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記事 40件
  • 米国国民はウクライナへの介入を望んではいない-世論調査

    2014-03-24 18:15  
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     アメリカの世論はクリミア問題、ウクライナ問題にどう対処しようとしているのか。
    3月11日PEW研究所は世論調査を発表した。
    1:米国の姿勢
     あまりウクライナ情勢に深く関与すべきではないー56%
     ロシアの行動に断固とした行動をとるべし   -29%
     解らない                  -15%
    2「断固とした行動をとるべし」とした人の選択内訳
     軍事行動をかんがえるべし         ― 8%
     経済的、政治的選択だけをかんがえるべし   ー19%
     解らない                  -2%

     

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  • 何気なく触れた言葉が自分の生き方で影響を与える時がある。心を豊かにする100の言葉』の一部

    2014-03-24 08:21  
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     何気なく触れた言葉が自分の生き方で影響を与える時がある。
     『心を豊かにする100の言葉』(PHP)にそんなものがあるかもしれない。
     幾つかを書き出してみた。
    バラカン:何もない人には失うものがない
    ボブ・ディランの名曲『ライク・ア ローリング・ストーン』の歌詞の一節ですが、昔から頭を離れない言葉です。
    今年は体調を崩して二〇年ぶりに医師のお世話になったぼく、ものに固執するほど悩みが増えるともいいますが、長年続いていたラジオ番組が打ち切りになってしまうことに抵抗したストレスが原因でしょう。
    愛着をもつのはいいですが、何事もいつか終わることを、身をもって勉強させられました。
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    土屋賢二:トルティーヤがあれば何もいらない
    トルティーヤはとうもろこしの粉を薄く焼いた食べ物。この老人は毎食つけあわせも味付けもなしにトルティーヤを食べて

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  • 「深い谷間にいる者が山頂の素晴らしさを知る」、『心を豊かにする100の言葉』(PHP)

    2014-03-23 07:32  
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    PHPが月刊誌『PHP』に掲載された連載「この人のことば」「こころにひびくことば」の記事を再編集し、書籍化したのが『心を豊かにする100の言葉』である。かなり昔に記載された者だから加藤道子、杉村春子、木村尚森口華弘、小林秀雄、東山魁夷、阿久悠、井深大、斎藤茂太、ミヤコ蝶々、時実新子、加藤寛、市川昆、今村昌平、小森和子、天野祐吉、上坂冬子、中村富十郎、立亀大亀、水野晴郎、松本幸四郎、森毅、多田道太郎、松本清張、白川静,土居健郎、平山郁夫、観世英夫、秋山庄太郎、土門拳、粟屋のり子、森繁久弥、岡本太郎、小笠原英法、桂文枝、やなせたかし等多くの人が亡くなっている。
    私の発言も載っている。
    私は外務省で浮き沈みの激しいキャリアを経てきていたので、いつか、「深い谷間にいる」と感じていたのであろう。
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    「深い谷間にいる者が山頂の素晴らしさを知る」
    ニク

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  • 『日本の国境問題』中国語版前書き:「捨小就大」、「小」とは何か「大」とは何か

    2014-03-22 07:41  
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    私の『日本の国境問題』(ちくま新書)は韓国語訳がすでに出版されているが、今中国語訳の出版準備がされている。その際、中国語版のために用意したもの。
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    今、東アジアは歴史的大転換期にある。中国の経済的発展が主な要因で、世界で最も豊かな地域になろうとしている。繁栄と平和がこの地域に訪れようとしている。
     では、この地域は着実に繁栄と平和の方向に向いているであろうか。
     そうではない。
     中国の古典「囲碁十訣」(唐代・王積薪の作)は次を教えている。
     貧不得勝、入界緩宜、攻彼顧我)、棄子争先)、捨小就大、逢危須棄、慎勿軽速、動須相応。彼強自保。
     特に、「捨小就大」が重要と思う。
     国にとって何が「小」で何が「大」なのか。
     周恩来首相は日中国交回復の時に、「小異を残し大同に就く」と述べた。
    中国も日本も何が「小」で何が「大」かを見極

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  • 米国関係者を怒らしている週刊文春。ケネディ大使人物破壊。文春は米ポチなのに大丈夫?

    2014-03-21 06:24  
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    文藝春秋と言えば、名だたる「米ポチ」の出版社である。米国に都合の悪い政治家の人物破壊の先頭を切ってきた。代表的なのは、田中角栄追い落としの先陣を切ったのが文藝春秋である。今日でも月刊誌では「米ポチ」姿勢を貫き、メア国務省元日本部長やアーミテージ等の宣伝を盛んに行ってきた。

    米国からみたらもっとも信頼出来る「米ポチ」が、週刊文春でケネディ大使を批判した。米国大使館関係者はかなり怒っている。文藝春秋さん、大丈夫なんですかね。

    日本国内では民主党政権になっても依然アーミテージ等にごまをすっている。

    この流れの人は当然ケネディ大使を批判する。だから、こういう記事を書けば米国が喜ぶと倒錯した考えを持っているようであるが、文藝春秋さん、米国大統領は民主党のオバマ大統領であって、アーミテージではないのですよ。ついでにいえば、この流れは今、安倍首相が米国から厳しく批判されているのと同じ流れに

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  • オバマ大統領夫人の中国訪問 一週間娘と母親連れて異例の公式訪問

