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特南の歩き方 牌譜添削version
2018-09-30 13:00110pt今日の牌譜添削はNさんです。みんな大好きホンイツ狙いですね。気持ちはよーくわかります。でも孤立している字牌4枚の内、3枚までがオタ風なのが気に入らないですね。手役を狙うのではなく打点を狙うこれだとピンフドラ、タンピンドラ、ピンフ一通も視野に入れたいです。2、8程度の中張牌なら切ってしまっても良いですが、3~7は残してみましょう。これはホンイツ狙いで良いですねー。要するに門前リーチと比較で判断しましょうという話です。仕掛けたホンイツドラ1 ならば メンピンドラ1 のほうが打点は上ですから。リャンシャンテン戻しは打点アップの種、または強浮き牌で素直に打5sがいいと思います。赤5sであれば打点アップの種ですのでリャンシャンテン戻しが良いでしょう。イーシャンテンに受けるのはかですがこの場合はどちらも強浮き牌認定できるので、リャンシャンテン戻しが推奨です。打点があるときはテンパイを急ぎがちです。でも -
放銃率を下げることを目標としない
2018-09-29 12:00110pt今日の牌譜添削はSさんです。特南420戦で放銃率が.139放銃率の高さが課題と自己評価していましたが、実際はどうでしょうか?親リーチを受けて5sのポンテンを取らずスルーしていました。放銃率を下げることが目的ならば当然のスルーですがしかしポンよりもスルーのほうが有利なのか? といえば、微妙ですよね。イーシャンテンですが、安全牌を抱えて受け入れを狭くしています。放銃率を下げることが目的ならば安全牌は多いに越したことはありません。しかし打南よりも打9pのほうが有利なのか? といえば、微妙ですよね。放銃率.139 これだけを見て評価すると、若干放銃率が高い印象を受けますね。しかしSさんは、押し引きの局面でもむやみやたらと突っ込んでいるわけではありません。放銃率が高い理由には個人差があると思います。とりあえずSさんには、ひとつコツを教えましょう。役牌ポンの基準を見直そうここから役牌を仕掛けています。 -
やりすぎかも委員会 vol.8
2018-09-28 14:00110ptQ・4mがカンされている状態でのペン7m追っかけリーチはやりすぎでしょうか?やりすぎかもしれない と判定します。これは待ちが悪いとというよりもリーチ宣言牌の6pが危険すぎて見合わないという判断です。5pをカン、7sよりも残した8pは間違いなく手牌関連牌といえるでしょう。4mもアンカンとあらばこのリーチ、危険ゾーンがだいぶ特定されていると思います。6pの危険度を本気で考えたらこの程度のテンパイでは怖くて押せなくなると思います。Q・36sが7枚見えであることとソウズのブロッグもありそうなことを考えるとやり過ぎですかね? やりすぎとはいえない と判定します。南家のリーチはドラ受け両面ターツ落としリーチという特徴があります。・ダブルメンツ・ヘッドレスだった・赤跨ぎや多面を優先3sはもちろん危険ですが、現状は数ある候補のひとつに過ぎません。マンガン両面テンパイなら、ギリギリリスクに見合うと思います。 -
新八段坂奮闘記 vol.8
2018-09-27 12:00110pt牌譜タンヤオドラ3のマンガンテンパイ。巡目的なこともあり、ダマテンに構えたわけなのですが――この時の南家の選択。すでに形式テンパイの仕掛けを入れていたのだがこの1sはスルーして、後に上家から出た7pをチーしてテンパイを取った。西家は三色ドラ1テンパイから5pを止めて、メンツを中抜きテンパイを取らなかった。ええ・・・・ そんなにテンパイ気配で出たかなぁ?というわけで、今日の記事はあなたの事、ちゃんと見られていますよー という話です。牌譜ドラポンしているこの手牌。9sも9pも余剰牌ですがどちらかといえば対面ケアで、安全度の高そうな9pを残しました。しかし最終手出しが9pになってしまったものだからそれまでガシガシ押してた対面にも、8pだけは止めて迂回されてしまいました。ついでに上家にも8pを止められる始末。注目を浴びてそうな仕掛けなら、もう少し自意識過剰でも良いのかもしれません。牌譜アガリたい手 -
最悪を避ける
2018-09-26 13:40110pt確かに。これは凄いなー https://t.co/Lz2hjDXNXN
― 木原浩一 (@sonoharasaika) 2018年9月24日 朝倉ゆかりプロの選択について9月24日にTwitterでつぶやきました。140字ではとても解説出来ないので今日の記事として取り上げてみたいと思います。まずは北家西岡プロのリーチについて5巡目は手出し。とをツモ切り後、が宣言牌のリーチ。一見派手な捨て牌には見えますがのカンチャンをから払った普通のメンツ手にも見えます。やや上のほうに捨て牌が寄っているので123関連はあまり切りたくないかなーといった印象を受けます。対して4代目天鳳位石川プロのリーチ西岡プロのリーチに一発目で1枚切れの筋リーチ宣言牌は1枚切れのでした。特筆すべきはは両面ターツ落としだったこと。2巡目にを切っているのに手出し、はツモ切り。2枚切れのはツモ切りで、は2枚切れの後に手出ししている。 -
