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【第272号】PCRセンターは8億円とちょっとで作れる
2020-05-20 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、ニコ生に引き続いてPCRについて書かせて下さい。
●キャリー・マリスは死ぬのが数年早すぎた
ニコ生でお伝えした通り、PCRを発明したのはキャリー・マリスですが、映画の中に出てくる科学者のような科学者でした。 -
【第268号】ウイルスとの闘い・勝利・敗北・戦争
2020-04-15 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、ちょっとウイルスにまつわる言葉の使い方について書かせて下さい。
●「自粛を要請」への違和感
最近、「自粛を要請」という言葉をよく聞くわけですが、当然ながら自分も違和感があるわけですよ。「自粛」とは、「自分から進んで、自分の行いや態度を改めて、つつしむこと」であるはずですが、あくまでも自発的に慎むことを要請できるものなのでしょうか。
これは「自」という漢字の問題なのでしょうか?
たとえば、「辞職を要請する」なら違和感を抱かないのですが、「自殺を要請する」だとぎょっとします。「自粛を要請」という言葉には、我慢強くて同調圧力に弱くて忖度が得意な日本国民に「自粛を要請」と「自己責任」をセットにすれば、他国では当然のようにある法的拘束力や休業補償がなくても新型コロナウイルスの感染防止を実現できるかもしれない……そんな穿った見方をしてしまうのです。 -
【第221号】天皇とY染色体とゲノム編集
2019-05-15 07:00220pt -
【第207号】『銃夢』とサイボーグ壁ドンと哲学的ゾンビ
2019-02-06 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、『銃夢』の魅力について改めて語らせて下さい。
●サイボーグ壁ドンとアクションの魅力
『銃夢』は1991~95年にビジネスジャンプで連載されました。
ジャンルは、一言でいえばSFアクション漫画とか格闘漫画とかになるでしょうか。記憶を失ったサイボーグである主人公の少女ガリィが、強敵との戦いを通じて生きる意味や過去の記憶を発見していく……というのが、だいたいのストーリーになると思います。
『銃夢』は『攻殻機動隊』と並んで90年代を代表するサイバーパンク漫画として語られがちですが、自分が考える『銃夢』最大の魅力は、アクション漫画としての出来の良さです。 -
マクガイヤーチャンネル 第157号 【「グリル厄介」と外来生物を食べること】
2018-02-07 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、前回のニコ生の補講の意味で、「外来生物を食べること」について書かせてください。
●コンテンツとしての「グリル厄介」
多くの家がそうだと思うのですが、我が家も日曜のゴールデンタイムは『鉄腕ダッシュ』を観ています。内容によっては『日曜もアメトーーク!』を観たい時もあるのですが、家族が許してくれません。里山生活、現地の食材を使った料理紹介、渚の再生、ビオトープ作成、無人島開拓……と、とにかくDIYとアウトドア精神に富んだ内容が幅広い世代の興味を惹くのです。
中でも、昨年から始まった「グリル厄介」のコーナーは刺激的です。 -
マクガイヤーチャンネル 第154号 【科学で映画を楽しむ法 第6回「『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』と減圧症】
2018-01-17 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、先週みて面白かった『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』について書かせて下さい。
この映画、元々ダイバーだったリュック・ベンソンのこだわりというか矜持が、それなりに詰まっていると思うのですよ。
●ヨーロッパ・コープとは
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』には、有名スターがほとんど出演していません。
皆が顔を知っている俳優は、『セッション』のフレッチャー先生ことJ・K・シモンズ、『トレインスポッティング』のスパッドことユエン・ブレムナーくらいでしょう。いずれも本作では脇役です。ヒロインのシルヴィア・フークスは『ブレードランナー 2049』でレプリカントのラヴ役を務めていましたので、顔を覚えている人もいるかもしれません(全くイメージの違う役柄を堂々と演じていて天晴なのですが)。 -
マクガイヤーチャンネル 第152号 【質問コーナー 第7回】
2018-01-03 07:00220pt今回のブロマガですが、前回に引き続きまして、皆様からお寄せ頂いた質問に答えます。
なお、質問文は内容を変えない範囲で一部加工している場合があります。
ちなみに前回までの質問コーナーはこちら。 -
マクガイヤーチャンネル 第151号 【質問コーナー 第6回】
2017-12-27 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、通算150(+1)回目を記念して、皆様からお寄せ頂いた質問に答えます。
なお、質問文は内容を変えない範囲で一部加工している場合があります。
ちなみに前回までの質問コーナーはこちら。 -
マクガイヤーチャンネル 第148号 【科学で映画を楽しむ法 第5回「『大長編ドラえもん』と科学 藤子・F・不二雄とSF」」番外編『のび太の恐竜』と『恋人製造法』】
2017-12-06 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、これまで連載してきた「科学で映画を楽しむ法 第5回「『大長編ドラえもん』と科学 藤子・F・不二雄とSF」」の番外編として、『のび太の恐竜』と『恋人製造法』の類似点について書かせて下さい。
『大長編ドラえもん』の第一作『のび太の恐竜』はのび太と恐竜のピー助の間の「友情」を描いた名作として知られています。
『のび太の恐竜』が名作であることに異論はありませんが、果たしてのび太とピー助の間にある感情や思いは「友情」と呼んで良いものなのでしょうか?
まず、ピー助がのび太に感じる思いは友情ではなく、子供が親に抱く愛着のようなものでしょう。卵から孵った後はじめてみた動物がのび太だからです。
一方、のび太がピー助に抱く思いは友情ではないでしょう。 -
マクガイヤーチャンネル 第147号 【科学で映画を楽しむ法 第5回「『大長編ドラえもん』と科学 藤子・F・不二雄とSF その9 『のび太とガラパ星から来た男』あるいは『のび太の未来の想い出』」後編】
2017-11-29 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、科学で映画を楽しむ法 第5回として書いている「『大長編ドラえもん』と科学」のまとめ後編になります。
(前回から続けてお読み下さい)
●人生をやりなおしたい
もう一つは、人生をやりなおしたいという欲望の発露です。
藤子・F・不二雄は、どこからみても成功者です。
『オバケのQ太郎』のみならず『ドラえもん』というメガヒット作品を二つも持ち、幾つもの作品がアニメ化・映画化され、世界中の子供たちが作品を読んでいます。
にもかかわらず、Fが描くSF短編には、タイムマシンやパラレルワールドといったSF的ガジェットを使って、人生をやりなおしたいという話が多いのです。
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