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九段坂奮闘記5 vol.20
2017-11-30 12:00110pt降段した。300戦も打ってラス率.262じゃ仕方なし。牌譜どうしますか? 天鳳なら―― と思うじゃないですか。こういうのを押してるからラスを量産するんだよ!と思われるかもしれないが僕は天鳳だとしてもこのプッシュは十分リスクにリターンが見合うと思っている。これがラス目と10000点差ならさすがに自重するし南3局だとしても完全に自重する。けど東4局でこの点差なら―― ということ。牌譜今度は9800点差の南3局。ラス目のリーチに対して、先ほどの理由ならここは押せないじゃないですかー。3sは超危険牌。点数も若干余裕があるし、こうするのが普通に見えるじゃないですかー。システマチックに麻雀を覚えるとこの程度で終わりますよく「言葉で麻雀を覚えるな!」と言っているのはこういうことです。Q・後数巡、耐えられますか?無理な可能性もそこそこあります。だって手の内は全無筋なんですもの。Q・3sはそんなに危険ですか -
麻雀のセンスとは
2017-11-29 12:00南4局オーラスです。トップ目東家(33400点)が役牌を1つ仕掛けて
ポン ドラこの河です。2着目北家は30000点。その差3400点という状況で――ピンフのみテンパイ。トップボーナスが大きなルールでどうしますか?こんなの本来問題にすらなりません。切りリーチ。「直撃」、「裏」、「ツモ」、いづれかの条件を満たせばトップをまくります。おそらく100人いたら100人この選択をするでしょう。ところがを切ってリーチするやつがいた。この男の名は 鈴木たろう 競技麻雀界で屈指の実績を残すトッププレイヤーだ。東家に鳴かれるかもしれないリスク、東家に放銃するかもしれないリスクを負ってまで東家の現物ではなく、敢えてを選んだその理由とは?
・リーチ棒を出すと4300点差、東家にオリられて流局してしまうかもしれない東家にトップで終了する選択肢を増やしてしまうリスクがあるということ。・東家はをチーしてテンパ -
特南の歩き方 牌譜添削version
2017-11-28 12:00110pt本日の牌譜添削は ポン さんです。ポンさんはまず基礎をしっかりと固めるとことからやりましょう!基礎ができないと、どんな知識を詰め込んでも効果は薄いですまずは基本ありきです。じゃあ基本ってなんなの?って思うじゃないですかーアガリやすいテンパイを組む技術が基本です基本も細かくいえば色々あるのですが重要なのはアガリに向かう手組です。例えば上の牌姿で何を切りますか?テンパイしたときアガリやすいと思う受けを残すこの場合は9pと發のシャンポン待ち、またはカン2m待ちがアガリやすい受けです。ですのでここでは打5mとするか、打7pとするかが基本の手組となります。テンパイしやすい受けを残すのが基本ですしばらくは好形変化や手役、打点を無視してアガリやすさ、テンパイしやすさだけを求める練習をしてみてください。ターツをフォローする牌 > 浮き牌(好形変化や打点アップの種)この場合はのカンチャンをフォローするのほう -
特南の歩き方 牌譜添削version
2017-11-27 12:00110pt今日の牌譜添削はPさんです。手順に関しては特南でも上位レベルだと思いますので、キャリアを重ねれば問題なく鳳凰卓には到達できると思います。手順が及第点ならば視点はもう少し上に向けてください。手牌の部分にピントを合わせるのではなく、画像でいえば――大体このあたりにピントを合わせるようにしてみてください。そうすると場全体が自然に見渡せるようになると思います。牌図は1pが3枚切れですので、赤をツモ切らず打2pのほうが良いですね。5ブロックに寄せたいのだと思います。気持ちはよくわかりますが3者から1pが打たれているのを見たら、2pも狙い目になりそうです。だとするとここは打2sが良いと思います。積極的なのは良いことですが、ここでも少し考えてみましょう。・両脇が引き気味に打っていること・6sと4sは、振り替えでリスク回避ができること打点のリターン、VS親リーチ 総合的に考えると、ダマテンという選択は思い -
九段坂奮闘記5 vol.19
2017-11-26 12:00110pt【牌譜が見れないトラブルについて】一部牌譜のリンクがおかしくなっている不具合があるようです原因は不明ですが、運営のほうに問合わせ中です。今しばらくお待ちください。牌譜 ←リンクをクリックするとこのようなURLが出るかと思いますtenhou.net ~始まる青の部分をコピーして空欄のURLに貼り付けると牌譜を見ることができます。ご面倒おかけしますが、今しばらくお待ちください。対局を観戦するとビックリするような放銃もたまに見ます。が、このメリハリが木原プロの持ち味、強さの秘訣なのだと感じます。数日前に頂いたコメントです。びっくりするような放銃(笑) というのは置いといて・・・ 押し引きのメリハリを意識したことはないのです。あ、コメントに気分を害したわけではないですよ汗牌譜見合うと思えば押す、見合わないと思えば押さない押し引きの考え方は非常にシンプルです。例えばダブリーを受けたこのイーシャンテ -
