• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 31件
  • 競技麻雀、トーナメント戦の面白いところ

    2024-12-31 18:00  
    50pt
    上位2人抜けのトーナメントオーラス、ラス目の北家がリーチです。競技麻雀、トーナメント戦の面白いところオーラス、勝利条件を満たさないアガリが発生しないというところではないでしょうか?つまり北家は――ハネマンツモ以上東家からマンガン以上の出アガリ西家からハネマン以上の出アガリ自分から倍満以上の出アガリどれかを満たす可能性がない限りアガることが許されないリーチということです。北家の条件を考慮に入れた上でリーチの一発目に、みなさんは何を切りますか?正解はです。なぜここで現物のではないのか? 解説しましょう。トップ目西家の捨て牌は?アガリに向かっているようには見えません。2着目東家の捨て牌は?アガリに向かっているように見えます。僕とは9000点差ですので、配牌が良ければひとアガリして、安全圏に行きたいところでしょう。北家の捨て牌は?ピンズ、マンズを切って字牌の初牌連続手出しのリーチでした。北家に一発
  • 今年の麻雀を振り返る

    2024-12-30 12:00  
    今日は14時から「雀魂インビテーショナル2024冬」に出場します【A卓対局者】松ヶ瀬隆弥 河野直也 綱川隆晃 牧野伸彦 【解説】木原浩一・水口美香  【ゲスト】咲乃もこ 【B卓対局者】木原浩一 水口美香 西乃うるり 明科瑞希 【解説】渋川難波・河野直也 【ゲスト】歌衣メイカ 【C卓対局者】土田浩翔 村上淳 むく大樹 梅村日奈子 【解説】多井隆晴・綱川隆晃 【ゲスト】咲乃もこ 【D卓対局者】多井隆晴 渋川難波 渡辺太 朝倉康心 【解説】土田浩翔・村上淳  【ゲスト】歌衣メイカ今年の麻雀を振り返ります1月  發王戦 ×病欠    ビックワンカップ ×予選敗退3月  日本オープン   ×本戦敗退4月  麻雀マスターズ  〇〇×本戦敗退          麻雀最強戦予選  〇ベスト52へ6月  最高位戦classic    〇1組2位通過    fuzzカップベスト128    〇ベスト52へ7月
  • イーシャンテンとテンパイで比較対象が違う

    2024-12-29 18:00  
    50pt
    親番で絶好のイーシャンテンです。当然、チーしてテンパイに取ると思います。A・ハネマン以上が狙えるイーシャンテンB・マンガンの好形テンパイAとBの手牌価値、素材の価値はB・マンガンの好形テンパイ のほうが上です。ここまでは理解できると思います。これが門前でテンパイしました。みなさんもこの問題、よく覚えておいて下さい。イーシャンテンとテンパイでは比較する対象が違うイーシャンテン時は手牌の価値を高めるためにアガリを狙ってチーテンに取りますがC・ハネマン以上確定のリーチD・出アガリマンガンのダマテンテンパイ時は、また別の話今後はCとDの比較になります。イーシャンテン時に「マンガンで十分」と思った人も、テンパイ時は考え方を切り変えましょう。今回は勝率の高い待ちですのでリーチが推奨です。素材を活かす意識改革ツモアガリならハネマンですが出アガリは12000、マンガン止まりです。この素材、この巡目、このテ
  • 【Mリーグ】カンせず も超有力情報

    2024-12-28 12:00  
    50pt
    南3局、トップ目親と3700点差の2着目白鳥選手が、カン材のをツモ切りしたシーンです。【カンせずアガリの場合】A・2着と1500点上でオーラスB・2着と4100点上でオーラスC・2着と6700点上でオーラス【カンしてアガリの場合】A・2着と2700点上でオーラスB・2着と5900点上でオーラスC・2着と9100点上でオーラスAが3、4着からの出アガリBがツモアガリ、Cが直撃のアガリです。どうでしょう? 比較すると新ドラ期待込みで、加カンのメリットはそこそこある局面です。白鳥選手は【カンせず】を選択メリットよりもデメリットの方を重く見ました。この点数状況の【カンせず】は超有力情報白鳥選手は3700点上の瑠美選手を一旦まくってオーラスを迎えたいはずですから【カンせず】によって手の内は限定されると思います。  例えば打点が足りない、こんな手なら愚形でも間違いなくは加カンになるはずです。【カンせず
  • 【Mリーグ】違和感を感じまくった選択