特南の歩き方 牌譜添削version
2018-09-25 12:00110pt今日の牌譜添削はMさんです。六段R2239って・・・・ ここまでRが上がる人は特上卓で段位を上げるのが苦にならないと思います。まあでも・・・せっかく牌譜を送ってくださったので麻雀の話でもしましょう。僕はこの牌姿なら両面ターツを払いますねー門前リーチに旨みが少ないので、ポンテンの構えは取っておきたいです。打は柔軟な構えともいえますがここまで整っていたら、どちらかに決めてしまったほうが良いと思います。この牌姿なら門前リーチを狙って打。は仕掛けずの構えにします。門前リーチを狙って打5mにします。赤無しだったらポンテンの構えで打1sが良いでしょう。打点が見込みにくい牌姿で役牌ポンテンの構えリーチ+1翻以上が確定なら門前リーチの構えということです。ここでオリてしまいましたが4→1の切り順を見てたら6sくらいは通したいところです。ドチャクソ危険度の高そうな初牌のど真ん中単騎よりもかなり安全度の高い2 -
新八段坂奮闘記 vol.7
2018-09-24 12:00110pt牌譜オーラスです。リーチをかけたくない点数状況タンヤオに向かうべく、ここでをチーしてみました。元々ピンズが今ひとつな場況なので門前進行よりも仕掛けたほうが若干マシだとは思うのですが―― チー打ちょっと気持ち悪いけど、を打ってこの形もありかもしれない。 チー打かなり気持ち悪いけど、カンチャンで鳴いてこう構えるとか(笑)今回の場合はノーマル選択で良さげですが、閃くような場況では使ってみたい。牌譜同じくシャンテン数の変わらないチー。これは赤切りに釣られて仕掛けてしまった凡ミスです。仕掛けて打点が下がっている割にたいしてアガリやすくなってないやんけー!何が出たら鳴く! と、赤も含めしっかり決めてない証拠です。実戦ではこれが致命傷になることもあるので、今後は徹底しなければ・・・・牌譜三元牌2副露相手に――これはリーチしました。危険ゾーンの数で判断せよゾーンディフェンスで話したように、6ゾーンに分類 -
裏目
2018-09-23 12:00110pt当たりが6個、ハズレが4個入ったクジ箱A当たりが5個、ハズレが5個入ったクジ箱Bどちらのクジを引きたいですか?このクジ箱を選ぶ行為が「打牌選択」にあたります。クジ箱がらクジを引く行為を「抽選を受ける」といいます。クジを選んでクジを引く、つまり打牌選択をして抽選を受ける。麻雀はこれを繰り返し繰り返し行うゲームです。クジ箱Aを選んだとしてもクジ箱Bを選らんだ人に負けることもある。ハズレの無いクジ箱はありません。ゆえに優れた選択をしたとしても、その選択には必ず裏目は存在するのです。牌譜南2局、トップ目とはいえこの牌姿この巡目ならば、ストレートに7mを打つのが優れた選択といえるでしょう。仮に7mが一発放銃になれば裏目中の裏目ですがハズレの無いクジ箱はないのですし、ハズレたときのダメージも許容範囲です。ピンズの好形変化が多いのでシャンポン受けが基本です。しかしたった今6mが通ったことにより選択肢が増 -
ネゴプレイ
2018-09-22 12:00110ptネゴプレイ = ネゴシエーションプレイ直訳すると 交渉遊戯 もっとわかりやすくいえば――おまえさんアガってくんねぇか?おいらは着順維持、あんたはラス回避ができてwin, winだろ?よしきた! じゃあ俺に鳴かせてくれねぇか?そしたらこの親、俺が高速でさばいてやっからよ!おうよ! じゃあこれあたりなんかどうでぃ?おお!いいね! そいつはチーだ!ってやつです。天鳳では互いの利害が一致する局面でネゴプレイが頻繁に行われます。牌譜南3局、自分は2着目と2200点差、ラス目と300点差の3着目です。上家の点数状況で選択を変えろできれば2着目を捲ってオーラスを迎えたいところ。1巡目からこのチーは本来御法度なのですが――この局は上家と利害が一致するはずです。巡目が早いこともあり、ここはポンしてテンパイを外します。交渉が成立しましたこの判断で大事なことは、相手の立場になって考えることです。・もしも相手の配 -
特南の歩き方 消極的ミスを減らせ
2018-09-21 15:00110pt今日のタイトルは「消極的ミスを減らせ」です。みなさんは「消極的ミス」と聞いたら、どのようなミスを思い浮かべますか?・押すべき牌姿で押さない・鳴くべき牌姿で鳴かないここで取り上げるのはこういうことではありません。もっともっと根本的な話、相手無関係な1人麻雀技術の話です。
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