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記事 241件
  • 「子供とこども」

    2019-09-09 07:00  
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     ぼくのような人間がなんとか投げ出すことなく子育てに取り組めているもっとも大きな理由は、やはり「こども」という生き物が観察及び取材対象としてこの上なく興味深いと感じているからだと思う。ましてやぼく自身の細胞が受け継がれた生命だ。そういう意味では自分の内面への興味が尽きないのと似ているのかもしれない。
     

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  • 「8月35日」

    2019-09-04 07:00  
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     夏はまだ続いている。朝夕の潮風には秋の成分が日に日に濃度を増しているし、土用波だし、夕陽に赤く染まるトンボの姿は秋そのものだけれど、ぼくらはまだビーサンにハーフパンツで浜辺を歩いている。
     

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  • 「ワークライフケアバランス」

    2019-09-02 07:00  
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     子供が生まれたときは以前にも増して働かなければと考えていた。必然的に生活費が増えるからだ。でも、現実はそうはいかなかった。
     

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  • 「せんせい、あのね」

    2019-08-30 07:00  
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     先生からの連絡帳に聞いたことのない娘の言葉を見つけた。「せんせい、あのね」 毎日いろいろ話し掛けてくれるんです。おしゃべりがたのしいです。という先生の報告だった。一生懸命、先生に話し掛けている娘のうれしそうな顔が浮かんだ。
     

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  • 「だっこ」

    2019-08-28 07:00  
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     親が子を抱くという行為は、子が親に「だっこして」とせがんだときにだけするものだと思っていた。なんの疑いもなく、当然に。
     

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  • 「ノリでいいんじゃない?」

    2019-07-22 07:00  
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     娘がコミュニケーションの難しさで悩んでいることを知ったのは「保育園に行きたくない」という彼女の意志を尊重し、仕事を半休して、地元の子育て支援施設で遊ばせていたときのことだ。 

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  • 「ぼくらはなぜ泳ぐのか」

    2019-07-19 07:00  
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     意識だけがあった。
     朧気な意識だけがあって、それ以外は何もなかった。光も、音も、香りも、触れるものも何ひとつ。何もないのに、何かがあった。感じられるようなものはひとつもないのに、包み込むような何かを感じていた。それが「ぬくもり」だった。やがてその「ぬくもり」を感じている意識こそが「わたし」であると気づいた。
     

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  • 「2歳児の繰り返す日常」

    2019-07-15 07:00  
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    「帰ったら何する?」
     保育園の帰りに娘に聞いた。すると、こんな答えが返ってきた。
    「『おかあさんといっしょ』みて、ごはん食べて、おふろ入って、絵本読んで寝て、また起きてごはん食べて…」
     淡々と答える娘は「何を分かり切ったことを聞いているの?」という冷めた目をしていた(ように僕の目には映った)。
     

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  • 「こころ」

    2019-07-01 07:00  
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     保育園に迎えに行ったときのことだ。いつも張り切っているお遊戯をやっていたので気づかれないようにこっそり娘の姿を観察すると元気がなかった。
    「具合でも悪いのかな」と音楽が止んだところで名前を呼ぶと、今にも泣き出しそうな顔で駆けよって、力いっぱい抱きつかれた。そしてこう言った。 

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  • 「髪結いの父」

    2019-06-28 07:00  
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     自分で言うのも何だけど、娘の髪を結うのがそれなりに上達した。 

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