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記事 14件
  • 「大雪から遠く離れて」

    2018-01-31 07:00  
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     東京が大雪に見舞われ始めていた頃、僕は新幹線で大阪へと向かっていた。一週間の旅だ。仕事とはいえ、旅は鎖を解き放つような高揚をくれる。遠ざかる日常。近づいてくる自由。海辺での今の人生に不自由さなんて微塵も感じていなくても。
     

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  • 「自立支援」

    2018-01-29 07:00  
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     ボランティアというのは基本的に「自立支援」であるべきなのだろう。困っているからと一から十まで手を貸していると相手を依存性にしてしまう。最初は手を貸しながら、徐々に手を放し、最後はひとりで歩けるように促していく。それこそが本当のボランティアであるべきなのだろう。
     

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  • 「菩提樹の下で」

    2018-01-26 07:00  
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     釈迦がその下で悟りを開いたとされる樹木のことを突然想起していた。クリスマスの明け方のことだった。行ったこともなければ見たこともない。言葉でしか知らないその樹木のことを突然思い出したのは予感めいた何かだったんだろうか。
     

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  • 「砂に遊ぶ」

    2018-01-24 07:00  
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     近所にある海沿いのよろず屋で子供用のシャベルとバケツを買った。晴れた日の午前中は浜での砂遊びが娘の日課になりつつあった。手で砂を掴んだり、山を作ったり崩したりしているのを見ていて、ふと人間が道具を使うことで脳を発達させ、様々な創意工夫を為し遂げて来たことを思い出したのだ。
     

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  • 「母乳健康法」

    2018-01-22 07:00  
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     夜間断乳なるものに取り組み始めた。最初聞いたとき「夜間断水」みたいだと思ったけど、まあ意味合いとしては似たようなものだ。
     

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  • 「今、棚田をやる理由」

    2018-01-19 07:00  
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     先日のミーティング以来「なぜ今、棚田の耕作に関わるのか」という自問自答を続けている。
     

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  • 「みんな、きがついた。やっと、きがついた。」

    2018-01-17 07:00  
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     1997年に書いた連続ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』のキャッチコピーだ。
     

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  • 「街が嫌いな理由」

    2018-01-15 07:00  
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     ふいに子供の頃の気持ちが込み上げて来ることが近頃少なくない。毎日子供を見ているせいだろうか。久し振りに両親と会い、子供という立場に身を置いたからだろうか。全くの別人格でありながら、同じ遺伝子を持つ子供は鏡に映した自分自身でもあるのだろうか。
     

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  • 「やくそく」

    2018-01-12 07:00  
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     クリスマス前からの娘との約束をようやく果たすことができる。毎朝、朝食を終えた娘が一目散に玄関に行き、背伸びして鍵を開けようとしている背中を見るたびに「ごめんね、これから仕事だから」と申し訳ない気持ちになっていたのも今日で終わりだ。 
     

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  • 「身軽であること」

    2018-01-10 07:00  
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     東京の街をひとり彷徨っている時、マンションやアパートを見上げ「ここにひとりで暮らしていたら」と物思いに耽ることが少なくない。そのとき思うのは、仕事以外の人間関係を断ち切った、孤独な暮らしだ。
     

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