A:事実関係
「ワシントン発共同を産経新聞掲載」
「米国は圧力加えるかも…」プーチン氏訪日にクギ 米議会報告書 安倍政権は露に「手を差し伸べ」と不快感
米議会調査局は6日までに日米関係に関する新たな報告書をまとめ、ロシアのプーチン大統領訪日を目指す安倍政権の動きについて「日本がロシアと友好関係を深めないよう、米国は圧力を加えるかもしれない」と指摘した。日露接近が日米関係に影を落としかねないと警戒する内容だ。
ウクライナ危機以降、米国が経済制裁を科してきたロシアに対し、安倍政権は「手を差し伸べる」ような働き掛けをしているとも記し、欧米との結束を乱しかねない日本の対応に不快感を示した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設問題では、日本政府と沖縄県の対立で移設計画が「遅れかねない」と憂慮。同時に、翁長雄志知事が辺野古沿岸部の埋め立て承認取り消し
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同盟国米国は、日本に基地を置き、米国の権益を守ろうとしている。日本として大切なことは、このような米国に対してどのように向き合うかである。
安倍政権のわからないところは、安保に対する米国の要求が、米国を守るにステップアップしているのに、交換条件としての「」地位協定改定」に動くことなく、憲法違反を無視して、米国の要求を丸呑みしている。
一方、米国と対立するロシアと友好関係を結ぼうとしているのである。日本人でさえ理解できないのであるから、米国のいらだちは強く、安倍政権の基本的立場が全く分からないのでしょう。
手厳しく言えば、安倍思い付き感情的外交を展開しようとしていると批判されても反論できないでしょう。自民党は、安倍の情緒的外交を野放しにしておけば、日本が米国に信頼されないだけでなく、国際社会から遊離した存在になりかねないことをどのように考えているのであろうか。
米国が圧力などかけなくても、日本の外務省は米国のくびきから逃れられない。
北方領土をめぐる日ロ交渉を目前にしながら、ウクライナで発生したマレーシア機撃墜事件で、明確な証拠もないのに、米国に追従してロシア批判に回ってしまった。今さら、日ロ交渉を求めても、北方領土の返還は有り得ない。特に国後島や択捉島には、数万人のロシア人が生活を営んでいる。この人たち全員が「日本国籍になりたい」と言わない限り、島が返還される可能性はないのだ。
日本政府に、「良識」というものがあるなら、領土問題は別にして、平和条約を締結するはずだ。だが「安全保証環境の悪化」を国民に印象づけたい政府は、「4島一括返還がない限り、平和条約の話し合いに応じない」と友好関係には否定的である。ギブアンドテークが原則の外交交渉で、こんな条件は常識外れだろう。そもそも、ソ連(当時)が北方領土を手に入れたのは、対日参戦の見返りとして米国などから与えられたのである。それを、漁業基地としての重要性が高まった時点で日本に返還するとは考えられない。対米従属の日本に返せば、直ちに米軍基地にされてしまうのは火を見るより明らかなのだ。外務省は、領土返還に見合う代償を考えているのだろうか。
グローバルの視点に立てば、21世紀に入って米国は国際関係と戦争においてはダブルスタンダードの戦略を採用していることが分かります。一つは大統領府が繰り出す世界戦略であり、もう一つは表に出ない、全く秘密の戦略です。問題なのは、秘密の戦略が時と場合により大統領府の管轄外で行われていることです。先日の国連でオバマ大統領の演説が嘘と欺瞞に固められていることをプーチンが暴露しました。このことによりかなりの部分が世界の人々の知ることになったのです。
前にも私は書いたことがありますが、戦前の日本が大陸制覇戦略遂行で取ったダブルスタンダード体制、つまり満州国とその特務機関と関東軍の役割を米国はそっくりまねて21世紀の米国版八紘一宇の実現に邁進しているのです。米国のCIA,NATO軍、両者の下に在る秘密パラミリテリ軍団の大統領府のグリップから離れて存在している在り様はあの満州国とその諸々を彷彿とさせるのです。当時の石原莞爾の働きぶりは今の米国上院議員のマケインの働きぶりにそっくりですよ。
続く
>>3
続き
米国の敵はずばり中国とロシアです。戦前の日本も中国とロシアを敵にして維新後敗戦までひたすら戦ってきました。それをそっくりそのまま引き継いで戦争しているのが米国なのです。
上記のような構図は難解な試験を合格した今の日本の上級官僚たちには分かっている筈なのです。ですから、ロシアのプーチンに接近すること自体が茶番なのです。或いはFAKEと言った方が良いのかもしれません。その目的は茶番を演ずることによって日本の国民を安心させる。「安倍さんはやっぱり平和的な人だ」と。そんな話に何故プーチンが乗るか?プーチンは国連で一定の評価を得たので気を良くして日本でプーチン人気を誘いたい思惑があるのでしょう。米国が心配するのは日本でのプーチン人気の高揚です。
しかし、米国は何でもやります。米国のもう一つの隠れた権力がプーチンの日本訪問時を狙ってダマスカスを空爆するかも知れないのです。思いだします。オバマの奥さんが国賓で中国に歓待を受け、ソチオリンピックが盛り上がっている時期を狙ってキエフでネオナチのクーデタを成功させたことを。
私たちはふっと忘れることがあるのですが、それは米国が東部戦線と西部戦線で只今戦闘中にあるということです。
きょう8日の朝日新聞の記者有論という欄に大野正美という
記者が書いていた。
新味のまるでない記事を長々と書いたあげくの果てにこう
結んでいる。
ならば日本側が焦る必要はない。
交渉の構図を見すえ、腰を据えて対応を考えていけばよい。
バカか。こいつは。
焦る必要はない。
じっくり腰を据えて。
これまで北方領土関連の報道、解説で耳にタコができるほど
これらの言葉を読み、聞いた。
そうしているうちに事態はまったく新しい段階に来ている。
ロシア連邦首脳が直に島に訪れ、開発の号令をかけている。
当然、経済力をつけた中国、韓国は興味をしめすだろう。
国境は第二次大戦の結果できたものと発言した。
2島だってもう還ってこないよ。
やがていつか北方領土にロシア連邦軍の空軍だか海軍だかの
軍事基地ができるだろう。
その時日本は、焦らず、じっくり腰を据えた結果を思い知る。