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記事 30件
  • 八段坂奮闘記 八段攻防戦6

    2015-11-30 12:00  
    110pt
    手役を狙っても良い牌姿。打8sでリャンシャンテンに戻す。イーシャンテン復活。6m?or9m?8sが4枚見え。確実な山1のドラ9sを狙うか、枚数重視で6sを狙うか。対面の仕掛けは中をポンして2枚目の打9pだった。その前に切られた北がポイント。単純なトイツ落としなら9pを並べて北の順番になりそう。そうしなかった理由は関連牌持ちだろうか、8pまたは7pトイツの――こんな感じか――こうしてマンズの両面が否定されていく度に、ある可能性が浮上してくる。×△△そして  シャンポンの可能性。に入る牌とは――結果は僥倖だった。でも良かったのは結果ではなく制限時間内に7pや8pを引いてきたらやめようと思えるまでに至れた思考の過程。マンズとのシャンポンの可能性はあるけれどももしそうじゃなかった場合、大怪我になってしまうのだから。この半荘は割と上手く打てていたと思う。そんな自己満足も水泡に帰す、南場の親番でこの強
  • 特南の歩き方 vol.26

    2015-11-29 12:10  
    110pt
    これは南を打つと思います。現在5ブロックですね。(牌図A)これで6ブロックです。發を切ってもいいのですが、僕は2pですねー。基本その164 赤(ドラ)+役牌ホンイツは超積極的にねらえ(牌図A)が黒5mだとしたら2pは打ちませんしこの牌姿も黒5mだとしたらホンイツはあまり意識しません。赤5mだとしたら――ここで事前の準備をしましょう。まず4m、6m引きは8sトイツ落としでホンイツ移行。他は微妙だけれど早い巡目であれば――おし!いっとこーなー!大事なことは(牌図A)の時点で、ホンイツになる構想も描いておくことです。何も考えずに手なりで進めてしまうと、こうした運の恩恵を受けることは叶いません。上家の仕掛けは3sポン打8pです。まあ見るからに安そうですねー。トップ目だから・・・ 愚形だし・・・ 放銃したくない・・・あなたはテンパイしたのにもかかわらず、曲げない理由を先に考えてはいませんか?基本その
  • 八段坂奮闘記 八段攻防戦5

    2015-11-28 12:00  
    110pt
    実況「西家の仕掛けは西ポン打3s、次巡北を手出しでした。字牌を絞りましょうか?」木原「いや、これはむしろ先に東も發も打つんじゃないかな?」実況「いかにも鳴かれそうですが・・・」木原「字牌を絞るよりも大事なことは鳴かれた後のことだよ」実況「それはわかりますが、何もわざわざこの牌姿からいかなくても・・・」木原「いいかい?慈善事業とかボランティアじゃないんだよ」実況「常に自己都合優先ということですね。が、しかし・・・・」木原「自分は制限を受ける中、東家、北家に伸び伸びと手を進められ、リーチが入ったとしても「仕掛けの上家は絞るのが仕事だから仕方ない」と思うかい?」実況「いえ、むしろ好き勝手やりやがってこのやろう・・・となりそうですね」木原「麻雀は闘争だ!俺はこうするけどお前らどうよ?で、いいんじゃないかな?」実況「というわけで、他人に迷惑をかけまくりながら手が育ちました」木原「8p勝負のダマテンだ
  • 八段坂奮闘記 八段攻防戦4

    2015-11-27 12:00  
    110pt
    実況「リンゴが木から落ちる様に2連ラスを引いて、再びやってまいりましたー!」木原「・・・・」実況「解説は前回に引き続きまして、現雀王の木原プロです!」木原「はいはーい」実況「ではその2連ラスのハイライトシーンを振り返ってみましょう」実況「これはチートイツテンパイですね。東場フルスイング打法としては――」木原「ドラ2なら1p単騎に受けるでしょうよ。ドラ無しなら7p単騎リーチも有りだね。ドラ付近の7pと比較すると、1pの出現率は体感1.5倍以上違いそうだしね」実況「出現率というと―― ダマテンですか?」木原「タイトル戦の決勝じゃあるまいし、ダマテンがいいよ思うよ。特に天鳳だしー」実況「4pを引いてリーチにしました。しびれを切らしたのでしょうか?」木原「そういうわけではなさそうだけど、これは疑問手かなー?と思ってるんだよね」実況「どのあたりがでしょうか?」木原「うん。まずドラを先に切っている。【
  • 八段坂奮闘記 八段攻防戦3

    2015-11-26 12:00  
    110pt
    本日はマーチャオ新宿店17時~です。お時間のある方は是非!南3局、仮に対面にマンガンを放銃したとしても2着の点数状況。ここは素直に打1pとして、全く問題ない局面だったのだが――上家ラス目北家の一発ドラ2sプッシュを見て後は若い2人に任せ―― とばかりにオーラス勝負へ方針を切り替えた。しかし西家、北家どちらも打点的にそう高そうでもなく割って入っても良さげな状況であることも確か。オリ損か?豆鳳はこれだから・・・(牌図A)西家に新ドラモロ乗りの瞬間、本来ここで頭を垂れなければならないのに――なんとなーく南も西もツモ切ってしまった。これぞ豆鳳の選択、温すぎてワロタ(笑)危機意識が足りなさすぎる!(牌図A)でもう、3sや9pあたりを抜いておいたほうが良いでしょう。枚数的に染めたいけれど、浮き牌が浮き牌だけにこれはおそらく染まらない。お、何か寄ってきましたね。こうなったら切るものは1つしかありません。
  • 特南の歩き方 vol.25