九段坂奮闘記5 vol.18
2017-11-25 12:00110pt※コメントには100%レスする方針でおりますが過去記事にコメントをいただいても気づかない場合がございます。ですので直近の記事にも「〇月〇日の記事にコメしたよー」と教えてくださると大変助かります。牌譜基本を問われるならばピンズのペンチャンを払うところ。しかし――敢えてマンズのペンチャンを払った。ドラの2度受け残し。たとえピンズが安め引きでも、リーチのみのテンパイにならない。基本は正しかった・・・・牌譜基本は問答無用で打5m。しかしここは仕掛けも視野に入れて打5pとすることにした。ちとやりすぎだったかも・・・牌譜基本は打6s。しかしMAXタンヤオ三色を欲張って打5pとした。基本はいつだって正しい。牌譜基本は打3p。しかしこの場況は5-8pがかなり良さそう。てか5-8pを先にひく未来しか見えない。ならばと3p雀頭固定した。死にたい・・・牌譜基本はツモ切り。受けに自信があれば3p先切りも良し。しか -
放銃打点を意識せよ
2017-11-24 14:00110pt牌譜東家中ポンの瞬間です。東は2枚切れでした。安そうな仕掛けには打っても良し8sが通るという読みではありません。これで打っても安いと思っているから打ちました。2巡前のは初牌、ドラも初牌でした。上の牌姿のようなドラトイツの両面に当たることは考えにくいです。赤含みでも同じことです。8sで打ったら大体1500点、よくて2900程度じゃないですかね?少し捨て牌を編集しています。同じ理由であの捨て牌に1sを「安そうだから――」とは打ちません。捨て牌の寄りを意識せよあの捨て牌は上の数牌(6~9)が多く、完全に下(1~4)に寄っています。手役を警戒するとしたら下の三色ですよね? ドラが1mというのもポイントです。みなさんも123や234、678や789の三色を狙うときに、自分の捨て牌を意識して見てください。捨て牌が寄っていることが多いのがわかるはずです。むしろあの捨て牌で警戒するのはこの無筋8sよりも当 -
仕掛けにオリられない症候群
2017-11-23 12:00110pt今日の記事は 仕掛けにオリられない症候群 を患っている人のために書きます。最初は特南記事にしようと思いましたが実は鳳凰卓にもこの病を患っている人はたくさんいるのです。基本は自己都合優先です。どんなときも忘れないでください。しかし手牌の価値が低い時は仕掛けもキッチリ意識、優先順位を変えましょう。捨て牌の濃度で判断を変える2翻以上確定の仕掛けは特に要注意です。東家の仕掛けは5巡目、ポン打白でしたが―― (牌図A)ダブ東トイツで役牌の孤立を切る人は、かなり整った牌姿のことが多いです。(牌図A)の東家は、更にそこから赤5mを切っているのであの程度の手牌なら3pを切らず、もう少し警戒したほうが良さそうですね。北家ドラポンの瞬間です。もう説明不要なくらい捨て牌が濃いじゃないですかー手役を狙って捨て牌が濃くなることはありますが役牌のドラが既にトイツで、強引に手役を狙う可能性は少ないですよね?基本は自己都 -
九段坂奮闘記5 vol.17
2017-11-22 12:00110pt明日23日は慶應義塾大学三田祭におじゃまします。12時~17時までおりますので是非( ´ ▽ ` )ノ牌譜雀力とは気づく能力でもある例えば上の牌姿をもらって何か気づくことはありますか?緑一色 ですね。それに気づけばこの2sチーはもちろんのこと、6sポンだって必須です。手役の見落とし系ミスは、反射的に気づくことができないことによって起こります。牌譜4mを切ってしまう人も、9sを切ってしまう人もちゃんと手役を狙いましょう。ここは打9mで何も問題ありません。手役狙いは期待ポイントを最大にするための手段です。序盤は積極的に――狙ったのは3色だけじゃないんですよーこれも狙いの一つです。こういった変化形に気づくことができるかどうかが大事です。シャンテン数を意識するのは基本中の基本ですが序盤は最終形を意識して選択したほうが良いと思います。打点十分ならシャンテン数を、打点に不満なら最終形をと使い分けてみて -
絞りに関する考察2
2017-11-21 12:00110pt明日22日はマーチャオ松戸店に須田プロ、小林剛プロと一緒におじゃまします。12時~21時までおりますので是非( ´ ▽ ` )ノ絞りに関する考察色々な戦略記事を書いてきましたが今後鳳凰卓で浸透したら最も嫌だな~とおもうのは「絞り」です。放銃さえ避ければ良いという考え方が浸透しているのでこういった点数状況でも簡単に8sを合わせてしまう人が多いです。天鳳のゲーム性を考えればその考え方も間違いではありませんがこの局面は親の手を進めてしまうと明らかに自分が損してしまいますよね?赤1枚で手牌の価値は変わって見える例えばこの手、赤がなければドラの8sを切りませんが赤が1枚あるだけで「切ってしまっても構わないかー」という気分になってしまいます。これもそう。赤無しならドラは切りませんよね?・放銃さえしなければ良いという考え方・赤含みの手牌だと俄然やる気になる傾向・天鳳のゲーム性絞りの重要性を軽く見る傾向が
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