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有事の際の対応と勝負手目一杯の使い分け
2018-12-31 14:00110pt本年も1年お世話になりました。諸事情により元旦(1月1日分)の更新はお休みさせていただきます。来年もまたよろしくお願いします。 木原浩一牌譜4-7m、2-5-8p、1-4s 特に受けに不安ありません(牌図A)例えば1-4sが場に打たれていて不安な場合一旦打6pとして、2s3sの縦引きに期待することもあります。受けに不満が無ければ決めてしまうのが基本この場合は打6m、または打7pとするのが基本中の基本ということです。だからいわんこっちゃない や、言い訳するとうっすら567の三色を・・・・というわけで、ここまで来たら三色を狙ってみたくなるじゃないですかー勝負手も 放銃しては 実らない東家の手出し1pに注目して下さい。安全度なら1mのほうが高そうなのになー・・・ と考えると(牌図B)1p周りの関連牌が手の内にありそうです。てかスライドっぽく見えますよねー。だとしたらどう考えられるかというと――あ -
新八段坂奮闘記 vol.16
2018-12-30 14:00110pt10年に1度クラスの非常に強い勢力の台風 とか10年に1度クラスの逸材であるピッチャー とかなぜか毎年聞くような気がするのは何故でしょうか?どうもこんにちは木原です。今年も1年お世話になりました。10年に1度クラスの大殺界 とか麻雀って毎年1回くらい起こりますよねw それにしてもこれは酷い・・・何を切りますか? ここで打2p時と打7s時の受け入れ枚数を比較する人は、少し頭でっかちのような気がします。イーシャンテン → スーパーイーシャンテン も立派な変化テンパイの受け入れだけを数えるのは止めましょう。たとえばこの牌姿なら、ピンズの7連形を残して―― ツモピンズの何を引いてもスーパーイーシャンテンに変化します。 ツモソーズの縦引きでテンパイを逃してもスーパーイーシャンテン。雀頭の無い牌姿は連続形を大事にします。受け入れ枚数が全てでは――ん? なにか?オーラスです。対面のリーチを受けてどうする -
特南の歩き方 牌譜添削version
2018-12-29 12:30110pt今日の牌譜添削はOさんです。昨日の記事でも紹介した通りOさんはまず、アガリの技術を高めることを目標としましょう!推奨打牌が10としたら、実際に選んだ打牌はX―― という評価付きです。まずこのシーンです。普通1sを切るじゃないですかー。推奨打牌も1sです。しかしOさんはトップ目ということもあり――安全度の高い1sを残して2mを打っています。このように難しく考えすぎてアガリを難しくしてしまう傾向がありますね。これは5pの筋で2pを合わせた感じだと思います。放銃は目に見える失点かもしれませんが、本来2000点加点できるところが無収入に終わったという場合、つまりアガリ逃しも同様に目に見える失点なのです。打1sが10だとしたら、これらの選択は8.5くらいです。このように少しづつ損な選択を積み重ねていることを自覚してほしいのです。上家から出た8mをスルーしました。推奨はチーして打6pです。スルーの評価 -
特南と鳳南の差
2018-12-28 14:00110pt今日は22:00くらいから特南ライブ配信をやる予定です( ´ ▽ ` )ノQ・特南と鳳南の差は何でしょうか?よくある質問です。細かく言えば色々あるのかもしれませんが1番大きな差はアガリの技術だと思います。対戦相手は3人います。東家 10南家 10西家 10自分 10対戦相手のアガリの技術が互角だとすると長いスパンで見るとアガリの回数は均等になるはずです。東家 9南家 8西家 9自分 10+4しかし自分が10回アガるところを相手が9回または8回しかアガることができないと、アガリの回数に差ができでしまいます。Aさんの場合これはを打ちます。確かに引きでテンパイは逃しますが引きは裏目ではなく、むしろ強イーシャンテンに変化する嬉しいツモです。打時と比べ、アガリ率にそれほど差はありませんが打点面で差がつく可能性がある一打ですね。Dさんの場合これはを打ちます。打の裏目は引き打の裏目は引きと大差です -
Mリーグと天鳳
2018-12-27 14:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv317545707昨日の「熱狂!Mリーグ」YouTubeの方でも公開しています。ぜひ「高評価」のワンクリックを!南3局3着目松本プロの追っかけリーチ。・滝沢プロに放銃するリスク・リーチ棒を出して近藤プロのラス抜け条件を緩和するリスクこの2つのリスクはかなり大きいが――・放銃抽選機会が2回しかない → 頻度が少ないのでそれほどリスクが高くない ・近藤プロをテンパイさせない → 2軒リーチで圧をかけて局消化を狙うこのように考えれば、リスクに見合う選択とも考えられるでしょう。天鳳ではどうか?着順アップのリターン、3着→2着で+45pに対し着順ダウンのリスクが、3着→4着で▲150p そう考えると・・・リスクに対するリターンが少なすぎて見合っていないと考えられるでしょう。Mリーグでは 3着→2着+20p、3着→4着▲20pこの程度の -
