• このエントリーをはてなブックマークに追加
真珠湾の愚4:東久邇宮、東條陸相に「米国は日本に戦争を仕掛けさせる」という仏人警告を紹介
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

真珠湾の愚4:東久邇宮、東條陸相に「米国は日本に戦争を仕掛けさせる」という仏人警告を紹介

2014-08-14 07:21
  • 11

94197日(「戦争を辞せざる決意の下におおむね10月下旬を目途とし戦争準備を完整す」と決定した96日の御前会議の翌日)、東久邇稔彦下は東條陸相に米国の術策にはまるだけだと、辞職を求めています

東久邇稔彦著『一皇族の戦争日記』は東久邇宮と東條陸相の会談をかなりリアルに記述しています。

まず、東久邇宮は東條陸相を呼んで天皇は日米国交調整に御心をそそがれているので、これを真剣に考えてもらいたいと要請します。

これに対して東條陸相から、米国は
 1:
日本軍は仏印から撤退すること
 2:
日本軍は支那全土から撤退して支那事変以前の状態に復すること
 3:日本
は英米に対して支那における門戸開放、機会均等を認めることを要求している。

この条件は陸軍大臣として、支那大陸で生命を捧げた尊い英霊に対して絶対に認めることが出来ない等を強調します。

 そして「東條は日米関係について、はじめはなか

この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
ニコニコポイントで購入

続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

入会して購読

この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント コメントを書く
他1件のコメントを表示

思い切って戦争をやれば勝利の公算は1/2.
このような計算を日本の軍部はしていたんですね。

イラン、北朝鮮がいじめられて久しい。ロシアがいじめられています。中国もいじめられ始めました。これらの4か国は「思い切って戦争をやれば云々」なんてことは考えないと私は観測しています。

東条みたいな考え方をしている強力分子を多く抱えた国が一つだけあります。それは米国です。マケイン、バイデン、ケリー、ヒラリーの言動を米プロパガンダ新聞の記事を通じて見ていると日本の当時の軍部の言動に共通するものが沢山あります。

これらの現象から私は次のように結論しました。
今の米国は当時の日本と同じように追い詰められている。何が米国を追い詰めているのか一般には分かっていない。マスコミが報じないから世界の人々は知らない。ロシアや中国やイランは米国を追い詰めているとは思ってないのに勝手に米国は追いつめられていると考えている。21世紀型の第三次世界大戦があるとすれば、米国がパールハーバーを仕掛けるのではないでしょうか。

No.2 125ヶ月前

羽生氏の発言「主導権をとる」がこの場合生きてくる。
「主導権をとる」ためには、世界の情勢、情報を的確に把握していなければ不可能です。「主導権をとる」は必ずしも攻めることでなく、よく情勢を読む大局観である。東條氏は裸の王様、人の話を聞く余裕などなく、攻めても退いても地獄の絶体絶命の状況下にあり、どうせだめなら、玉砕しようという道を選択したのでしょう。戦争は、情報戦であり、当面の敵のほか、参画を目論見漁夫の利を得ようというものもいる。安倍総理、よく似ていないか。何代化を経て、似たものが必ず出てくる。

No.3 125ヶ月前

>>1

私は、当時の日本の指導者達は、「愚かでもあり、賢くもあった」
と思います。

当時はまだ、人類が今ほど賢くなく、世界の価値観として、
中世の戦国時代の延長にあったと思います。

「支配するか、支配されるか」という、弱肉強食と相互不信の中で
各国がしのぎを削って生存競争を生き抜いていました。

近代的な軍事力を持てない国はどうなったか。
もちろん、東南アジア諸国のように、何百年も植民地にされ、
そこでは白人を神として崇めなければならなくなったでしょう。

その状況で、「国土防衛」を疎かにするわけにはいきませんし、
現実的観点から「軍事力」を捨てるわけには行きません。

そして、軍事力を維持し、軍備を増強するには資源が必要であり、
何らかの手段で資源の確保は必要だった。

かつての我が国は、その資源確保の手段を、間違えたと思う。

侵略して奪い取るのではなくて、「貿易」あるいは「出資」による
「共同開発」という手段で資源を確保するべきだった。

しかし、当時は、経済優先ではなく、軍主導の「先軍政治」で
あったで、「貿易」とか「経済協力」という近代的観念が薄く、
また、欧米の植民地主義を真似た面もあったと思います。

