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記事 4件
  • 【結城登美雄の食の歳時記#7】農山漁村の桜(暦編・その4)

    2013-03-10 14:46  
    84pt

    花は農業だけでなく、漁業にも貴重なサインを与えています。春はもう間近⁈暦編の最後のテーマは桜です。
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    結城登美雄の食の歳時記<暦編・その4>農山漁村の桜桜もまた農作業と切っても切れない花だったのです。日本で花と言えば、やはり桜。国の花の桜です。桜は「雪形」が見られない地域では大活躍しました。これも種まきの目安として大きな役割を果たしました。桜はことさら、大切にされた春の花として、古木になってもあちこちに残されています。その理由は米作りと関係があったからだろうと 
  • 【結城登美雄の食の歳時記#6】地域に伝わる「山の紋章」(暦編・その3)

    2013-03-06 13:58  
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    「雪形」という言葉を耳にしたことがありますか。北アルプスの常念岳には春になると「常念坊」という袈裟を着たお坊さんが、徳利を下げているような残雪がみられるそうです。春、農民は雪形を見て「そろそろ苗を植えよう」などと農作業を判断するのだそうです。今回は、雪国、山、海に暮らす人々が受け継いだ独自のカレンダーについてのお話です。* * * * *
    結城登美雄の食の歳時記<暦編・その3>地域に伝わる「山の紋章」(撮影・THE JOURNAL@ニコニコ支局編集部/青森県酸ヶ湯)北国、雪国の東北の人々が米づくりをする上で最も信頼していた暦は、何でしょうか。それは山の雪でした。僕らが普段使っている暦ではなくて、毎日山の雪を見て春が近づいたぞと、山の雪が溶け出したど山ひだに残っている雪の形、造形を見ていろんな農作業の判断をしました。その雪の造形のことを「雪形」といいます。この雪形で農家がいつ種を蒔き、 
  • 【結城登美雄の食の歳時記#5】ひな祭り(暦編・その2)

    2013-03-03 09:51  
    今日は3月3日、雛(ひな)祭りです。みなさん雛飾りを出している家庭も多いかと思いますが、その起源は意外と知られていないものです。また、雛祭りの過ごし方、祝い方は地域それぞれで少しずつ違っていて、独自の風習が浮かび上がってきます。今回は東北各地の雛祭りと風習がテーマです。           * * * * *結城登美雄の食の歳時記<暦編・その2>ひな祭り

    あちこちの家でお雛様が飾られているのではないでしょうか。その側には桃の花、白酒、菱餅といった食べ物が供えられているのではないでしょうか。この頃は東北の各地で、古い江戸時代の古典雛を家々に飾って街全体で見せるという町おこしが盛んです。雛祭りツアーに出かけようとしている人も多いのではないかと思います。しかし、雛壇にお雛様を飾るようになったのは、実は江戸時代の中頃からなんです。それ以前の享保年間に作られた面長な顔に切れの目で有名な「享保雛(き
  • 【結城登美雄の食の歳時記#4】雪は天からの手紙(暦編・その1)

    2013-03-01 12:29  
    84pt
    農家の春の準備を「春のいそぎ」と言います。梅の花が芽吹いたとき、カッコウが鳴いたとき、農家では「そろそろ苗作りをしようか」と春のいそぎが始まります。米作りに精を出す農家にとって、春はとても大事な季節です。自然のサインに沿った形で暦を作り、一年の農作業の段取りを組むような自然を相手に暮らす「農家の春」を覗いてみましょう。*   *   *   *   *
    結城登美雄の食の歳時記<暦(こよみ)編・その1>雪は天からの手紙あちこちに春の気配が感じられるようになりました。街にいるとショウウィンドウが装いを新たにして、お洒落がちょっと変わってきたなという感じがします。農村でも春の農作業に向けていろいろな動きがあります。農家の人は「何の野菜の種を植えようか」、「どんな苗にしようか」などといった作付け計画の準備に忙しくしています。それぞれの農業の計画がこれから本格的に始まっていきます。農家の人にとって農作業というのはまず何よりも段取りが大事だといわれます。今まで「段取りが上手くいっていると安心だ」という方にたくさん会いました。農家の人は何を目安に段取りをしていくのでしょうか。それは人間のもっているカレンダーではなくて、自然の持っているカレンダーを中心に、そこに人間が寄り添うような形で仕事をしていくんです。だから主人公は