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「少子化の本当の原因」
2024-02-21 07:00110pt娘と娘の友達が畑を手伝ってくれた。草毟りをお願いしたら夢中になってやってくれた。二人と妻に任せてぼくはひたすら耕す。耕しているとカブトムシの幼虫を掘り起こしてしまう。土に戻す前に娘たちに見せてやる。「すごい」小さな命に目を輝かせながらまた草毟りに戻っていく。児童労働が禁じられている時代にこんな言い方は良くないのかもしれないけれど、7歳ともなると畑の働き手としては申し分ない。本当に助かる。
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「おたがいさま」
2024-02-12 07:00110pt空気が変わったのを実感している。去年までのパンデミックのときとはまるで違う。犯人捜しみたいな殺伐とした空気が消えた。ワクチンも薬も解熱剤も潤沢にあるからだろうか。感染しても感染させられても「おたがいさま」みたいな空気がある。良く言えば「寛容さ」であり、悪く言えば「緊張感の無さ」がここまでの感染拡大を引き起こしているとも言えるのだけれど。
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「雪の降る海辺を」
2024-02-07 07:00110pt夕方から三浦半島でもみぞれが降り始めた。海沿いの国道を制服姿の中学生たちがびしょ濡れになって走っていく。普段ならランドセルを背負った小学生たちも歩いている時間なのだけれど、今日はひとりも見掛けない。娘の学年は週明けから学年閉鎖になっていた。週末はインフルエンザの感染拡大でクラスの半分しか登校していなかったそうだ。
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「海鏡」
2024-02-05 07:00110pt -
「2024年が一ヶ月遅れで動き出した」
2024-02-02 07:00110pt -
「2024年1月17日」
2024-01-19 07:00110pt午前5時40分過ぎ、NHKで東遊園地の追悼式典が生中継されていた。灯籠で作られた「ともに」という言葉。能登半島地震の被災地を始め、幾多の自然災害などで悲しみを背負ったすべての人たちへの連帯のしるし。
午前5時46分、「黙祷」のアナウンスとともに手を合わせた。
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「忘れてしまっただけなのかもしれない」
2024-01-10 07:00110ptぼくらは忘れてしまう。
1月7日。町中から集められた正月飾りが焔に包まれ、立ち上る白煙となって冬の蒼穹に消えていくのを見ながらふとそんなことを思った。波の音が聞こえる。お囃子が聞こえる。支柱となっている竹がパチンと勢い良く弾けた。傍らには空を見上げている娘の横顔。何を思っているのだろう。そして忘れてしまうのだろうか。この光景も。
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「2024年正月雑記」
2024-01-05 07:00110pt2023年12月31日
仕事を終えて午後7時半頃、横浜にある妻の実家へ。疲労回復の為に本番の前日は飲まないと決めている。アップルタイザーで乾杯。鴨鍋を頂きながら紅白歌合戦を見る。娘は「最後まで見る」とがんばっていたが9時過ぎには眠ってしまう。
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「夜は暗いもの」
2023-11-24 07:00110pt -
「繰り返していく季節の中で」
2023-11-20 07:00110pt2023年の秋はクライマックスから始まった。ようやく秋らしい季節に入ったなと感じた途端に晩秋だった。日中は半袖で過ごしていた先日までの夏日が遠い日のことのようだ。気温の変化にまだ頭も体も追いついていない。けれど富士山には少し前から雪が降り積もっていたし、夕焼け空はそれ以前から秋の様相だった。
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