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「髪結いの父」
2019-06-28 07:00110pt -
「夏至」
2019-06-26 07:00110pt -
「孤独が足りない」
2019-06-24 07:00110pt -
「ダイアローグ」
2019-06-21 07:00110pt2送り迎えは2歳半の娘と二人きりになる数少ない機会だ。家から保育園まで1㎞もないので車なら片道わずか3分ほどなのだけど、そこでの二人きりのやりとりは彼女の日々の成長に驚かされると同時になぜか強く心に残るものが多い。 -
「コメディアンの背中」
2019-06-19 07:00110pt僕の家には相模湾と富士山と江ノ島が一望できるベランダがある。この景色がこの家を買うことにした決め手だった。独身男の一人暮らしだ。ビール片手に夕陽に染まっていく海を見る、とか朝はコーヒー片手に夏の海辺のすがすがしい空気を、なんて姿を想像した。もちろんそういう時期もあった。結婚してしばらくの間もそういう絵に描いたような優雅な時間を何年か過ごした。
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「蛍」
2019-06-17 07:00110pt繰り返す穀雨と梅雨晴れが夏野菜を育ててくれる。と同時に、激しい雨と灼けつく陽射しは地獄の底まで届くような地下茎のスギナやハマスゲ、メヒシバやブタクサなどのいわゆる雑草も繁殖させてしまう。使っているのは土壌には優しいが即効性は弱い有機肥料だ。直ちに抜かないとせっかくの栄養分がこれらの草に搾取されて肝心の夏野菜が実をつけてくれない。
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「つちふまず」
2019-06-14 07:00110pt -
「一粒の種」
2019-06-12 07:00110pt -
「emotion」
2019-06-10 07:00110pt -
「抜き打ちテスト」
2019-06-07 07:00110pt2第一問「娘がTシャツの上にこれを着る、とクローゼットから引っ張り出して来たのはダウンジャケットだった」
第二問「用意した靴ではなく今日はこれ、と言ったのは処分しようとしていたサイズの小さくなった靴だった」
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