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シミュレーションの誤謬
2016-02-29 12:00110pt福地誠ブログより牌譜東4局のシーン。押したほうが良いかどうかは正直わからないですが、その判断をシュミュレーターを使って「押し有利」としているところに一石を投じたい。まず「無筋2378」 という判定基準についてですが、この場合同じ無筋でありながら放銃確率には差があると考えるのが一般的です。リーチの1巡前がこう、そして次巡が宣言牌のリーチです。から→と切り出すのを逆切りといいます。2-5p待ちをボカすために敢えて逆切りする人もいることはいるでしょう。しかし2-5p待ちなら大抵は→順切りじゃないですかね?
完全に待ちを否定できるという話ではありません。ただ、無筋と危険度を比較すると、かなりの差になるのではないでしょうか?
仮にとの放銃確率が同じ10%だったとしましょう。上記のように「の放銃確率が低い」と判定できる要素があったとしたら。それでもの放銃確率は10%のままでしょうか? 違いますね。ある -
七段坂奮闘記 34
2016-02-28 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv253173876本日20:00~はブロマガ杯準決勝D卓です。解説は zeRo さんです!序盤のアンカンはやる気の証です。普段はよそ見をしながら打っているあなたも「カン」の声が入ったら要チェック! 相手が親だったりしたらなおさらです。東家は6mチーの打2mです。1mを3巡目に切っています。その前には3p、7pを切っていますので、くっつきで2mを残した可能性はないということです。アンカンしている人も他家のリーチは怖いもの裏ドラ×2倍ですから当然の心理です。門前で進めている西家、北家に対して、くっつきにくい危険な単独孤立の中張牌はドラ、手役絡みでなければ絶対に残しません。この場合2mは9割方東家手牌の関連牌と見ていいでしょう。暗刻持ちから打たれている可能性は否定。となると東家の持っている牌は――この4mが当たりになっているかどう -
七段坂奮闘記 33
2016-02-27 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv252648749本日20:00~ブロマガ杯準決勝A卓です! 解説は 30のtwitterIDを持つ男 です! 乞うご期待ください!基本的にカンはテンパイ以前にすることをお勧めします。イーシャンテン時であれば、テンパイする抽選を受けることが無茶苦茶大事だということです。一見広くは見えないこの形も、マンズの1~7の7種受けです。両面×2のイーシャンテンでも4種受け、そう考えるとますますカンしたくなりませんか?リンシャンから3mツモ。結果はバカヅキでしたが、あの1mを捉えられない罪は重いです。アガリのリターンが大きな局面ではテンパイ前こそ積極的にカンしましょう!上家の打6pは小考した末での打ち出しでした。こうした打牌選択の間は、リアル麻雀のほうが判別しやすいです。しかしネット麻雀でも同じこと――打牌選択の間=躊躇 です 躊躇して -
七段坂奮闘記 32
2016-02-26 12:00110pt大事なオーラス。昨日に引き続き鳳凰卓の打牌選択傾向の話です。北家が6mをチーして打8p。西家はトップ目、点数状況的に談合が始まりそうですね。ではあの8pを仕掛けて、こちらもイーシャンテンに構えましょう。とはならないんですよね。 昨日と違うところは点差です。2900をアガってもラス目のままである可能性があるというのもありますがトップ目とは現在14100点差です。つまりここでゲームENDの可能性も狙ってみるということです。だからといってここから仕掛ないというわけではないですよ?対面の「これでもか!」といわんばかりの猛アプローチにも負けず――当選しました! とはいえ正直微妙な選択だとは思います。ただ延命工作だけがラス回避の手段ではない。ということも頭に入れておいてもらいたいです。それはともかく、ゲームシステム上天鳳って2着止め、3着止めがあってもいいですよね?形がほぼ決まっていても思考を止めない -
七段坂奮闘記 31
2016-02-25 12:00110pt牌譜対戦相手の打牌傾向を知ることは大事なことです。先週の生放送でのお便りから、上家から出た8sを仕掛けるか?という質問。これは若干ですが鳴き有利のような気がします。鳴いたら1500点で次局はまた修羅場なのに?鳴いてもイーシャンテンが変わらない鳴きが有効なのか?これは鳳凰卓の打牌選択傾向を考慮すると鳴き有利ということです。まず点数状況を確認してください。そしてこの後の未来予想図を描きましょう。描きましたか? そう、この状況ではおそらく西家と北家の談合が始ってしまうのではないでしょうか?このままいけば後3巡以内で決着がついてしまいそうですね。なんとしても避けたい。その前にリーチを打って西家を抑止するのがベストですが仕掛けられる牌姿にして、あのアシストをカットする方法もあると思います。こうした打牌選択傾向は鳳凰民なら何度も目の当たりにしてきたことでしょう。オーラス、この点数状況なら少なくとものん -
競技麻雀と天鳳との違い
