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記事 31件
  • 八段坂奮闘記5 vol.11

    2017-12-31 14:20  
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    今年も1年ありがとうございました。来年も応援よろしくお願いします。日本プロ麻雀協会 木原 浩一牌譜チートイツのイーシャンテンは勝負を避けろ! とはよく言うがこれだけ高いと少しは考える。白、南は待ち頃、3m、5sは危険牌だが――ちなみにこれは打白とする。白が2枚切れだからという理由ではない。テンパイしたとしても危険牌勝負になる可能性があるならイーシャンテンで勝負をしないという発想だ。8sが通ったこの瞬間。今度は比較的5sが通しやすくなった。テンパイしても比較的安全度の高い牌を切れるのであれば――3mを勝負する価値があるというもの。危険な牌が浮いているイーシャンテンは価値が下がる危険牌が通る抽選を受けてからアガリの抽選を受ける。先にハズレしか無いクジを引かなければならない分、期待値は下がるのです。Q・え、現物の南や筋の9sじゃダメなの?ダメではないですよ。でも本気で殺る気だったら、それくらいの
  • 安く仕掛けたっていいんですよ

    2017-12-30 12:00  
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    牌譜アガリやすくなる仕掛けは打点に不満でも積極的に高打点狙いの戦術を多く掲載しているので、勘違いしている方もいると思います。他家のアガリを防ぐ手段として最も有効なのは自分のアガリなのです。門前テンパイでも高打点になりにくいのなら積極的に仕掛けてアガリを拾うのも戦略のうちの一つです。ドラもない、ピンフもつかない上の牌姿なら7mは仕掛けていったほうが良さげです。牌譜愚形残りですが、この巡目にして仕掛けの利くイーシャンテンです。鳴かない理由はありません。門前でいける!と思うならスルーしても構いませんよ。牌譜9mが3枚切れなら2pを仕掛けたほうが良いかもしれません。この時はスルーしてしまったのですが・・・・この牌姿ならタンピンにならないから仕掛けるんだけどなー(>_<)僕の数ある悪い癖のひとつです。早上がりも立派な防御の手段と認識しましょう。牌譜仕掛けたら安いということを認識せよ当たり前のことを言
  • 八段坂奮闘記5 vol.10

    2017-12-29 12:00  
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    牌譜ドラによって切り出しを変えろドラが中張牌なら素直に字牌から切り出しますがドラが字牌ならこのようにど真ん中から打ち出してみましょう(牌図A)アガリにくい仕掛けは高く見せたほうが有利他家を制限させることにより、少し時間が稼げるかもしれません。それでも対戦相手によってはこのように被せられたりします。ダブ東までも・・・・こういうのを見てみなさんはどう思いますか? ち、舐めやがって!とか思います?舐められて損をすることもあれば、舐められて得をすることもある都合の悪い展開になったからといって怒るのは麻雀のゲーム性を理解していないも同然です。考え方を改めましょう!ぶっちゃけ(牌図A)なんてゴミ手じゃないですかーあんな手はアガれなくたって全然仕方ないじゃないですかー牌譜被せられるということは、本手の仕掛けの成就率が上がっているということ本気でアガリたいのはこういう手です。本来は目立たないよう北から切り
  • 高すぎる仕掛けは読みやすい

    2017-12-28 12:00  
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    今年も読みに関する記事は数多く書いて来ました。今日は最初から問題です。みなさんも今年の集大成見せてください!第1ヒントはこのシーン。三元牌を2個仕掛けた北家が南を手出ししました。第2ヒントはこのシーン。發をポンして打1mです。第3ヒントは4mの手出しです。さてここで問題です。Q・北家に打っても良い牌って何ですか? 理由を添えて回答してください。Q・絶対に打ってはいけない牌って何ですか? これも理由を添えて回答してください。メチャメチャ高い仕掛けです。できれば現物以外打ちたくないでしょう。しかしこの2つの理由がハッキリ答えられれば、現物以外の牌も結構打てるのです。回答は明日の12時までにこの記事に加筆します。 
  • くっつきの枚数をカウントする

    2017-12-27 13:00  
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     A  8種28枚最強の形といわれる4連形です。枚数を数えるまでもなく残しておきたい形です。 B  6種22枚準4連形とでもいいましょうか。この形も強いですね。 C  6種20枚単純なくっつき+があるパターン     D  5種19枚3~7のくっつきは有力です。 E  5種16枚煙突形は真ん中以外が全て両面待ちになるという優れものです。実戦中は受け入れ枚数を数える時間がありません。数枚しか差がないのならば場況や手役、好形率によって優先順位を変えたりもするのでしょう。基本の受け入れ枚数は知っておくべき知ったうえで判断するのと、知らずに判断するとではわけが違うのです。牌譜ソーズがごちゃごちゃしていてわかりにくいのですがこれは、、のくっつきテンパイの形です。基本は打ですね。この時対面の仕掛けはこうでした。8mをチーしてドラ9sはスルー。そしてこの巡目に9sをチー、打5pでした。カンチャンを早々に
  • 特南の歩き方