    2014-03-20 10:43  
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     日本では日米は共通の価値観で米中より関係が強いと言う考えがあるら、米中の首脳間交流は極めて緊密なものとなっている。「ミシェル・オバマ米大統領夫人は19日からの中国訪問で、習近平国家主席の彭麗媛夫人から歓待を受ける。 米大統領夫人が2人の娘と母親を連れ、一つの国に1週間滞在するのは異例だ。
     ベン・ローズ大統領副補佐官(戦略広報担当)らによると、滞在中には彭夫人自身の計画で丸1日もてなす日がある。ミシェル夫人は20日に北京に到着、26日まで陝西省西安市、四川省成都市を回る。北京では彭夫人とともに、現地の高校などを訪れ、夫人と内輪の夕食会を共にする。
     現役の大統領夫人が夫抜きで訪中するのは、江沢民ジアンズォーミン政権時代の1995年、ヒラリー・クリントン元大統領夫人の例がある。ただ、国連主催の世界女性会議に出席するためで、中国滞在は2日間のみだった。」(20日読売)
    娘二人と、ミシェルの

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  • 岩上氏との対談―クリミア軸に政治を語るーお互い考え熟知。話が弾む。

    2014-03-20 07:22  
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    (岩上氏twitter)冒頭、孫崎享氏がテーブルの上に飾った本を紹介。一冊は岩上安身・澤藤統一郎・梓澤和幸共著の『前夜~日本国憲法と自由民主党改憲草案を読み解く』。もう一冊は、孫崎氏の近刊『小説外務省』。孫崎「まず岩上さんの本の宣伝をすると、私の『小説外務省』の宣伝もしやすい(笑)。テーマは尖閣問題がなぜこんなに緊迫したのか。中国だけでなく、アメリカも日本も仕掛けたことを、34歳の主人公が探す」孫崎「主人公のモデルは私(笑)。もうひとつのテーマは、今の日本で真実を追究しようとするともの凄い圧力がかかる。そのような流れがある中、外務省全体で隠そうとするとどうなるのか」孫崎「だから尖閣の事実関係を知ってほしいということと、事実を話すことが難しくなっている日本の社会で、34歳の孫崎享がどう生きていくか」岩上「私小説なんですね」孫崎「そう(笑)」岩上「実在の人物が出るという」孫崎「『オフィスに行

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  • 集団的自衛権についての秋山収元内閣法制局長官の発言「9条は存在しないも同然に」(転載)

    2014-03-19 08:18  
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    小松法制局長官は「総理のいうことを尊重していく」位。
    他方、元法制局長官長官たちは法律的に危険を指摘。
    18日朝日新聞掲載の主要論点。
    ・安倍晋三首相は先日の国会答弁で、憲法が国家権力を縛るのは「王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方」であり、憲法とは「日本という国の形、理想と未来、目標を語るもの」と語った。
    しかし、国民主権を掲げる今の憲法は、基本的には国民が権力を縛るための約束であり、権力の制御装置だ。
    ・安倍首相が96条改正に関するトーンを弱めた頃、浅井氏が憲法改正をめぐり、ナチの「手口を学んだらどうか」と発言した。ナチスは「合法的」に全権委任法を成立させて、憲法を事実上葬った歴史がある。麻生氏の発言は法にのっとった形で憲法の根本的規範をかえてしまう解釈改憲の道を示唆したのでないか。
    ・憲法には9条だけでなく、表現、報道、進行などに関する基本的人権の基幹となる規定がある。

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  • クリミア問題で安倍政権はオバマ、EU首脳から何も教えられていない

    2014-03-19 08:05  
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     クリミア問題の本質は次の経緯をたどったことにある。
    ①   ウクライナではEUとの関係を強化しようとする政権と親ロシアを追求する政権と入れ替わってききていたが、2010年の選挙でヤヌコビッチがユーリヤ・ティモシェンコを破り政権の座に就いた。
    ②   ウクライナは2013年に欧州連合との政治・貿易協定の仮調印を済ませたが、ロシア寄りの姿勢を見せるヤヌコーヴィチはロシアからの圧力もあり調印を見送る。
    ③   これに対し欧州連合寄りの野党勢力から強い反発が起こり、ウクライナ国内は大規模な反政府デモが発生するなど騒乱状態に陥った(2014年ウクライナ騒乱)。事態収拾のため2014年2月21日には挙国一致内閣の樹立や大統領選挙繰り上げなどの譲歩を示したがデモ隊の動きを止めることはできず22日に首都キエフを脱出した。
    ④    一方、この時期、ソチオリンピックが2014年2月7日から23日まで開

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  • クリミア問題をどうとらえるかー好論評の紹介―

    2014-03-16 22:27  
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    クリミアは住民投票が行われ、その結果、ロシアへの編入が決められ、これに対し西側が反発することが予想される。

    「クリミア問題は様々な角度から論ずることが出来る。その際重要なのは、大きな流れの中でどうとらえるかだ。
    3月14日ロイターは国際政治学者イアン・ブレマー著「コラム:ウクライナ危機、一番の「敗者」は誰か」を掲載した。
     その主要点をまず見たい。
    ・クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫っているが、結果はあらかじめ分かっている。クリミアはロシア編入に賛成し、緊張は高まる一方となるだろう。
    ・もし米国の主な目的が、ウクライナで起きている暴動と大国間の緊張を最小限に抑えることだったとしたら、米国は重大なミスを重ねている。
    米国は事態が最高潮に達する前に、ウクライナ政府に経済支援を実際に提供することに失敗した。ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は、ロシアとだけ連携

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