2016-02-24 12:10110ptVS麻雀AI 記事更新しました。TSを動画にしました。ブロマガ杯準決勝、解説まで全て決定しました。「競技麻雀」といっても定義づけが難しいのですが、ここでいう「競技麻雀」は有限回数戦って勝利条件が明確にある=競技麻雀 とさせてください。極鳳位リーグに参加しています。9半荘で12名中上位2名が勝ち抜け3~6位がポイントが持ち越しでプレーオフ。3半荘で上位2名が勝ち抜けポイントをリセットして4名で決勝を3半荘、優勝者を決定します。これだけでも天鳳とは打牌選択バランスが大きく変わってきそうですね。【その他天鳳との主な相違点】・順位点 25000持ち30000返し 1着から +40 +10 -10 -20 の順位点(オカ含む)※プロ協会ルールは +50 +10 -10 -30 の順位点・赤無し、飛び終了なしフリー雀荘と同じ、トップが偉い評価ポイント配分ですね。1回戦東1局MAXトイトイ役牌×2も見据 -
七段坂奮闘記 30
2016-02-23 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv250634517今日は20:00~こちらの対局に出ます。【対局者】 木原浩一(罪歌) 橘哲也(立ち話) 坂本大志(坂本@大志) 塚田美紀(みっきー☆) 【解説・実況】 宮崎和樹(日本プロ麻雀協会Aリーガー) 矢島亨(日本プロ麻雀協会Aリーガー) 早坂優里(日本プロ麻雀協会) ★ルースタ天鳳リーグとは?★ 麻雀プロと天鳳位の12名が年間リーグを戦い【鳳王】のタイトルを目指します ルールスターズ公式ルールで、1人9半荘を戦います。 トータルポイントの上位2人が決勝進出、3位~6位がポイント持越しでプレーオフの3半荘を戦い上位2人が決勝進出 決勝はポイント持越し無しの3半荘の合計を競い優勝者を決定します。優勝者には【麻雀オフ会日本一決定戦】の招待プロ枠が与えられます。 【ルール】http://www.cdream.co.jp/7 -
血液型性格診断
2016-02-22 12:00110ptみなさんは占いを信じますか? 占い市場の売り上げは年間1兆円を超えると言われています。商売として成り立っているということはそれだけ需要があるということです。僕は占いを信じたことはありませんが、信じることにより人の心を豊かにできるとしたら占いは癒しの一種ともいえますし、決してバカにできたものではないと思っています。占いと似たようなものに「血液型性格診断」があります。僕のように占いを全く信じないという人の中にも「血液型性格診断」だけは信じるという人は数多くいます。ちなみに僕は「血液型性格診断」は嫌いです。嫌いというと「どうせ木原は○型でしょ?」と、みなさんに血液型を当てられてしまうかもしれませんね。
・血液型がA型の人は、綺麗好き ・血液型がB型の人は、自己中心的 ・血液型がO型の人は、大雑把 ・血液型がAB型の人は、二面性がある
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七段坂奮闘記 29
2016-02-21 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv250533291本日は雀竜位決定戦解説からの――http://live.nicovideo.jp/watch/lv253268493いつもの定期生放送「月曜を迎えたくない人のための天鳳配信」です。翌週の「月曜を迎えたくない人のための天鳳配信」はブロマガ杯準決勝と日程が被ってしまったため、2月29日月曜日23:00~に延期です。ラス目で迎えた南1局。この巡目ということもあり發はスルーしました。仕掛けたほうが圧倒的に早いのですが、スルーしたポイントはドラ受けです。ドラを引かなくてもドラ受けが最終的に残るだけで打点は約1.5倍増!速度よりも打点重視の選択。その最大のリスクはアガリ逃しです。対面のリーチを受け、渋々コンセプトの下方修正を行うものの――はい。 これでラス率が跳ね上がってしまいました。ラス目の南2局、この巡目ですので1 -
特南の歩き方 vol.36
2016-02-20 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv252809222ブログマガジン杯準決勝C卓は本日21:00~ 解説は 独歩 (3代目天鳳位)です基本その206 他家の終盤プッシュは超チェックぶっちゃけいつでも要チェックなのですがその中でも特に終盤の無筋プッシュは超チェックです。基本的に終盤になればなるほどリーチに対する情報量は増えます。リーチに対する情報量が増えるということは、安全牌が増えるということでもありますね。例えばこの局面、東家の3pプッシュは一見強烈に見えますがリーチの河と照らし合わせてみましょう。そうするとどうでしょうか?東家の牌姿構成はリーチに対してピンズの無筋とマンズの無筋だけで構成されていてもおかしくありません。だからといってあのプッシュを軽視するわけではありませんが「勝負したくなくても渋々プッシュ」そういった可能性も十分あるということ。あのリーチの河
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