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記事 48件
  • 【第329号】映画『閃光のハサウェイ』でガンダムおじさんフル勃起

    2021-06-23 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、実際に映画『閃光のハサウェイ』を観た感想を書かせて下さい。いやー面白かったですね。
    ●機動戦士EDガンダム
    『ガンダムSEED』のことをジェネリックガンダム、『ガンダムAGE』をデオドラントガンダム、『ガンダムUC』を接待ガンダムと呼んでいた自分は、ここ20年ばかりのガンダム作品にあまり満足できていませんでした。ガンダムに対してEDだったと言っても過言ではありません。『ビルドファイターズ』や『オルフェンズ』といった傑作もありましたが、これがガンダムの本流アニメ作品かと言えば、ちょっと違っていたわけです。『ビルドファイターズ』はあくまでガンプラありきの、公式二次創作とでも呼ぶべきアニメでした。『オルフェンズ』はガンダムを別のロボットに置き換えても十分成立するアニメでした(それを言ったら宇宙世紀を舞台としていないガンダムは全部そうではないかと言われそうですが、『Gガンダム』以外は「ガンダム」についても批評的視点が多少なりともあり、「ガンダム」の名を関する理由があると考えます。これは、どんなアメコミヒーロー作品でも「ヒーロー」についての批評的視点を持っているのと同じものです)。
  • 【第317号】『シン・エヴァンゲリオン』の飲尿ピンクと脱セカイ系

    2021-03-31 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、ニコ生に引き続き『シン・エヴァンゲリオン』について書かせて下さい。
    ●「他者」としてのマリ
    『シン・エヴァンゲリオン』に多くの人が「納得」したり「成仏」した理由は、『エヴァ』は庵野秀明のプライベートフィルムであり、私小説である――ということを多くの人が理解しており、エヴァというよりも庵野秀明というコンテンツを楽しんでいるからでしょう。自分も常にパンツを脱ぐ庵野秀明が大好きです。
    よって、『エヴァ』の登場人物は、ほとんどが庵野秀明の分身という見立てが可能なのですが、新劇場版では例外があります。
    最も分かり易いのは真希波マリです。
  • 【第299号】男が『魔女見習いをさがして』を観る理由

    2020-11-25 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、前回のニコ生でもお話した『魔女見習いをさがして』について書かせて下さい。
    ●「ポスター詐欺」について
    すいません、ちょっとニコ生でお話した『魔女見習いをさがして』のポスターについて訂正させて下さい。
    最初いかにもおジャ魔女たちが出るようなポスターが発表され、その後『おジャ魔女どれみ』というテレビ番組を子供の頃に観ていた若い女性たちを描く話になることが分かり、「ポスター詐欺」みたいなことを自分は話したのですが、そういうことではなかったようです。
  • 【第288号】アンサーソングとしての『日本沈没2020』 後編

    2020-09-09 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、前回の続きとしてまた『日本沈没2020』について書かせて下さい。
    ●視点の変化と戦争映画
    国を消すことで、日本人とはなにか、日本文化とはなにか、そもそも民族とは何か、国家とは何かということを考えることができる。つまり、日本という国が無くなる時にこそ、「日本」や「日本人」の正体が明かになる。無くなる理由は戦争でも自然災害でも本質的には同じことではないか――『日本沈没』の執筆動機とは、そのようなものであったわけです。
  • 【第287号】アンサーソングとしての『日本沈没2020』 前編

    2020-09-02 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、やはり『日本沈没2020』について書かせて下さい。
    ●『日本沈没2020』とは
    『日本沈没2020』は小松左京が1964~73年にかけて執筆したSF小説『日本沈没』を原作とするNetflixオリジナルアニメ作品です。前々回のニコ生で特集しましたね。
  • 【第284号】『のび太の新恐竜』ともやウィン

    2020-08-12 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、この連休中に観た『のび太の新恐竜』について書かせて下さい。ネタバレを含みますが、オトナはネタバレを頭に入れたまま観ても楽しい映画だと思います。
  • 【第234号】『天気の子』:なぜ須賀さんは問答無用で主人公を助けないのか