    2015-11-25 12:00  
    110pt
    (牌図A)門前リーチか、仕掛けて行くかの分岐です。悩ましいところですね。基本その158 鳴き手のドラ受けは軽視しても良い打4pとした場合は「鳴き手」認定されると思います。その場合、1翻→2翻になるドラ受けは、あまり重要ではないということです。この5sをカンチャンでチーして、ドラ受けであるマンズを払ってみましょう。出来すぎですかね? 間違いなく出来すぎですが仕掛けてMAX2000点程度なら、こう狙ってみる価値はあると思います。(牌図A)で字牌を切っていってもいいと思います。その場合はドラ受けを活かした門前リーチ、簡単に役牌を仕掛ないコンビネーションがオススメです。基本その159 VS2軒リーチで粘りは禁物7pは筋です。テンパイに取りそうですよね?これを「リーチ」とするならテンパイに取っても良いと思います。1軒リーチ相手なら追いかけそうですよね?でも2軒リーチとなると少し微妙です。ではとりあえ
  • 八段坂奮闘記 八段攻防戦2

    2015-11-24 12:00  
    110pt
    本日はマーチャオ池袋店17時~です。お時間のある方は是非! まさかね。こんなに早く降段戦を迎えるなんて・・・・参考までに八段坂の成績はこうでした。転落速度がもの凄く早いのが天鳳ポイントシステムの欠陥特徴です。僕の実力では、八段在籍5回に1回程度は降段すると思うのでそんなに珍しいことでは・・・ ぐぬぬ・・・ でも降段するのは打ち続けた証でもあります。恥じることはありません!落ちたらまた上がればいいのです。みなさんも頑張りましょう!実況「【罪歌】降段戦です。解説には現雀王、木原プロにお越しいただいてます」
     
  • 第14期雀王決定戦 最終日自戦記2

    2015-11-23 12:50  
    最終戦自戦記117回戦終了時スコア木原+238.1 鍛冶田+99.0 阿賀+70.7開始前のポイント差を考えるのは意味がない。140ポイント差と170ポイント差をつけて残り3半荘という現実さえ知ればいい。忘却能力には定評がある。今日起こった出来事はキレイさっぱりと忘れ―― それにしてもおかしいな・・・鍛冶田はともかく、阿賀ってこんなに近かったっけ?まあいい。そんな疑問も今は無意味だ。まだ圧倒的優位には違いないが、この先どこかで決定打となる局は必要だろう。決定打を入れる対価として、それ相応のリスクを負うことになるかもしれない。できれば―― まだ余裕のある18回戦、この半荘で決定打を入れるのがベスト。18回戦南1局・東家6巡目ここがいいかな―― と思った。この手をダマテンに構える。「ピンフのみをリーチしても、1500点が2900点になるだけ――」リーチ棒を出すのに見合わないと思う人は、考えを改
  • 第14期雀王決定戦 最終日自戦記1

    2015-11-22 12:15  
    初日観戦記2日目観戦記3日目観戦記第14期雀王決定戦・自戦記残り5半荘、2位鍛冶田まで266.7ポイント差、3位阿賀とは400ポイント以上の差「普通の麻雀」ならほぼセフティーリードといってもいいポイント差だが――決定戦は「普通の麻雀」ではない第13期雀竜決定戦最終日、400ポイント差がたった1日でひっくり返ってしまった大逆転劇。この日私は解説席に座り、ずっとその様子を眺めていた。この雀竜決定戦だけでは無い。勝利をほぼ手中に収めていながら、寸前で転落した者を今まで数多く見てきた。優勝だけに価値のある決定戦。負けるリスクの無いチャレンジャー。通常なら考えられない大逆転劇も、このステージだからこそ起こり得る。大量リードだとしても油断も慢心も無い。ただそれでも、普段よりもホンの少しカウンターを警戒しながら打とうかな―― とは思っていた。
    16回戦、阿賀に24000放銃。この時の心境は「鍛冶田にじゃ
  • 特南の歩き方 vol.24

    2015-11-21 12:00  
    110pt
    麻雀の基本とは? 色々ありますが、今回は「手組み」の話をします。画像はTwitterから拾ってきました。この牌姿でいう基本の「手組み」とは打5sです。イーシャンテンの受け入れ枚数MAXかつテンパイは全て好形で全く問題ありません。しかしながら――・巡目的にハネマンクラスの打点を狙いたい・一番強そうな受けを確定させたいとあらば、MIN2600の受けを拒否して、打1sとか打8pとしてもいいでしょう。また場合によっては、とにかくアガリが大事な状況もあるでしょう。・仕掛けが利く形を残したいとあらば、打1sとか打4pの候補も浮上します。基本の「手組み」を理解した上でアドリブを利かせることもあるということ。この問題で大事なのは、何を切る?ということではなく基本の「手組み」は何か?ということを正しく理解できているかということです。基本その153 一手変わりマンガンは積極的にねらえ意外に思われるかもしれませ