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記事 4件
  • 頑張れ!!上場企業(その2)

    2019-10-02 16:32  
     上場企業は押し並べて業績を向上させながら、企業価値の向上に努めることになる。その経営の過程で株主をはじめとしたステークホルダーと対話を重ねながら業績の向上を目指す。 上場企業にとって株主、経営陣を含めた従業員及びその家族、取引先(上場、未上場企業)、提携先などステークホルダーとの関係は重要だ。株主は期間限定で保有することが多いが中長期スタンスで保有する安定株主も多い。 同じ発行済み株式数、浮動株数ならできるだけ中長期で持ってもらうことが良いし、そのためにも明確なビジョンを描いて株主に説明する努力が求められるが、IR不足の企業、説明が不得手な企業にあっては現実は厳しい。 そこには自社の評価を少しでも高めるための工夫が求められるが、これがうまくいくかどうかで市場での評価は異なってくる。 とにかく上場企業には頑張れ!!と言いたい。 既存株主に長期にわたって自社株に投資してもらう努力も重要だが、
  • みんなで株主総会に行こう!!

    2019-06-19 13:38  
     株主総会シーズン到来。今月後半は3月期決算企業の株主総会がラッシュとなります。 通常なら26日から28日に総会が集中するのですが、大阪本社の企業はG20開催と重なり、会場不足で前倒しでの開催を予定している企業が多いのかも知れません。 先日、企業訪問した大阪本社の塗料専門商社、オーウエル(7670)でも20日に株主総会を開催予定。昨年12月に上場して初の株主総会。公開価格750円を大きく下回る610円前後で株価が推移する中でお目にかかったお二人の執行役員の対応、お話ぶりは印象に残ったが、総会では株主の皆さんの不満が噴出する可能性もある。 お時間のある大阪在住で同社の株主となられた億の近道の読者の皆さんはぜひ出席してみて下さい。ぜひその印象をお聞かせ願えればと思います。 株主総会ではモノ言う株主が時々登場したりします。 先週はソニーの大株主になった米系投資家の要求が伝えられ、ソニー株が上昇す
  • この会社、事業会社なのか会社型投信会社なのか?

    2019-06-05 13:46  
     相変わらずの株式相場の調整にうんざりという皆さんも多いのかも知れませんが、時には視点を変えて企業を分析してみてはいかがでしょうか。 本日、取り上げるのは2つの関西系専門商社です。 3700余りの上場銘柄の中にはこうした企業の株もあるということを知って頂くと良いかと思います。 いずれも売上規模の違いこそあれそれぞれの分野で確たる地位を築いている関西に拠点を置く専門商社なのですが、資産価値に比べ投資家の評価が低いのも共通しています。関西にはこうした企業が多いですね。 筆者は過去、アズワン(旧井内盛栄堂・7476)やSPK(7466)に興味を持ちフォローしておりましたが、かつては今回取り上げる2社のような低評価に甘んじていた時代がありました(SPKはまだ低評価の印象があります)が、現在は業績の着実な向上、連続増配とともに投資家からの評価を高めています。 大手総合商社も伊藤忠など繊維から派生した
  • ズームに続け!!

    2019-02-22 14:30  
     日経平均が2万1000円台乗せとなる中で個別銘柄も動きが活発化してきた。とりわけサプライズを伴う好業績銘柄の株高が目につく。  昨年の「炎セミナー」で株価の低迷時に取り上げた音楽制作機器のズーム(6694)が前期の業績見通しの上方修正、今期の大幅な増益見通し、大幅増配発表からサプライズとなり連騰が見られるなど物色気運が高まりつつある。(ズームについては有料メルマガで今後の展望について詳細を報告しておりますので宜しくお願いします)  ズーム株は12月の配当落ち後の安値1161円から本日は2180円まで2か月足らずで1000円以上の上昇を示したことは驚きなのかも知れませんが、今期の予想EPSが200円以上となる(但し減価償却の変更による部分もある)と株価はまだ低評価と言える。この大きな上昇トレンドが崩れない限りは継続的な人気を集める可能性がありそうだ。 但し為替変動には気をつけておく必要が