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「手編みの靴下」
2024-12-20 07:00会員無料毎年、冬になると母が手編みの靴下を編んでくれる。最初は娘にだけだったが、「私も欲しいです」と妻が言い、「ならついでに」とぼくの分も編んでくれるようになった。冬の朝、布団を出るときは必ずこれを履く。家で仕事をしているときもソックスではなくこれを履いている。手足が冷たくなる冬もこれを履いているだけで暖かい。
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「真名瀬の残照」
2024-12-13 07:00会員無料夕暮れの134号線を葉山に向かっていた。後部座席の娘は窓の外を見つめて黄昏れている。これから大好きなバレエレッスンなのに元気がない。また学校で何かあったのだろうか。心配になって話し掛ける。
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「一日一漸」
2024-12-11 07:00会員無料毎日何かひとつ締め切りがある(それはとても感謝すべきくことだし、うれしいことだ)。本当は二つも三つもあるのだけれど、一日にひとつしかできない。若い頃は頭を切り替えて二つも三つもこなしていたような気もするのだけれど、ひとつの原稿に対する責任感や到達度が上がったからか、もしくはぼく自身のパフォーマンスが落ちたかで当時のようには行かない。
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「Your My Only Shinin' Star」
2024-12-09 07:00 -
「海はラブリーかい?」
2024-12-02 07:00 -
「肉体と文体」
2024-11-25 07:00110pt自分の肉体が好きになれなかった。
ボクサーみたいな肉体に憧れていた。無駄のない、削ぎ落とされた肉体。30代のある時期ボクシングジムに通ったこともあった。自分には無理だった。そこまで自分を追い込むことができなかった。
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「昨日まで夏だったのに、今日はもう冬だ」
2024-11-22 07:00110pt -
「地球が温暖化するとサンタクロースが来られなくなる」
2024-11-18 07:00110pt -
「ライフワーク」
2024-11-15 07:00110pt -
「あの頃に戻りたいなんて思っているわけでもないのに」
2024-11-06 07:00110pt
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