そして、短絡的に中国を侵略するという行為を行ってしまった。

これは完全な戦略のミスだと思います。
自ら周辺国である中国を敵に回し、包囲網の一つに参加させている。
中国とは、敵対するよりも、「利害」を説き、協力するべきだった。

当時の日本に対する脅威は、植民地主義、帝国主義を正当化してい
いた「欧米」であって、中国が脅威であったわけではません。

これにより、米国は日本を警戒するようになり、戦争の口実を
与える動機にもなってしまった。


>軍部での出世競争みたいな部分が多く、軍事費を拡大するための
>口実作りという側面はなかったのでしょうか?

NakaBBさんの言われたことが、まさに諸悪の根源だと思います。

中国という格下の「侵略し易い国」がすぐ隣あり、これに軍部の
連中が己の野心のために短絡的に飛びつき、戦略を誤らせた。

「専守防衛」に徹する場合、外国に基地を持つ必要はなく、
地政学に意味はありませんから、他国を侵略する必要はない。

「軍部の野心」が資源確保の手段を誤らせ、国の舵取りを誤らせた
と考えるのが妥当ではないでしょうか。

No.4 125ヶ月前

戦争の正当性を「資源の確保」で、戦争責任をゴマカシ、戦争の悪質性をごまかしている議論が多い。武器を持った軍部が暴走すると、弱い相手を攻撃勝利すると、次々と攻撃勝利する。人間の性であるが、勝利が重なると、より大きな相手にも勝てそうだという感覚が支配し、情報など冷静な判断資料を無視し始める。人間が戦争を支配するのでなく、戦争が人間を支配するのです。理性的冷静さがなく情緒的激情に走りがちな日本人の欠点です。致命的になるのが恐ろしい。

No.5 125ヶ月前

>>4
tako2008さん、コメントありがとうございます。本当の原因は日本陸軍の野心にあったとするのは正しいものの見方ですが、でもやっぱり何かを見逃している気がします。釈迦に説法でしょうが、関東軍には見えない闇があります。まずアヘンを資金源にしていたこと。これは里見機関が有名ですが、やはり上部は岸信介でしょうね。アヘンの権益はイギリスが握っていたはずです。それもユダヤ系の商社が。では「河豚計画」を提唱したのは誰か?後の日産の鮎川義介ですが、これも親分は岸信介ではないかと思います。この辺の人脈は妙に長州閥で、日立の久原房之助、井上馨、藤田伝三郎、松岡 洋右など、長州と満州は切っても切り離せません。このうち岸信介と久原房之助は戦後CIAのエージェントだったといわれています。まあいまのところ都市伝説の域をでませんが、誰かがいっていたように明治維新にその根はあるのかもしれません。その辺のことがもっと明らかにならないかと思っています。

No.6 125ヶ月前

younghopeさん

>戦争の正当性を「資源の確保」で、戦争責任をゴマカシ、
>戦争の悪質性をごまかしている議論が多い。

確かに多すぎますね。

資源を確保するだけなら、別の手段がいくらでもあるわけで、
そもそも、防衛のためではなく他国と戦争することが前提に
なっており、責任がないわけがない。

>人間の性であるが、勝利が重なると、より大きな相手にも
>勝てそうだという感覚が支配し、情報など冷静な判断資料を
>無視し始める

>理性的冷静さがなく情緒的激情に走りがちな日本人の欠点です

相変わらず本質を突いたご指摘かと思います。
このような「普遍性」を打破することは可能なのでしょうか。



NakaBBさん。

その辺りは、陰謀論の部類に入ってしまうので、なんとも言えません。

ただ、関東軍の背後にユダヤ(財閥)の思惑のようなあったとしても、
その影響力は全体から見ると極微小であり、文民統制による軍部の
自制が効いていれば、侵略行為に及ぶことはなかったと思います。