牌譜の見方 強者に学べ
2018-12-26 15:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv317545707毎週水曜日20:00~は 熱狂!Mリーグ お楽しみにー( ´ ▽ ` )ノ今日の牌譜は九段のプレイヤー。リーチを受けて愚形残りのイーシャンテンではあるが――構わず押していった。押し引きの判断の基準として――・自分の打点、アガリ確率・押す牌の危険度・巡目・点数状況など色々ありますが、そこまで細かく考えているわけではないと思う。押し引きの基本フォームが決まっているこの程度の手なら大体押し、この程度の手なら大体オリこの巡目なら―― この点数状況なら―― といったようにです。この次の無筋をどうするか? 注目していたが見ることはできなかった。 ちなみに僕は次無筋でオリそうです。打点アップが見込めないならテンパイ優先。当たり前なのですが不調を拗らせてしまうと、昨日の記事みたいに打牌も拗れてしまいます。先制リーチしなかっ -
違和感の頻度
2018-12-25 14:00110pt最近調子が悪そうな、とある七段の人を1半荘観戦していた。安全牌を抱えて両面固定。常套手段と言えば常套手段だがこの牌姿であればタンヤオも積極的に狙ったほうが良いと思う。例えば7sをホールドして、カン6mを仕掛けるとかピンズが伸びたら、7sを雀頭候補にして1mのトイツ落としとか次巡は一転強気、3人無筋の4pを手の内に残した。調子の良い時なら即リーチを打つ人だったと思う。それが正しいかどうかわからないが、やや弱気になっていることは間違いない。それにしてもテンパイ外しは微妙ピンズの受けが良さそうにも見えないし、打点アップもあまり見込めない。このイーシャンテン取りも相当微妙だ。ピンズが優秀ともいえず、ピンズ残しの未来に打点アップも無い。不調時愚形嫌い症候群東1局のテンパイ外しもそうだが、調子が悪いからアガれる気がしないとかそういった不安な気持ちから、不調時愚形嫌い症候群を発症してしまうのだと思う。み -
牌譜の見方 アバウトな読みを補強する
2018-12-24 15:00110pt牌譜の見方 ・切り順に注目せよ ・相手のブロックを予測する・見なくていいものは見るな最近打荘数を増やすことを優先して、牌譜を見直す時間がかなり減っていた。定期的にメンテナンスを行うことも必要かと思い直してチェックすることにします。何を切りますか? 3s引きの両面変化+タンヤオ 2m引きの両面変化を考えたらここは打8sが良さそうです。アバウトな読みを強化しよう序盤に9sが切られているので、その近接牌である7sや8sが良さそう・・・ というのはアバウトな読みです。厳密にいえば西家は孤立の1m、孤立の字牌よりも9sを先に切っているので、9sが孤立牌であった可能性が高く北家は8sよりも孤立の字牌を残していたので7sを持っていない可能性が高いです。字牌の手出し以前の数牌がチェックポイントなんとなーく良さそう程度で判断するのではなく切り順の違いも判断要素に取り入れてみてください。例えば東家が打9s以降 -
週刊アベマズ 56/80
2018-12-23 11:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv317296325今日は女流雀王決定戦、最終日の解説です! オープニングには出ませんが、遅刻した訳ではありません。今年最後のMリーグ、ひっそりとPVに行ってきましたー!ちなみにこれは試合開始50分前の会場です。なにせ写真を撮る習慣がないもので(笑) これ1枚だけ・・・・・でもせっかくだたら、会場に居合わせた藤田チェアマンと一緒に写真撮ってもらえば良かったわ!ちょww 髪ww渋谷アベマズは前半貯めた400ポイント以上の貯金を吐き出す大失速。この日の先発は多井だったが、東1局にマンガンをアガるものの18000、12000×2回と放銃し、箱下のラスで今年の対局を終えた。あの鉄壁みたいな多井が? と思うかもしれないが放銃自体は何の落ち度もなく、不運な結果だったなーというのが率直な感想。ちょっとだけ気になる点を――茅森に12000を放 -
伏線を回収する
2018-12-22 12:00110pt昨日の練習問題の解答編です。まずはそれぞれのヒントについて考察しましょう。牌譜【ヒント1についての考察】役牌を仕掛けている東家が1枚切れの自風のよりも、を残したことに注目して下さい。既に打点十分(ドラ3など)で、ターツ不足ということであれば1枚切れのよりも、ターツの種として孤立を残すケースもあると思います。しかしそれ以外のケースは、打点アップの種としてまたは他家に対する安全牌として、孤立のよりもを残すのが普通です。東家の手牌にはの関連牌がありそうこの時点ではそれが何かわかりませんが将来このヒントが重要な伏線となることも十分考えられるのです。【ヒント2についての考察】をポンして打ですからを仕掛ける前からターツ選択をしたという情報ですね。・ヒント1の伏線を回収するターツ不足で孤立のを残したケースが消えるということです。この情報によって 東家の手牌にはの関連牌がありそう という予測が、より一層強
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