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「初めて連れてきてもらった場所」
2023-03-31 07:00110pt卒園式の翌日。海のある日常から一番遠いところへ出掛けた。まだ雪が残る八ヶ岳。逗子駅から電車を乗り継くこと4時間。辿り着いたのは海の向こうに見える富士山の反対側だった。いつも右側に見えている宝永火口のクレーターが左側に見えていた。
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「都会の憂鬱、田舎の憂鬱」
2023-03-29 07:00110pt都会の憂鬱なんて言葉がある。言葉にするとボードレールやランボーのような文学的格調もあるけれど、実際にはまるで良いものじゃない。生の空虚さなんて煙草と同じで健康に支障をきたすだけだ。かくいうぼくも都会暮らしの頃はいつも鬱々としていた。様々な化学物質の粒子で霞がかった空のような、奥歯の小さな痛みが消えないときのような心持ちでいることがほとんどだった。事実都会暮らしには郊外や田舎暮らしと比べて鬱病の発症リスクが20%高いというデータもあるそうだ。
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「こどもにあそんでもらったら」
2023-03-27 07:00110pt娘と同じ年の姪っ子と数時間過ごすことになった。どうしようかなと思案して「小原さんに折り紙を教えて貰ってもいいですか?」とお願いしてみた。子どもというのは大人に敬語で頭を下げられると驚くものらしい。
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「独裁が生まれる原因はどこにあるのか」
2023-03-24 07:00110pt134号線沿いでも選挙ポスターを貼る為の掲示板を見掛けるようになった。投票率はどのくらいなんだろう。焦臭い世界情勢や物価高騰などSNSのタイムラインでは日々政治に対するたくさんの意見が溢れているのに、選挙が始まると投票率は思ったほどでもないというのがここ数十年の現実でもある。
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「役落とし」
2023-03-22 07:00110pt -
「海が好きな理由」
2023-03-20 07:00110pt小学生の頃、毎年8月31日にだけ母が海水浴に釣れて行ってくれた。海の家も店じまいした浜辺には閉店間際のスーパーで半額になったお惣菜のような賞味期限ぎりぎりの夏があった。お金がなくても楽しめる場所だった。海が好きなのは、殺伐とした世界の中でそこが数少ないすべての人に平等な場所だからだ。
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「なかま」
2023-03-17 07:00110pt娘と車でかもめ児童合唱団を歌を聴いていたときのことだ。「忘れよう昔のことは 思い出したくない つらいけれど もうこれ以上 僕は泣きたくないんだ」(「幸せにさよなら」かもめ児童合唱団)
子どもたちが歌う「忘れよう昔のことは」という歌詞がバックミラーに映る娘の横顔と重なり、思わず質問していた。「ねえ、6歳の君にとって、昔っていつのこと?」
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「さよならぼくたちのようちえん」
2023-03-15 07:00110pt -
「放課後の居場所」
2023-03-13 07:00110pt児童福祉審議会の定例会議に出席した。有識者の方々や児童福祉に携わられている方々とともに子どもの親になったことで当事者のひとりとして見えてきた地元自治体の児童福祉行政に対する疑問について質問したり、問題と思う点を指摘するのがぼくの役目だ。
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「月こわい」
2023-03-10 07:00110pt
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