岸信介が戦後CIAから資金援助を受けていたことは確かですよ。

戦犯である他に、満州利権(麻薬利権)のような弱みも握られて
いましたので、逆らえなかったのだと思います。

No.7 125ヶ月前

>>7
tako2008さんのおっしゃる通りだと思います。すべては日本人の中から出てきた膿です。でも割と健全だった日本の精神を腐らせたきっかけを誰が作ったかという問題です。背後にユダヤ資本がいたとしても、彼らはおそらく何も強制はしていないはずです。でも人間を動かすことができる。まるで操り人形のように、人間の精神を腐らせることができる。不思議な人種です。
tako2008さん、日本人は逆をやりたいですね。今はまだ夢を語るには早いでしょうが、希望は失いたくないですね。

No.8 125ヶ月前

>>7
コメントありがとうございます。あなたのコメントに対するコメントなのですが、「>>4」を忘れてしまいました。
学校教育、社会体制の大きな変革がないと不可能なのですが、一つの基準的考え方を絶対視するものの見方考え方では、物事の本質を見る目が養われないだけでなく、物事を誤って判断してしまうことが多いのです。人間を統制管理するには、都合のよいものですが、本質から離れてしまう危険性が大きいといえます。物の見方考え方は、10人いれば10人違っていいし、違わなければ返っておかしいのです。議論を戦わしながら、より良い方法を選択するということは、時間がかかりますが、慣れてくれば、当たり前に進められるのです。如何せん、自己の意見を押し通そうとする民族性と無条件に受け入れる民族性が併存して、声が大きく徒党を組む勢力が強くなり、議論相対する活力が乏しくては、民意が社会的基準になるのが難しいでしょうね。

No.9 125ヶ月前

NakaBBさん。

軍国主義の次なる脅威は、皮肉なことに資本主義だったりします。
戦争が人を支配する世界から、資本が人を支配する世界に。

民衆が権力と戦う構図は、
時代が変わっても永遠に終わらないでしょうね。


younghopeさん。

>学校教育、社会体制の大きな変革がないと不可能なのですが、
>一つの基準的考え方を絶対視するものの見方考え方では、
>物事の本質を見る目が養われないだけでなく、物事を誤って
>判断してしまうことが多いのです

私は元々理系なので、社会学的な評論はあまり得意でないですが。

我々日本民族が、理性的でなく感情論で動く傾向が強い原因には、
「異常発達した集団主義」が背景にあると思っています。
この特徴は、長所もであり、短所でもあると思います。

しかし、民族的な特徴だから仕方がないといって諦めてしまっては、
多様性が育たず、民主主義が正常に機能しなくなってしまう。

民族的特徴の「短所を克服する努力」が必要だと思います。

ご指摘された通り、それにはやはり教育を変革するしかない。

個性を育てるということは難しいですが、子供達の学校教育に、
「選択させる自由」を与えることが必要ではないでしょうか。

小学校から大学まで、今の教育というのは、余りにも集団主義的
であり、またマニュアル的かと思います。

勿論、トラウマで失敗を恐れるようになってはいけませんから、
子供の内から「自己責任論」など強要してはいけない。

あと、ディベート(議論)の訓練もするべきでしょうね。

ある議題について、賛成派と反対派に分かれて議論させる。
次に、立場(賛成・反対)を入れ替えて、再び議論させる。

こうした訓練を行うことで、バランス感覚を養うことができる。

No.10 125ヶ月前

お盆休みなので、一時離れます。
よろしくお願い致します。

いや、別にここ私のブログじゃないですけどね・・。

No.11 125ヶ月前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。