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記事 27件
  • 【Mリーグ】放銃が正しい局面もある

    2022-02-28 14:30  
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    僅差のトップ目で迎えたオーラスを暗刻にした白鳥選手の選択は――でした。白鳥選手は大胆さと繊細さを合わせ持った優秀なプレイヤーだと思うのですがMリーグでは、大胆さよりも繊細さがやや勝って損しているケースも多いような気がしてるんですよね。白鳥選手といえば、麻雀マスターズというタイトル戦で2年連続決勝を戦った間柄でもあります。あの時の攻めっぷりは鬼神のようだった・・・あの姿が僕の脳裏に残っているからこそMリーグで見る白鳥選手は、歯がゆく見えるんですよね。タイトル戦決勝とリーグ戦は違うんで――白鳥選手はそう言うかもしれませんんがもう少し自分の手牌に従順忠実で良いと思うのです。というペンチャン両面の2度受けを残すのはセオリーに反しますが滝沢選手がマンズに寄せていることを見越して、敢えて2度受けを残します。僕がMリーグで見る白鳥選手はを切ってこのを安全牌として残す傾向があるんですよね。の縦も逃さない!
  • ネガティブな記事、打牌批判は書かない方が良いのか?

    2022-02-27 13:30  
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    沖中祐也選手 入会のお知らせ https://t.co/8XtyukCJpF
    ― 最高位戦日本プロ麻雀協会 (@saikouisen) February 23, 2022
    友人―― とはちょっと違うかな・・・同じ志を持つ仲間といったほうがしっくりくるか。長くにわたり zeRo というHNで活躍してきた沖中氏が、先日最高位戦に入会した。おせえよ おめでとうこの場を借りて一言祝辞を述べさせていただく。別に競技麻雀団体に所属しなくても麻雀に携わる仕事はいくらでもできるだろう。しかしzeRo、いや沖中氏は仕事というよりプレイヤーであることにこだわりを持っていたはず。なら出れる試合に制限をかけない方がいいじゃないか競技麻雀団体に所属していないと出場できない試合はたくさんある。個人的には通年のリーグ戦が一番楽しいかな。たった40半荘の出来で麻雀の実力云々は語れねぇぜ!リーグ戦を戦ったこともないヤツらがこんなことをよく言ってるのは知っている。リーグ戦は試合数が決まった条件戦であり麻雀強者は例外なく条件戦に強いのも道理だ。勝ち(昇級)に少しでも近づくようなやり口を負け(降級)を少しでも回避するような戦略をそれぞれ事前に練った上で決められた日に決戦するのがリーグ戦だ。少なくともネット麻雀やフリー雀荘でランダムに切り取った連続40半荘とは全然訳が違う。リーグ戦はそれなりに実力差が出る試合方式だと思うおそらく沖中氏も緑色側の感想を持っていたはず。10年くらいリーグ戦をやりこんだ後改めて競技麻雀に対する感想を聞いてみたいものだ。さて、ここからが本題である。自分はネガティブなことは言わないようにしている。 ネガティブなことを口にして、自分もそれを受け取る側も何も得しないからだ (中略) 観戦記に関しても、最初のうちは自分の意見を直球で書いていたが、それは一部の人に瞬間的にウケるだけで、読者もMリーグにも麻雀業界にも、そして書かれた打ち手にも、何一ついい影響を及ぼさないことを、この身で実感した。 参照記事・18年ぶりのオールドルーキー
    結論から話すと僕は、ネガティブな記事も打牌批判(戦評)もガンガン書いていく派 である。確かにネガティブな記事を書いても打牌批判を書いても、Mリーグに良い影響は及ぼさない。それどころかMリーガー本人やチーム関係者、応援しているファンの皆様には「なんなんだコイツは・・・」と自分自身の印象が下がってしまうこともあるだろう。 
  • 【Mリーグ】真のリスクとは?

    2022-02-25 16:00  
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    東4局、トップ目の親番で鈴木選手はタンヤオの両面テンパイをダマテンにします(牌図A)その直後、リーチの現物待ちとなったを捉えることに成功しました。高宮選手のリーチは本手で、瀬戸熊選手はリーチが無ければ打たなかったあろうでした。結果的にファインプレイになったといえるでしょう。鈴木「リーチを打つリスクのほうが大きいと考えた」自分の目から赤もドラも1枚も見えていないド終盤というところが大きな要因だったのでしょう。ましてドリブンズは現在7位の敗退ポジションです。更に加点するリターンより、失点するリスクを大きく見積もり、慎重になったとしても不思議ではありません。鈴木選手はトップを守り切りポイント差と残り試合はこうなりました。6位・サクラナイツと251ポイント差5位・麻雀格闘倶楽部と272.1ポイント差まだまだ負けられない戦いが続きます。81試合目は引き続き鈴木選手が出場です。東1局から失点を重ねて迎
  • 【Mリーグ】結果は100%運、過程は100%実力

    2022-02-24 15:00  
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    アベマプレミアムに入会していると選手の裏インタビューを見ることができます。結果は100%運、過程は100%実力アガリまたは放銃など一つ一つの出来事は100%運ですがそこに至るまでの過程、つまりどのような考え方で選択したのか? は、100%実力といえるでしょう。瀬戸熊選手が親リーチに一発放銃したシーンです。 
  • 【Mリーグ】筋書きのないドラマに隠された技量あり

