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「タイムカプセル」
2023-12-29 07:00110ptおこがましいと思いつつも、娘のためにひとつくらい作品が残せたらと父親になった時から常々思っていた。もちろん思っているだけじゃ何もできない。待っているだけじゃ始まらない。常にアンテナを張り、頭を捻り、私的な企てを懐に潜ませ、働きかけもしていた。
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「偏りのない情報を伝えること」
2023-12-27 07:00110pt子育てをしていると視野が狭くなるよとよく言われる。2つの理由があると思う。ひとつは時間的な制約。子どもだけを見つめている時間が増えることでその向こうに広がっている社会に目を向ける時間が少なくなること。もうひとつは物理的な制約。自分の子どもに寄り添った子育てをしているうちにそれが常識だと勘違いしてしまうことだ。
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「悪童日記」
2023-12-25 07:00110pt -
「ぼくは川のように話す」
2023-12-22 07:00110ptぼくは吃音症だ。
小学校二年の春、転校初日に発症した。父の故郷である熊本の小学校。極度の緊張から自己紹介でどもってしまった。おもしろがられ、真似をされ、からかわれた。学校を休みがちになった。母はぼくを話し方教室に通わせた。それでも治ることはなかった。とうとう学校へは行かなくなった。アパートに閉じ籠もって本ばかり読んでいた。
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「生きている」
2023-12-20 07:00110pt -
「父ちゃん、ごめん」
2023-12-18 07:00110ptランドセルを背負った娘と一緒に家を出る。海辺の町を吹き抜けていく風もだいぶ冷たくなって来たものの例年ほどの寒さは感じられない。富士の高嶺に降り積もった雪だけが今年ももう終わりなんだなと感じさせてくれる。海沿いの国道を娘と手を繋いで歩く。「今日は絶対将棋だからね」と念押しされる。算数ドリルで桂馬の動きを憶えた娘が興味を抱いていたので先日の休みに将棋を教え始めたのだ。新しいことは何でも吸収したい年頃なのかもしれない。
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「足の届かないプール」
2023-12-15 07:00110pt -
「サンタクロース陰謀論」
2023-12-13 07:00110pt -
「世界を知る」
2023-12-11 07:00110pthttps://ch.nicovideo.jp/kusanone-ad/blomaga/ar2175810
先日の記事に教育現場の方からこんなコメントを頂いた。
「子どもと関わっているとよくある光景です。子ども社会の理不尽さを経験しながら逞しく育っていけますように」
子ども社会を見ている教育者の方の言葉は、小さな世界でしか子どもを見る機会がなく、視野が狭くなりがちな親にとって金言だ。感謝しかない。
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「最高の失敗」
2023-12-08 07:00110pt
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