イスラエルと、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは、5日午前8時(日本時間同午後2時)から3日間(72時間)の停戦に入った。
今度の混乱の中、鮮明になったのは米国の対応の不安定さである。
米国は2つの相反する立場を示してきた。
一つは国連が助成した学校やキャンプに一般市民が逃避していたのにイスラエルが砲撃し、相当数の死者を出したことへの非難。この非難は主としてケリー国務長官によって行われた。
今一つは、米国はイスラエルの安全確保を支援するという立場を表明するとともに、米国国防省による弾薬の追加供与と、議会による弾薬供与のための資金供与を決定したことである。
米国はこの2つの相反する政策をいったりきらり、ジグザグのメッセージを発信することとなった。
今一つは、和平仲介が米国でなくエジプトであったことである。
長く米国はパレスチナの処理を極めて重視し、
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ユダヤ人を否定できない社会ですからね。
<アメリカのイスラエルロビー>
http://www.youtube.com/watch?v=QgG7xNC__ec
下手に反ユダヤ的な行動を取ったりしたら、オバマは暗殺される
のではないでしょうか。
ウクライナ問題にしても、最近のオバマは、見ていてとても哀れです。
周りにに「弱腰だ、弱腰だ」として批判され、突き上げられているため、
「制裁だ、制裁だ」を連呼するしかない。
ロシアとの関係はますます悪くなる。
オバマ自身は、恐らくイスラエルの非人道的行為には
批判的なんでしょうね。難しい立場です。
オバマ政権は、完全に変質してしまったようですね。
米国は、あらゆる面で自己矛盾に満ちている。
根本的に人権と競争は、平等と差別につながる。両立は極めて難しい。競争によって生じる富める者と貧しい者の格差はほっておけば、常識を超えた格差となり、必然的に人権がないがしろになってくる。米国社会の縮図がイスラエル社会に対する問題意識となるから、人権的にイスラエルを非難することになり、競争資本という観点で擁護に回ることになる。
上下両院はネジレの状況にあり、議会を信用する米国民は7%にすぎない。オバマ民主(民意)対共和保守の構図になっており、大統領令の乱発が続いているようだ。
それにしても、ウクライナ問題、米国はどのように処理しようとしているのだろうか。ロシアに制裁をかけて、経済勢力圏をG7対BRICSに二分割しようという覚悟ができているのか。中国が一言EUに脅しをかけたら、英国、フランス、ドイツなど震え上がってしまう。オバマ大統領は、プーチン大統領にいくら制裁をかけてもプーチン大統領は変わらないと認識しているようであり、撃墜のデマ情報もあって、オバマ大統領は意気消沈しているのではないか。
2014/07/26 ガザ封鎖と民族浄化 「パレスチナ人は芝のように刈られる」〜岩上安身による岡真理・京都大教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/157429#more-157429
公共性に鑑み、8月6日まで非会員の方へ特別公開中!
現在のパレスチナの状態とここに至る歴史が非常にわかりやすいです。
是非ご覧になることをおすすめします。
集団的自衛権に参加するということはこんなイスラエルを支援する合衆国に加担するということですね。
孫崎さんの分析、なるほどなと納得させられます。こらからアメリカのプレゼンスの低下を印象づけることが目に見えて現れてくるかもしれませんね。時代の曲がり角に僕たちはいるのだと思います。イスラエルという国のあり方を見ていると二極化社会の成れの果てのようなそんな気がしてきます。人が自分の利害だけを考え始めれば、誰も幸せになれないということを示している気がします。アメリカという国が「資本に支えられた正義」を体現しているのだとすれば、結局そんなものは正義でも何でもなく「変質した理性」であり「欲望追求のための理論武装」に過ぎないということかもしれません。そこには自己矛盾があり、分裂していくことが運命付けられているのかもしれません。そんな時代だからこそ、次が何なのか真剣に考えなければいけないと思います。
なぜアメリカは戦争を続けるのか?/BS世界のドキュメンタリー
【動画】 http://www.at-douga.com/?p=8386
「担当者メモ
この番組は、2005年のサンダンス映画祭で最優秀賞を受賞した作品です。世界的にも高い評価を得たドキュメンタリー映画です。」
ドキュメンタリーの冒頭、アイゼンハワー大統領の離任演説の中で
「巨大な軍部と軍需産業との結合はアメリカ合衆国が初めて経験するも尾です。軍備の発達は必要不可欠であると同時に大きな危険をはらんでいる事を忘れてはいけません。」
と、言うところから始まりドキュメンタリーの終わりでまたアイゼンハワー大統領の演説を飲用しています。
「何事に対しても警戒を怠らない分別のある市民だけが巨大な産業と軍部の複合体に平和な手段と目的を持たせ安全と自由を手に入れるのです。」
無警戒で分別のない市民達が招いた結果が現在の合衆国で、これから招こうとしているのが日本なのでしょう。
イラク戦争とベトナム戦争が主に取り上げられています。
今、集団的自衛権を考えるに当たって、イラク戦争の総括が是非日本でも必要だと思いますし現在の中東を考えるときに是非見て頂きたい良くできたドキュメンタリーだと思います。
オバマのグリップが弱まった原因は米国の世界経営理念において二つの相反するベクトルが激しくぶつかっていることから来る現象だと私は見ています。そして非常に心配しています。
孫崎先生は大国間での核戦争はないとおっしゃいました。キッシンジャー先生もそう今も強く言ってます。でも、ポール・ウオルフォウイッツは先制攻撃で敵のミサイル施設を瞬時に殲滅させることが出来るからやってしまおうと勇み切っています。CFR(米国政府のコントロラーと呼ばれる)はフォリン アフェア紙に「THE RISE OF US NUCLEAR PRIMACY」という論文を掲載、先制攻撃可能だと主張してます。
西側メデイアとNATOと米国政府のオーケストラはマレーシャ航空の撃墜責任をプーチンに帰せ、人格破壊に尋常でない力の入れ方です。マレーシャ航空機をウクライナ政府の戦闘機が撃墜した証拠がロシア側から出されても聞く耳を西側は持たないのです。オバマの態度もヤクザ者みたいな乱暴者のそれ。核攻撃をちらつかせている。プーチンは二か月前に核攻撃に備えて全国防空演習を行った。中国との連携も強化した。
オバマは根はハト派でしょう。ネオコンの核攻撃派に押されて大変な困惑状態にオバマはあると思います。軍の暴走もあり得ます。
私のスペキュレーションの間違いであればいいんですが、本当に怖い状態に今世界があるということはほぼ間違いないと思っています。
「なぜアメリカは戦争を続けるのか」は非常によくできたドキュメンタリーでした。見終わってしばらく動けませんでした。ちょこ太郎さん、教えていただいてありがとうございました。アメリカの側から歴史を見ると、孫崎先生の「戦後史の正体」がよく分かります。