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記事 2件
  • 株の玉手箱 千の用途をもつ粘土 その2

    2020-01-14 19:31  
     昨年11月28日“1000の用途を持つ粘土”を投稿しましたが、億近松田理事長から株式投資との関連がわからないとの連絡ありフォローさせて頂くことになりました。 投稿文にはスメクタイトや同族のモンモリロナイトという言葉を多用したため理解し難かったかと思います。 スメクタイトとは水を吸収すると膨らむ粘土鉱物の総称で、バイデライト、サポナイト………と幾つかの鉱物の中にモンモリロナイトも含まれています。このモンモリロナイトを主成分として石英、オパール、マイカなど珪酸物を含むものをベントナイトと呼び、日本では専門業者として上場企業のクニミネ工業(5388)や未公開企業のホージュン、三菱商事(8058)、双日(2768)など商社も扱っています。 化学組成は(Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oからナトリウム型とカルシウム型に大別され、一般にナトリウム型の方が膨潤性に優れ
  • 1000の用途を持つ粘土

    2019-12-19 01:49  
     年末相場で活躍中の銘柄の一つとして先週は1000の用途を持つ粘土として知られるベントナイトの世界的なメーカーとして着実な成長を見せている、クニミネ工業(5388)が人気を集めている。 先週の終値は1370円で前日比192円高、16.3%の上昇を見せた。出来高も100万株を超える大商い。発行済み株式数は1445万株で時価総額は200億円に接近。今期予想EPS116円でPERは12倍弱の水準。PBR1倍、配当利回り2.19%という水準なので株高とは言え、まだ極端に割高感がある訳ではない。 過去の同社はバリュー株として位置づけられてきたが、この株価水準になってようやく別の評価がなされてきたと言える。 実は同社は資源小国日本の地下鉱物資源であるベントナイトという土木分野で活用されている製品の採掘から製品化に至るまでの一貫メーカーとして着実な歩みを続けてきた企業だということを強調したい。 同社の事