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「機械に心があったなら」
2019-10-30 07:00110pt先日、娘が仰向けに寝転んでふざけていて、ぼくの顔を蹴ってしまったことがあった。思わず「痛っ」と顔を押さえたぼくを見て、娘が嗚咽し始めた。罪悪感だった。すぐに「大丈夫だよ、ワザとじゃないんだから気にしなくていいんだよ」と抱き締めながら、彼女の中に育っている「良心」を強く感じた。そして、心はどこにあって、どのように育っているのだろうと考えた。でも、口を開けさせて歯の生え具合を確かめることができないのが心だ。
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「特別でも何でもない休日」
2019-10-28 07:00110pt -
「ちいさな咳」
2019-10-25 07:00110pt隣りで娘が熱を出して眠っている。正確には眠ろうとしている。40度近くあるので眠りが浅く、すぐに目を醒ましてしまうのだ。妻も添い寝しているが、仕事部屋に行こうとしら「パパ行かないで」と泣かれてしまったので、ワープロを抱えて寝室に戻ってきたのだ。
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「『ねないこだれだ』という絵本で子供を寝かしつけてしまうことの危うさ」
2019-10-23 07:00110ptせなけいこさんの『ねないこだれだ』という絵本がある。読んだことはなかったが、ロングセラーなだけあってタイトルだけはどこかで目にしていたのだろう。先日、娘がなかなか寝なかったときにちょっと怖い声で「ねないこだれだ?」と言ったら、見たこともないくらい震え上がり、しまいにはお泣きしながら布団に入って眠りについた。
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「ささくれはつめのなかま」
2019-10-21 07:00110ptささくれは親不幸のしるしなんて大人の非科学的な決めつけに腹を立てた子供の頃のことを久し振りに思い出したのは、最近娘がよく「ささくれた」と指を見せに来るからだ。原因を調べたら水分や油分不足による乾燥、栄養不足なんかでも起きるそうだ。決して心のささくれが指に現れているわけではない。
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「人それぞれに違う生き方があるように通学バッグにもランドセル以外の選択肢があっていいはずだ。」
2019-10-18 07:00110pt近い将来訪れるであろう子育てにおける妻や祖父母との価値観の衝突に大いなる不安を感じている事柄がひとつある。
ランドセル、だ。 昭和育ちのぼく自身ですら重いからという理由で小学校3年くらいからは手提げ鞄で登下校していたのに、平成を経て、令和となった今も多くの子供たちが動物の皮を使った重いランドセルで登下校しているのを見ると首を傾げてしまう。もっと軽くて機能的で環境にも財布にも優しい鞄が市場には幾らでも溢れているからだ。 どうして学校の規則でもないランドセルで多くの子供が登下校しているか調べたら、
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「秋めく」
2019-10-16 07:00110pt -
「海から遠く離れて」
2019-10-14 07:00110pt10月11日午後、仕事の手を休め、海沿いの国道から見た波のサイズは昨日よりも上がっていた。彼方から近づいて来る姿なき猛威の化身が何かを警告しているように感じられた。東北の沿岸を襲った津波の映像が頭を過った。
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「台風前夜」
2019-10-11 07:00110pt10月10日木曜。仕事帰りに逗子にある行きつけのワインショップへ注文していたワインを取りにいく。南イタリアの小さなワイナリーで作られた2011年の赤のフルボディだ。
「熟成が始まって、より深い味わいになっていますよ」と店の方が教えてくれた。その言葉に自分たち夫婦のことを重ねた。8年目の結婚記念日に妻と飲むつもりだった。
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「社会への感謝」
2019-10-09 07:00110pt
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