    2019-08-14 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、ニコ生の補講というか、まとめというか、『天気の子』の須賀さんについて書かせて下さい。
    自分は『天気の子』のクライマックスに違和感があるのですよ。
    以下、映画を観た方は分かって貰えると思うし、観てない方にとってもたいしたネタバレにならない書き方で書きます。
    ●70年代ATGとゼロ年代エロゲーの悪魔合体
    『天気の子』のクライマックスにて、、エロゲーによく出てくる都合のいい異界「えいえん」に囚われたヒロインを助け出すために、主人公は非常階段ダッシュをして、代々木会館の屋上に行こうとします。
    「大人は分かってくれない」がテーマの本作で、代々木会館、それも屋上は、重要な場所です。「若者の反抗」が時代的テーマだった70年代映画を代表する俳優の一人といっていい俳優のショーケンが『傷だらけの天使』で住んでいた場所だからです。
  • 【第231号】名誉童貞 新海誠の勝利宣言

    2019-07-24 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、先週末に混雑した映画館で頑張って観てきた『天気の子』について書かせて下さい。
    ●『言の葉の庭』までの新海誠
    新海誠といえば、ある時まで自分の中では「気持ち悪い童貞の妄想話を全力で作る人」という位置づけでした。
    『ほしのこえ』は「これを一人で作るなんて凄いやん!」という月並みな感想しか持てず、『雲のむこう、約束の場所』はリアルタイムで観なかったのですが、中編『秒速5センチメートル』は衝撃的でした。テーマは「(童貞)男子と(特殊で重たい設定を背負わされている)美少女の一瞬こそ永遠」という、一部の世代の一部の属性を持った観客には熱狂的に受け入れられるものの、その他の世代や観客には全くピンとこないものなのですが、しかしそれを「コーヒー牛乳パックの能書きまでも美しくみせる(@サンキュータツオ)」執拗なまでにクオリティを追及した作画と、誰しもが美しいと感じる四季折々の映像、それらを挿入歌と完全にシンクロしたMV顔負けのドラッギーな編集でみせきるのです。
  • 【第203号】トランスフォーマーとウルトラ怪獣(ヒーロー)だけがぼくらを退屈から救ってくれる『SSSS.GRIDMAN』

    2019-01-09 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、『SSSS.GRIDMAN』の引用ネタである『トランスフォーマー シャッタード・グラス』とウルトラ怪獣について解説させて下さい。
    ●『SSSS.GRIDMAN』のキャラクターデザイン
    アメリカには「ボットコン」というトランスフォーマーのファンイベントがあります。
    ボットコンの魅力の一つが限定品販売で、色を変えたり(リペイント)、ちょっとだけパーツを差し替えたり(リデコ)したトランスフォーマーを会場で限定販売しています(後に通販にも対応)。限定販売なのに加えて、元々トランスフォーマー業界では「同じ玩具でも色を変えたら別人」という設定が大切にされてきたこともあって、後にプレミアがつく人気商品になりがちです。
  • マクガイヤーチャンネル 第183号 【ここがヘンだよ『未来のミライ』】

    2018-08-08 07:00  
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    さて、今回のブロマガですが、ニコ生の補講とまとめというか、『未来のミライ』について改めて書かせて下さい。
    ●細田守の理想とする「映画」とは?
    2012年、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」に出演した細田守は、自身が影響を受けた80年代映画として以下の5作品を挙げていました。
    ・『台風クラブ』
    ・『雪の断章 情熱』
    ・『ときめきに死す』
    ・『マルサの女』
    ・『となりのトトロ』
    『台風クラブ』、『雪の断章 -情熱』、『ときめきに死す』はいずれも、アイドル映画やサスペンス映画のふりをした、まごうことなきカルト映画です。相米慎二作品は長回しにより、芝居ともアドリブとも、現実とも虚構ともつかぬ情念に満ちた演技を役者から引き出す演出が有名で、結果として役者が虚構を前提とした芝居をすることから「相米慎二作品は本質的にミュージカル」と言われたりするのですが、この時期の森田芳光もフィックス(すなわち同ポジ)の長まわしで同じようなことをやっていたのでした。