    2024-12-27 15:00  
    50pt
    オーラス、醍醐選手がテンパイしたシーンです。タンヤオ赤ドラ、高めので出アガリならマンガンで寿人選手、渋川選手から直撃で着順アップ高めツモなら渋川選手と供託の2000点+2本場を含めて同点2着と。ただし安めのでアガリは、直撃、ツモにかかわらず、着順変動が一切ないという点数状況でした。親の渋川選手からリーチが入ったシーンです。醍醐選手の切り番ですが、違和感を感じませんか? 
  • 【Mリーグ】相手の手牌を過大評価しないこと

    2024-12-26 19:00  
    50pt
    南3局、瑞原選手がポンしたシーンです。3着まで3100点という僅差のトップ目ですがオーラスをトップ目で迎えれば連対率が爆上がする点数状況でもあります。放銃を怖れて鳴かないMリーガーも結構いそう怖れるべくは連対を外すこと、良いポンだと思います。ラス目の親、黒沢選手がチーしたシーンです。相手の手牌を過大評価しないことここでタイトルを回収します。黒沢選手の今期副露率は10.14%一時期よりも仕掛けるようになりましたが――黒沢選手の仕掛けだからなぁ・・・というように、勝手に相手の手牌を高評価し勝手に自滅してしまうようでは話にならないのです。ラス目の親番、いくら黒沢選手だってイーシャンテンなら鳴かないかもしれないけれどもリャンシャンテンなら両面チーであろうと、連荘目的で渋々チーしますよ。もしも瑞原選手が黒沢バイアスにかかっていたとしたら、もも押せなかったでしょう。見事、をプッシュしてアガリきりました
  • 【Mリーグ】爪痕を残そうとする意識が判断を鈍らせる

    2024-12-25 17:00  
    50pt
    南2局、もう親番のない4着目園田選手が2巡目にテンパイしたシーンです。3着目と18500点差2着目と23600点差 ということで――テンパイを外しました。(牌図A)園田選手の狙いはソーズの一色でしょう。確かにこの巡目なら運が良ければ間に合うこともあるかもしれない。 
  • 牌譜添削 雀豪☆3 目指せ!雀聖! 押し引き編

    2024-12-24 19:00  
    50pt
    昨日の続きですをスルーしたシーンです。門前進行時の打点に魅力がなく、を仕掛ければ、そこそこアガリが見込める手牌です。誰かのアガリを自分のアガリで封じるのも立派な守備1000点のアガリは加点が少なくても他家のアガリを潰せれば、立派な守備のアガリとなります。対面のリーチにを切ったシーンです。南2局、ラス目の親、3着目のリーチ押したくなる判断要素が豊富にありますが――この手牌は、見るからに終わっています考え方としては、この手で特攻をかけるよりも南3局、南4局に期待した方がマシ ということ。ラス目だからといって無茶をして次局以降のチャンス手をフイにした経験、ありませんか?ベタオリの局面です。なんてことない場面ですが――さっき通ったを見落としましたね。たぶん、次の手番が来る前にの上にポインターを置いていたのだと思います。ベタオリは実力差が出ますし長期成績に影響する大事な選択です。ベタオリ時こそ一生懸
  • 牌譜添削 雀豪☆3 目指せ!雀聖! 手組編

    2024-12-23 21:00  
    50pt
    雀聖以上を目指すにあたり、木原さんの視点で気づいたこと、改良すべき点などありましたら何なりとご指摘ください。
    今日の牌譜添削はNさんです。ます、雀豪帯で足踏みしている雀聖未経験者に共通する弱点は「手組」です。(牌図A)を切ったシーンです。これはかを切ります。このように構えておいて、ツモ等で、イーシャンテンのグレードアップも狙います。(牌図B)を切ったシーンです。これはを切ってください。雀頭候補が複数ある場合は横に伸びやすい牌を残すようにしてください。伸びやすいトイツ同士のシャンポン形に構えると、両面変化がより多く期待できます。(牌図C)を切ったシーンです。打が推奨です。門前手は好形テンパイのほうが打点が高い門前手はツモで打点が上がるから、テンパイの受け入れ枚数よりも、好形テンパイ率を意識するようにしましょう。(牌図A)~(牌図C)は受け入れが広めなイーシャンテン何切る問題です。雀豪常連VS
  • 【Mリーグ】伊達選手のオーラス、5つの分岐点

    2024-12-22 16:00  
    50pt
    南4局、伊達選手の配牌はこちら。トップと17800点差の2着目3着目とは4600点差といった点数状況。ダブルリーチを打つ or  ダマテンに受ける第一の分岐点、どうしますか?伊達選手の選択はダマテンでした。ハネマンツモで逆転狙いということでしょうね。ツモ、打のフリテンリーチでツモツモ、打リーチでツモ一発か裏ドラをのせればミッションコンプリートです。この巡目なら狙ってみても良いでしょう。ちなみに僕もダマテンにしてハネマンツモを狙います。ダブリーじゃダメなのかよ!