    2017-12-26 12:00  
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    特上卓のレベル上昇※福地誠元天鳳名人位ブログより好調時には相手が弱く見えるものだし、不調時には相手が強く見えるもの人間の印象はとても曖昧なものです。好調時は気にならなくても不調時になると――・自分の打ち方が気になる・相手の打ち方が気になるのは、メンタルが少し弱っているからだと思います。2011.5 ~ 2011.72015.1 ~試合数が少ないので参考程度の比較になりますが少なくとも昔に比べて特上卓のレベルが上がっているとは考えにくいですね。<ある心理学の実験の話> 犬を動けないように縛りつけたまま電気ショックを何回も繰り返し与え続ける実験をします。 犬は電気ショックのたびに逃げだそうとしますが それがダメだとわかると抵抗むなしく「ワンワン」と吠えるだけになるそうです。 ある日、犬がその場から逃げだせるようにしました。 犬にとってはようやく電気ショックから回避できるチャンスが到来したのです
  • 八段坂奮闘記5 vol.9

    2017-12-25 12:00  
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    打牌選択の優劣比較は全てが数値化できるわけではありません。例えばこの牌姿、セオリーなら打2mとして受け入れマックスにします(牌図A) しかし雀頭候補の8pが2枚切れなら、敢えての逆切り打4mも戦略的にはありでしょう。この牌姿も今の内に打6mとして少しでも3mの出アガリ確率を高めたほうが有利だと思います。アガリ率を高める選択の優劣を数値で示すのは難しい極端な話を言えば、筋の安全度がわからない人に対して捨て牌に小細工を施すのは損でしかないですし(牌図A)で 4m→2m の並びで切ったとしても5mと3mを同じ無筋の危険度と認識する人には効果が無いといって良いでしょう。効率の良い打牌選択とは何かこの手牌ならば2sを先に切って9sを残します。たとえこの巡目でもドラ切りの対面を警戒して切り順は意識しますね。ええ・・・牌譜効率の良い打牌選択とはなにか東はスルーして2sから仕掛けてみます。2mもポンして―
  • 八段坂奮闘記5 vol.8

    2017-12-24 12:00  
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    牌譜こういった牌姿でイーシャンテンに受ける人を良く見かけます。別に悪くはありませんが、この牌姿なら――変則5ブロックという考え方マンズで1ブロック、ピンズで1ブロック、ソーズで   この3ブロックと考えると合わせて5ブロックです。巡目や点数状況、ペン3pに対する手応えにもよりますがシャンテン数だけを基準に判断するのはいかがなものでしょうか?打ではなく打の6ブロック構想もイーシャンテンに取った牌姿よりは魅力的だと思いますよ。牌譜打1m、またはドラの南を切るのが普通ですね。(牌図A)翻牌の切り出しが早い人にドラトイツ無し数牌のドラと違って字牌のドラはトイツ以上でなければ使い道はありません。翻牌の切り出しが3人ともなら、(牌図A)は打7sとしてみても良いと思います。牌譜2巡目なら打6pといきましょうかこれはかなりうまくいきました。さて、ここからの変化形も考えておきましょう。1sポン → 打8s 
  • Q&A

    2017-12-23 12:00  
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    昨日の回答です。 牌譜昨日の問題の回答です。北家はポンして打。ここから北家が5巡目、打とした時の牌姿を再現してみましょう。 ポン見えている情報でこれだけわかりました。ここから打とし、カンチャンターツを払うわけですから、の部分はカンチャン以上のターツが残っていることが予想できます。if ソーズのホンイツだとしたら ポンここから打、可能性はありますね。しかし打の前は字牌を連打しています。が全部ソーズだったら、孤立のよりも普通字牌を残しますよね?予測その1・ホンイツの可能性は99%なさそうそしてカンチャンを払ってまで残したです。完全孤立牌だったらを切らずを切るはずです。だってホンイツじゃないんだから。予測その2・の関連牌が必ずある予測その1、予測その2ができれば、後はそんなに難しくありません。カンチャンターツを払っていることから予測できることはなんでしょう?予測その3・5ブロックに寄せたのではは
  • 仕掛けの文化と鳴き読みの話

    2017-12-22 12:00  
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    ・最近は親の役無しドラポンとかに平気で役牌を被せる人が増えた・最近は露骨なホンイツ仕掛けに簡単に鳴かせる人が増えたなるほど、なるほど。確かにそういった傾向は増えたかもしれませんね。むかしばなし を思い出してください。これはそういう人が増えたというよりも、戦略の幅が広がったと考えたほうが良いでしょう。遠い仕掛けが流行ると被せる人も増える仕掛けは人の打牌を制限する効果もあります。仕掛けが少ないステージでは遠い仕掛けも戦略的に有効ですが仕掛けの多いステージではその効果が少なくなります。副露率40%の人と25%の人では、仕掛けに対するケアは当然違ってくるのです。副露が多いステージでは本手仕掛けの成就率が上がる基本自分の基準で考えるので副露が多い人は仕掛けにも被せてくる可能性が高いです。画像のシーン。副露が少ないステージでは3pから仕掛けてしまうと損することも多いですが、最近の鳳凰卓の傾向を考えると