・アジア諸国の輸出総額における対中、対米の比率が大きく変動している。
・1990年は総じて対中輸出は微々たるものであるが、今や対中国が多い国が増大。
 2019年の構図を見てみよう。
・日本の周辺を見れば、韓国は対中輸出25%対米輸出14%、台湾は対中37%、対米が12%である。
・伝統的に米国と強い結びつきを行っている豪州、NZを見ると、豪州は対中38%、対米4%、NZは対中28%、対米8%となっている。
・対米が対中より多いのは、ベトナム(対中25%、対米28%)、日本 (対中19%、対米20%)フィリピン(対中14%、対米16%)、タイ(対中12%、対米13%)であるが、その割合は僅差であり、逆転する可能性が高い。
・インドだけは傾向は全く異なり、対中が5%、対米が17%である。
A-1 アジア各国の中国向け輸出、米国向け輸出動向(数字の出典、週刊エコノミスト12・8 市岡繁男氏記事より(全輸出に