    2022-02-23 13:00  
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    ダンラスで迎えた南2局の親番好形残りとはいえは既に4枚見えです。対面から打たれた、みなさんは仕掛けますか?渋で鳴きそう・・・・だって、もう後がないんだもの(>_<)村上選手はスルーを選択。ここまでは同じ選択を選ぶ人もいるだろう。この巡目に引かされた不要の、みなさんはどうしますか?村上選手はで迂回を選択します。試合前のポイント状況です。ドリブンズはボーダーから300ポイント以上離れた背水の陣しかも対象チームの格闘倶楽部は同卓で現在2着目なのです。この状況でこのを止められますか?ポイント状況に甘えて打ってしまう方が自然だと思う。萩原選手はダブポン をチーして打でした。 よりもを残しているのが読みポイント。手役絡みだとしたら三色かチャンタ系と予想できます。だから村上選手は前巡に手役が全く絡まなそうなは押して手役+ドラが絡みそうなに当たるは止めたのでしょう。結果は放銃牌ではなかったのでそれほど評価
  • 【Mリーグ】勝負すべき局面を見極める

    2022-02-22 15:00  
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    南3局、トップの親と2300点差の2着目で近藤選手がダマテンに受けたシーンです。昨日の試合は色々ありましたが 
  • 【Mリーグ】無理筋な手順は傷口を広げる

    2022-02-21 15:10  
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    数年前、日本プロ麻雀協会雀王決定戦の最終日パブリックビューイングの解説をしていた時の話です。優勝以外に価値を見出せない戦い、トータル首位は2位以下を大きく引き離し、既に大勢は決していました。それでも誰一人帰ることなく贔屓の選手がマンガンをアガれば「やったー!」 「よし、いいぞ!!」と、惜しみない声援を送り続けていました。そう、きっとファンは――優勝できなくても好きな選手を応援するものだと。かつては僕も絶望的な状況の中、無理筋な手組や無謀な押し引きをしていたこともありました。その光景を目の当たりにしてからは反省し、ファンのために少しでも良い麻雀を見せよう といったように心変わりした思い出があります。Mリーガーならば、当然僕の何倍もファンの声援を受けていることだろうし、その自覚もあるだろう。東1局、下家にダブ東ポンの仕掛けが入ってる中黒沢選手はドラ2含みのリャンシャンテンでした。黒沢選手の選択
  • 牌譜を見返すのは検証ではなく練習の一環

    2022-02-20 15:30  
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    牌譜を見返すのは検証するのが目的ではなく練習が目的です。少なくとも僕はそう思ってます。相手の手牌は伏せて見直す中盤戦、安全牌のが前巡、この手出しは手牌の関連牌である可能性が高いと予想できますよね。手出しツモ切りはどれくらい見てますか?と、よく質問されますね。手出しツモ切りを見るのが目的ではなく手出しからヒントを得ることが目的ですから手出しを見てもヒントを得られないまたは、見当違いの予測をするのであればヒントが得られないのであれば手出しツモ切りをチェックする必要がないと思います。成功体験を、失敗体験を積み重ねて、徐々に予測の精度を上げていくそのための練習方法の1つが牌譜の見直しということです。興味を持たないと手出しはなかなか覚えられないこうして予想が当たったら 実戦中も手出しをチェックしてみよう! という気になるじゃないですか。これが成功体験を積み重ねるということです。でも全く興味が無かった
  • リーチ宣言牌の裏筋は比較的安全理論にメスを入れる

    2022-02-19 12:00  
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    下家内川選手のリーチを受けた伊達選手。 さて、みなさんは何を基準に打牌を選びますか?伊達選手の選択はでした。リーチ宣言牌の裏筋は比較的安全理論は間違っている今日の記事はこの件について話します。 → (安全牌)→  の切り順でした。打時にと持っていたらから切りそうですね。しかし前巡イーシャンテンならを切っているのに安全牌でも何でもいない孤立牌のは残さないことが多い。つまりは手牌の関連牌である可能性が高いということ。が関連牌での両面待ちに当たるパターンは――代表的な例はこのような複合系ですね雀頭のケースもあるかもしれません。手役絡みでもを引っ張ることもあるでしょう。このケースも手役絡みなら切りリーチ ツモ後引きのを残すケースもあるかもしれません。どうでしょう? 一つ一つのケースは頻出ではありませんが全てのケースを合わせて考えると無視できない頻度です。つまりこの場合、は手牌の関連牌である可能性が
  • 【Mリーグ】魚谷、茅森、伊達選手の比較

    2022-02-18 15:00  
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    南3局2着目の親番、魚谷選手がツモってきたを止めてテンパイを崩したシーンです。日向選手、堀選手に対して共通する危険牌候補は 、、 あたりですね。この親番で止めるくらいですからその中でも危険度がかなり濃いと判断したのでしょう。たぶん茅森選手も伊達選手もこのは止めると思います。ただ――魚谷選手が自分の読みに基づいてギリギリまで粘ろうとするタイプならば茅森選手や伊達選手は、巡目や景色で押し引きを判断するタイプだと思います。だから茅森選手や伊達選手ならこので迂回するような気がしますね。魚谷選手が暗刻のを切らずテンパイに取らなかったシーンです。茅森選手や伊達選手なら間違いなくテンパイに取るでしょう。魚谷選手の目から、は全て見えています。も3枚見え、→の切り順もやや不自然で――堀選手のリーチ宣言牌がくっつき期待(※)ではなく、重なり期待に見えたのでチートイツも警戒してを止めたということでしょう。(※)