチックに考えることで基礎能力は高められると思います。その反面、本やサイトで麻雀を勉強する人、人に聞いて勉強しようとする人は自ら考える能力が身につかないその結果アドリブが利かない、マニュアル症候群に陥りやすいのだと思います。天鳳は完全順位制です。アガりやすさや打点と同じくらい着順や点差も大事な判断材料。親にマンガンを放銃したとしてもどうでしょう?ラス回避が大事な天鳳ですが、ラスまでの点差は何点かしら?そう考えると十分勝負するに値することがわかるのではないかと思います。もちろん5s切りリーチです。打8sを選択したあなたは――ワンチャンス
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