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「はちゅ!」
2017-08-30 07:00110pt4気がついたときには娘の顔が目の前に迫っていた。横になってくつろいでいた8月の午後のことだ。いつの間にか昼寝から目を覚ましていた娘が這い這いで猛突進して来ていた。口唇と口唇が重なりそうになったところで咄嗟に顔を逸らすと、頬に濡れた口唇の感触があった。
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This is water.
2017-08-28 07:00110pt -
「しぐさ」
2017-08-25 07:00110pt -
「風通しの良い家」
2017-08-23 07:00110pt -
「ばぶばぶ」
2017-08-21 07:00110pt2ばぶばぶ。床にぺたんと座り込んだ娘が窓の外の夏空を見上げ、手を振っている。ばぶー。僕らには理解できない喃語を発信している。誰に向かって手を振っているんだろう。誰に向かって話しているんだろう。
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「サムライチャンプルー」
2017-08-18 07:00110pt2たまには外食でもという時、夏場この辺りでは海の家も選択肢のひとつになる。一番近いのは葉山の御用邸前に広がる一色海岸の「BLUE MOON」。葉山の竹だけで組み上げたエコロジーなビーチハウスだ。
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「世界が停止した1時間」
2017-08-16 07:00110pt -
「空は空で、青は青だっただろうか」
2017-08-14 07:00110pt2もしも僕が頭上に広がる青の大きさに初めて感動した人類だったならば、それに「空」という名前をつけただろうか。そもそも海と同じその色を「青」と名付けただろうか。さらに言えば、自分が圧倒的に小さな存在に過ぎないことを時に激しく、時にやさしく波打ちながら教えてくれるその水を「海」と名付けただろうか。
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「くさやの干物をどこで焼くのか問題」
2017-08-11 07:00110pt -
「8月9日」
2017-08-09 07:00110pt6八月初旬の朝、次第に強くなる夏の陽射しの下を走る。青い空に映える入道雲を見ているうちに、あの日もこんな夏空だったのだろうかと72年前に思いを馳せていた。まだ生まれていなかったにもかかわらず、その怖いくらい美しい夏空はくっきりと僕の脳裏に刻まれている。子供の頃、終戦や二度の原爆投下について学んだ際、頭の中で思い描いた青と白の絵の具でベタ塗りしたようなコントラストの強い夏空だ。風がぴたりと止んでいる夏空だ。
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