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記事 13件
  • 「威勢が良い」

    2017-06-30 07:00  
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     「今の時期が一番威勢が良いんだ」とおじいさんは言った。先祖代々の葉山の棚田を今も自分の手で守っている兼業農家さんだ。棚田には僕らがグループで借りている十六枚を含めて四十枚の田があり、先月植えた稲が二倍ほどの高さと太さに育っていた。
     

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  • 「加害者の親、被害者の親」

    2017-06-28 07:00  
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     これまでもニュースなどで時折り目にして来た「加害者の親」とか、「被害者の親」という立場の想いが頭では分かっているつもりで、実はちっとも分かっていなかったのではないかという自戒の念に駆られている。
     

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  • 「とんとんとろり」

    2017-06-26 07:00  
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     “とんとんとろり。”
     最近覚えた「眠りに落ちる」を意味する日本語だ。アメリカの児童文学作家シャーロット・ゾロトウ作の『おやすみ』という絵本(ぐるりと反転させると「おはよう」という絵本になっている)で僕はようやく赤ん坊に伝わりやすい言語ルールを獲得できたような気がした。というよりこれまで何気なく使っていた娘に対する言葉が「伝わるもの」と「伝わりにくいもの」に分類できたというべきか。
     

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  • 「邂逅の月」

    2017-06-23 07:00  
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     偶然だろうか、それとも年を重ねたがゆえの必然だろうか。20年、25年、30年という年を跨いでの邂逅が仕事でも私生活でも続いている。
     

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  • 「情けなくも愛おしい感情」

    2017-06-21 07:00  
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     植物には種が元来持っている性質がある。しかし同じ種でも、環境や育てる人、肥料によってどんな実をどのくらいつけるのか。野菜ならどんな味になるのかは大きく変わって来る。
     

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  • 「女性に厳しいのは女性だと感じるのは気のせいだろうか」

    2017-06-19 07:00  
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     女性に厳しいのは女性だと感じるのは気のせいだろうか。もちろんそれが世界の一部の印象に過ぎない偏った考えであると分かった上であえて言うのだけれど(僕の偏った意見がより良い現実を見せて貰えるきっかけになればと信じて)、生き方が多様化する女性たちが自分と違う生き方に不寛容な社会を作り出しているのは同じ女性自身のような気がしてならないのだ。子供連れで公共の場に出掛けるたびに。 
     

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  • 「騙し騙されないように生きるのさ」

    2017-06-16 07:00  
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     今週の水曜が第2週だったので翌日の木曜が第3週であることに気づいていなかった。木曜第3週は翌週とばかり思っていた。当日に自分の書いた文字を「毎月第2水曜は」とラジオで喋ったこともあり今週は第2週なのだと思い込んでしまっていたのだ。木曜第3週に入っていたスケジュールを反故にしていることを指摘され、巧妙なトリックの手品に騙されたような気持ちでカレンダーを見ると確かに1日の文字が木曜に輝いていた。今週の水曜は確かに第2週だけれど、僕はまんまと自分に騙されていたのである。
     

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  • 「夏が来る」

    2017-06-14 07:00  
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     浜ではもう海の家の建設が始まっていた。ハマユリを揺らす風の中にも夏の湿気が混じり始めている。
     

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  • 「最初の友達」

    2017-06-12 07:00  
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     衣食住が満たされて人は初めて自由になる。衣食住が満たされて人は初めて娯楽を求める。震災直後に仕事を失った時にも嫌というほど思い知らされた。
     

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  • 「30年後の6月9日」

    2017-06-09 07:00  
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     セックスピストルズに興奮した時、シド・ヴィシャスはもういなかった。
     「人間失格」に共感した時、太宰治はもういなかった。
     

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