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投資家の心理

2019-07-23 17:47


     個人投資家の皆さんは自己責任の下で自由に株の売買ができる。売買の結果はすべて自身の運用成果に反映される。プラスになったりマイナスになったりと変化が激しいのが株の世界。

     うまくいく場合もあれば駄目な場合もあり、株式投資の悩みは尽きない。

     これだけNYダウやNASDAQ指数が新高値をつけても日本株にはまったく影響せず、それどころか下値を模索するなど日本株に向かう投資家のパワーが委縮している。

     どこにその原因があるのか。
     米中貿易摩擦、中国経済のスローダウン、日韓の軋轢による経済への影響、少子高齢化、10月からの10%への消費税増税など、悪材料を上げ出したら切りがない。
     メディアではネガティブキャンペーンばかりが目につき、日本経済の未来を明るく語る論調は滅多に見られません。

     経済界でもソフトバンクGの孫社長が日本のAI企業には見るべきものがなくファンドでは投資しないと断言。AI後進国となり下がった状態の日本。
     米国が世界に誇るGAFAと言われる一連の企業群、更にはそれに続くユニコーン企業の存在。日本とは圧倒的に異なる株式市場のプレイヤーが織り成す時価総額が米国ではますます拡大。一種のバブルのような様相を呈してはいるが、デフレ経済の道を選択した日本とは根本的な違いがある。


     こうした株式市場の潮流に竿さすわけにはいかず、日本株は委縮する投資家心理をベースにローカルな市場に段々となりつつあるというのが筆者の率直な印象だ。

     投資家心理というのは摩訶不思議な世界でもある。

     低コストで取引ができるオンライン証券が短期投資家を呼び込み、短期の値動きを見ながらホットマネーが動くので株価が継続的に上がれば買いたくなり、継続的に売られて安くなればますます売りたくなるとがいうのが現実に起きている現象なのかも知れない。

     高値掴みして塩漬け状態の持株がたまには動きを見せることもある。
     高値で掴んで放置したままの株の多さが問題なのだが、そうしたデータはどこにもない。

     大手証券に限らずかも知れないが多くの対面営業の証券会社の上得意顧客というのは営業担当に言われるがままに高値で掴んでしまって多くはそのままに放置してしまい資金が寝てしまうということが多いと考えられる。


     先週ストップ高を演じた銘柄でサイバーステップ(3810)というのがある。この銘柄、直近の炎チャンネルでも取り上げているがテンバガーどころか2016年末ぐらいから10か月で27倍にも株価が上昇したことがある由緒正しき?超ド級の変化の激しい銘柄だ。
     前期の赤字転落で売られた株価が赤字縮小で今期大幅黒字化という発表で一気にストップ高を演じていたが、この株を2017年の株価急騰(高値7980円)時代に掴んだ個人投資家がお見えだったから驚いた。
     その買いコストは敢えて伏せておくが、少なくとも2000円とか言うレベルでもない。同社が何をやってここまでの高値をつけその後、どうやって株価が800円割れまで売られたのか中身をひも解くと面白い。

     この投資家の場合は営業マンに言われるがままのアクションかも知れないが、多くの個人投資家も株価の動きにつられての投資が後で振り返ると墓穴を掘るケースが多いのかも知れません。


     本来は企業の成長に対して期待を寄せ、リスクテイクすべき株式市場ではあるが、株式本来の企業価値を逸脱したような評価で特有の投資家心理の下で市場内で取引されている現実を見るとどこか空しくなってくる。

     そうは言っても短期で儲けたいという市場のニーズはなくならない。
     億の近道に集う読者には自らの投資哲学と理念をしっかりお持ちの方々が多いと拝察する。ここではしっかりとポートフォリオを組んでリスクを分散して突飛なことにならない安定的な運用を心がけつつ、将来の成長が期待できる企業への研究を重ねて成果を高めて頂きたい。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)




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