A-1:事実関係 天皇の発言
(1)NHKニュース「天皇陛下 お気持ちに退位の意向 強くにじむ」(抜粋)
・天皇陛下は8日、ビデオメッセージで国民にお気持ちを表し「次第に進む身体の衰えを考
慮する時、象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と語られました。そのうえで、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じる」と述べられました。天皇陛下のお気持ちの表明は、生前退位の意向が強くにじむものとなりました。
・天皇陛下は、はじめに、天皇の立場上、今の皇室制度に具体的に触れることは控えるとしたうえで、「社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、個人として、これまでに考えて来たことを話したい」と述べられました。
・続けて、「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴
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初めてコメントをさせて頂きます。ブロマガの購読者ですが、時々勝手に引用させていただいております。
さて、天皇の生前退位について、アベの取り巻きがなぜ抵抗しているのか、考えてみると、戦前の体制に戻したい彼らは生前退位は将来再び天皇を神格化し、利用価値を高めようと考えているからに他ならないと考えます。一世一元も崩れる。女系天皇の復活の議論もありうるとなれば、じっとしておられないのでしょう。この際、天皇の意向に沿うように皇室典範の全面改正を(憲法に整合するように)着手すべきですが、それを支持する私たちにも説得力のある理論が必要です。そこで、孫崎さんにぜひ書いていただきたいのは、欧州の王室がかっては日本と同じ男系中心だったと思いますが、現在はほぼ憲法改正によって、男女平等、人間平等の観点から女系も生前退位も認めるように変えられたと思うのですが、その辺を紹介していただけないでしょうか。
天皇陛下のお言葉全文を読ませていただきましたが、生前退位問題を強く希望されているようには思えない。
国事行為とか天皇崩御の後の二か月にわたる行事「殯」、その後喪儀に関する一年間の行事は、皇室関係者にとって、過酷な行事になっているということを訴えておられるのではないか。
皇室にも、時代に沿って、少し自由を与えてほしいという、残される子供たち家族を慮った暖かいお気持ちがあふれている。お気持ちを受け入れ、皇室の行事を簡素化すべきなのでしょう。
戦後70年経って、日本は今政治的に更に劣化して来ていると強く感じますね。
天皇家をもっと自由な存在として明るい方向に解放できないものなんでしょうかね。PRINCESS MASAKOのDEPRESSIONは天皇家をmanageする政治集団の暗さに原因の一つがあるとオーストラリアの作家であるBEN HILLS氏がその著書「PRINCESS MASAKO」に書いています。私もこの著者の趣旨に賛同するものなんです。
その暗さを象徴するかの如く日本では権力の意向を忖度して翻訳はされていません。イギリスやオランダの王家みたいにもっとフランクで明るくなれないものでしょうかね。最近、特に天皇家の周辺が暗くなっています。ぼやかざるをえません。
初めてのコメントです。この件のタイトルがNHKの内情に疎い小生には、まずなんのことか?。中身を読んでもストンと落ちませんでした。天皇がメッセージの中で、「退位」らしき事柄に明確に言及しているのは次の箇所でしょう。引用します。『天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。また,天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。』この中で、『摂政を置くことも考えられます、しかし、生涯の終わりに至るまで天皇で在り続けることに変わりはありません。』と生前退位には何ら言及してません。そして、最終段に至っては『象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じる』と述べています。
つまり、生前退位の意向が強くにじむ云々とまとめる、NHKがミスリードしていることが解りました。旨に落ちました。
陛下は、冒頭「天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したい」と述べ、憲法遵守の立場から自分の退位についてあからさまに言及できない旨を言明したうえで、「既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。」と述べておられる。これを読めば御退位されたいと受け取るのが当然だろう。
また、お言葉の最後の方で、「天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。」とあるのは、崩御にともなって代替わりとなる現行の法制では、後継の天皇にたいへんな負担がかかるので、それを避けたいと述べられているのであって、つまり、「生前退位」をご希望されているのである。
合わせて言えば、皇室の行事について一民間人が「簡素化」せよなどというのは暴論である。このような暴論を軽く口にするのは無責任。儀礼には伝統文化の積み重ねがあり、それぞれに意味がある。「簡素化すべき」という言語の背後には、伝統文化の儀礼には無駄が多いという浅薄な価値観が透けて見える。儀礼文化のその具体の一つ一つについて思いを致すこともなく、ただ「簡素化すべきなのでしょう」はむしろ陛下の「お気持ち」に違背するのではないか。何でもかんでも「簡素化」すればいいというものではない。
天皇のことなど一言もコメントしたくないのですが
それではあまりに愛想なしなので一言だけ。
生前退位大賛成。
今後天皇が死ぬたびごとに昭和天皇の死去の時に
起きたことが前例になり自粛のオンパレードが起き
娯楽産業などは大損害を被り、お笑い芸人などは
長きにわたって開店休業に追い込まれる。
日本のGDPにも悪影響が,,,
今上天皇は本当に国と民を思いやる英明な人だ。
少しでも長生きされんことを。
人間天皇と言い、象徴天皇と言い、儀式伝統継承者天皇と言い、国事行為天皇と言い、がんじがらめにして、国民の意見を全部聞いていけば、皇室典範に手を触れることなど、全くできないでしょう。世の中が大きく変わり、国民生活が米国化簡素化している中で、皇室だけに閉ざされた社会を要求する、手前がってな発想である。伝統ある歌舞伎でさえ、様々な趣向を凝らしている時代である。皇室の方々が、さまざまな発言をしているが、特別な人間とするのでなく、人間として自由な行動ができるよう配慮していくのが大切ではないか。古いしきたりに拘束すれば、皇室に入る新しい血の配偶者が限定されることになってしまう。皇室継承の大きな問題点でもある。