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「ルーツⅠ」
2018-11-30 07:00110ptアーティストが生まれ育った土地で観るライブは特別だ。風の音。海の色。山肌を通り過ぎる雲の影。雨上がりの虹。森のざわめき。まっすぐな道。校庭の静けさ。町の匂い。人々の笑い声。故郷ではそこかしこにその人の影とその人が生み出して来た音楽のルーツを感じることができる。そして、ステージで奏でる音楽にも必ず特別な何かが宿る。ましてやもともと好きだった土地であればその味わいはさらに格別だ。
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「子育て健康法」
2018-11-28 07:00110pt -
「君は本当に何もかも忘れてしまうのかい?」
2018-11-26 07:00110pt1娘が入院していた夜のことだ。面会時間が終わる20時間際、妻を残して帰ろうとした僕に、娘が小さな目に涙をいっぱい溜めて「また来てね」と言った。同じ屋根の下で暮らしている僕に「また来てね」なんて言ったのは初めてのことだ。こっちが泣きそうになってしまった。
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「ビーチクリーンと焚き火と音楽と」
2018-11-23 07:00110ptビーチクリーンと称する海でのゴミ拾いがイベント化したのはいつのことだったのだろう。少なくとも僕が「早乙女タイフーン」という連続ドラマの脚本を書いた2001年にはなかったと思う。夏の海のゴミ拾いがまだライフセーバーの専売特許だったあの頃には。 -
「波止場にて」
2018-11-21 07:00110pt波止場に停めた車の中でこれを書いている。午後1時過ぎ。晩秋といえどもフロントガラスには汗ばむくらいの陽射しが降り注いでいる。バックミラーの中で娘が寝息を立てている。ダッフルコートを脱がせておくんだったと申し訳なく思う。
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「母性」
2018-11-19 07:00110pt -
「免疫をつけながら僕らは前へ進んでいく」
2018-11-16 07:00110pt -
「働きながら子供を育てるということ」
2018-11-14 07:00110pt -
「残酷な天使のテーゼ」
2018-11-12 07:00110pt1少し前の話だ。保育園に迎えに行くなり、娘が僕を指差して笑顔でこう言った。
「おひげのおにいさん」
「え?」
そんなことを言われたのは初めてだ。もちろん妻も言っていない。ひょっとすると日々僕の姿を目にしている園児の誰かが娘に言ったのかもしれないと推測した。 -
「終わりなき消耗戦をこれ以上続けない為に」
2018-11-09 07:00110pt
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